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【地域の普及活動】魚沼農業普及指導センターの取組を紹介します
魚沼農業普及指導センターの取組を紹介します
経営体の抱える課題解決を支援します。
雪どけが遅い今年の魚沼では、5月下旬に田植えのピークを迎えました。
この日は、ドローンでの薬剤散布実証を依頼した農業法人のほ場に伺いました。
ドローンの薬剤散布量設定をしています。
広範囲の作業でドローンによる省力化が期待されます。
ドローンなどの省力化先端技術を始め、品質・収量の向上や、コスト削減などの技術は生産の基本ですが、特に大規模経営では生産計画の作成や日々の作業記録、販売や財務などの管理能力も必要となってきます。
これらの様々な経営相談に対して、改善につながる支援や情報提供などを行い、各経営体の期待に沿える普及活動の展開を目指しています。
2025年6月
山本 和広
水稲の春作業に向け、情報発信に取り組んでいます。
3月下旬を迎えましたが、魚沼地域はまだ一面の銀世界で、特に山沿いではここ10年で最も多い積雪となっています。
3月24日の水稲気象感応ほの積雪深 150cm
その中で、水稲の育苗ハウスの除雪や、種子の温湯消毒など、水稲栽培の開始に向けた準備は急ピッチで進められています。
育苗センターでは、は種に向け準備が進んでいます
普及センターでは、積雪の状況などを確認し、春作業に向けた情報発信に努めており、今後も引き続き、魚沼米の高品質・安定生産向け、地域一体となった取組を進めていきます。
2025年4月
石井 勝博
ふきのとうの高温干ばつ対策資材の効果を実証しています
魚沼市は、出荷量全国一のふきのとう産地です。
令和5年は、高温干ばつの影響で出荷量が減少しました。近年、夏の異常高温等に対応した安定生産技術の確立が求められています。
普及センターでは、今年、寒冷紗(かんれいしゃ)を用いた遮光による「高温干ばつ対策資材の効果の実証」を行いました。
実証ほに設置されている環境モニタリングシステム
実証ほの収穫物調査を行う様子
ブランド維持・発展に向けて、引き続き支援をしていきます。
2025年1月
伊藤 風智
▼寒冷紗(かんれいしゃ)について
化学繊維の束を布状に織ったもの。通気性があり、作物に直接かけて利用できる。
保温、 防霜、遮光、遮熱、地温上昇、害虫の飛来予防などの効果を持つ。(農林水産省ホームページより一部抜粋)
「魚沼コシヒカリ」のブランド維持・発展に向けて
4月より魚沼普及指導センターに配属となりました、新採用職員の仲田慎之介です。担当は作物です。
日々、先輩普及指導員と一緒に現地を周り、調査の手法や、魚沼地域の農業について学んでいます。
坪刈の様子
魚沼地域は、全国有数のブランド米「魚沼コシヒカリ」の産地となっています。
ブランドの維持・発展に向けて、一日でも早く、地域に貢献できる普及指導員になれるよう、先輩方から学んでいきます。
2024年10月
仲田 慎之介
▼普及指導員とは
農業者の皆さんに直接接して、農業技術の指導を行ったり、経営の相談に応じたり、農業に関する情報を提供したりすることを専門としている県の職員です。