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タラノキに発生した立枯疫病に対するアゾキシストロビン・メタラキシルM粒剤による防除

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0717413 更新日:2025年1月17日更新

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たらのめは、タラノキの養成木を栽培し、11月末に収穫したのち、10cmほどの駒木にカットしてハウスや作業小屋で栽培し、出てきた新芽である「たらのめ」を収穫したものです。

近年、県内の産地では立枯症状が発生し、その対策が急務となっていました。

 


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立枯症状の特徴としては、初期症状として下葉が黄化し、その後、生育期に枯上がり、更に重症なものは切り株部位から新葉が出てこなくなります。

その際には根は褐変し、組織が崩壊してしまいます。

 


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立枯症状株の根を調べた結果、本症状の原因が立枯疫病であることが明らかとなりました。

本病は、他県のタラノキ産地でも問題となっている病気で、土壌や雨水を介して伝染するため、防除が難しい病害です。

 


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上のグラフはタラノキ栽培ほ場における栽培年数と本病の発生状況を示しています。

このように、栽培1年目にはほぼ発生はみられず、栽培年数とともに発病株率が高くなっています。

 


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上のグラフはアゾキシストロビン・メタラキシルM粒剤の土壌表層散布によるタラノキ立枯病に対する防除効果を示しています。

縦軸の防除価は防除効果を示す指数であり、数値が高いほど防除効果が高いことを意味します。

このように本剤を用いることで立枯疫病を効果的に防除することができます。また、防除回数は1回よりも2回の方が効果が高いことが明らかとなりました。

 


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