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【佐渡】コバイケイソウ(有毒植物)による食中毒が発生しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0741219 更新日:2025年4月17日更新

概要

 令和7年4月17日午前9時10分、佐渡保健所管内の医療機関から佐渡保健所に、有毒植物による食中毒と思われる症状を呈した患者1人を診察した旨の連絡があった。
 当所が調査した結果、4月15日に佐渡市住民が佐渡市内の山中で「オオバギボウシ(ウルイ)」と思って採取した野草を、4月16日の午後5時ころに自宅でおひたしにして1人で食べたところ、およそ5分後から、おう吐、下痢、口周りのしびれ、血圧降下等の症状を呈し、同日午後7時ころ当所管内の医療機関を受診したことが判明した。
 当所が、野草の調理済み残品を専門家に鑑別依頼したところ、有毒植物の「コバイケイソウ」であることが判明したこと、患者の症状がコバイケイソウによる中毒の症状と一致すること及び医師から食中毒の届出があったことから、コバイケイソウによる食中毒と断定した。
 なお、患者は快方に向かっている。

患者情報

摂食数 1人
患者数 1人(女性1人 70歳代1人)
治療を受けた者 1人
入院した者 1人
症状 おう吐、下痢、口周りのしびれ、血圧降下等
原因食事 コバイケイソウのおひたし
病因物質 植物性自然毒(コバイケイソウ)

コバイケイソウについて

・新芽の時の形態が山菜のオオバギボウシ(地方名ウルイ)やギョウジャニンニク(地方名アイヌネギ)と似ており、極めて中毒事故が多い。
・毒性成分はプロトベラトリン等アルカロイドで、茹でる、炒める、天ぷら等加熱をしても毒成分は分解されず中毒を起こす。

調理済み残品(コバイケイソウ)

  調理済み残品(コバイケイソウ)

野草よる食中毒に注意しましょう

・種類の判定ができない植物は、「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」
・確実に鑑定できる専門知識のある方に鑑別してもらいましょう。
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