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【地域の普及活動】十日町農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494118 更新日:2024年4月15日更新

十日町農業普及指導センターの取り組みを紹介します

雪解け後萌芽が始まる、十日町市・津南町産「アスパラガス」の生産振興に取り組む活動を紹介します!

 十日町地域では、春どりを中心とした「アスパラガス」が、苗場山麓(なえばさんろく)開発畑など河岸段丘に広がる台地等で35ヘクタール余り栽培され、県内有数の産地となっています。

 普及センターでは、関係機関・団体と連携し、栽培技術向上研修会や毎年秋に株養成実態調査を行うなど、高位安定生産に向けた普及活動を行っています。

 令和5年度は、新しく栽培を始めた若手生産者等に、株を健全に育てる技術や病害虫対策などを習得してもらうため、現地研修会を2回実施しました。

 

現地研修会(6月)
現地研修会(6月)

 

株養成実態調査(10月)
株養成実態調査(10月)

 

 現地で掘り取った地下茎を使いながらアスパラガスの生態を説明すると、生産者は興味深そうに養分を蓄えた根の状態を指で触って確認したり、質問するなど熱心に受講されていました。その結果、参加された生産者の方々は、秋の刈取りまで良好なほ場管理を実施されました。

 5月には本格的に出荷を迎えるみずみずしい「アスパラガス」を、たくさんの人に味わっていただきたいです。

2024年4月
中村 敏子

 

飼料用とうもろこしの収穫終わり一安心

 酪農経営においては、飼料価格が高騰しており、自給飼料生産がますます重要になっています。

 津南(つなん)地域では、長年飼料用とうもろこしを栽培しており、今年も5戸の酪農家が共同で20haの栽培に取り組みました。今年は、播種時から高温が続き生育が心配されましたが、昨年並みの収量が確保できました。酪農家からは、「長年苦労して作付けしてきて本当に良かった。」という声を聞きました。

 

とうもろこし収穫の様子
​とうもろこし収穫の様子

 

 普及指導センターでは、特に収穫における作業体系の見直しによるサイレージ品質向上対策を指導しました。今後も、栽培技術の向上や効率的な機械作業体系の確立に向けて支援していきます。

 

サイレージ調製の様子
サイレージ調製の様子

2024年1月
平尾 賢一

▼サイレージとは
 牧草や飼料作物を密封し発酵させることで貯蔵性を高めた飼料のこと。​

 

令和5年度の園芸参入塾「小ギク塾」

 十日町地域は小ギク栽培が盛んな地域です。そして、近年、徐々に新しく栽培を始める農業者が増えています。

 そこで、十日町農業普及指導センターでは、園芸参入塾の一つとして小ギク塾を開催し、栽培経験の浅い農業者がベテラン農業者から指導を受けられる体制を整えています。

 今年度は4月に「育苗・ほ場準備」、6月に「塾長・塾生のほ場巡回」、7月に「出荷規格の目合わせ」の3回開催しました。塾生が熱心に塾長へ質問する活気のある塾になっています。

 

第1回 塾長の育苗ハウスの見学
​第1回 塾長の育苗ハウスの見学

 

第2回 ほ場巡回
​第2回 ほ場巡回

 

第3回 出荷規格の目合わせ
​第3回 出荷規格の目合わせ

 

 次回は10月に「来年度の育苗に向けた親株管理」の開催を予定しています。

 塾生のスキルアップに向けて、引き続き支援を行っていきます。

2023年10月
荒井 祐紀

 

ベテラン農業者のノウハウを次世代へ

 農業者の高齢化や異常気象による水稲品質低下等が問題となる中、産地のブランド維持・強化に向け、新規就農者の早期技術習得が必要です。

 このため、当センターでは、毎年、新規就農者等を対象に農業塾を開講しています。

 今年度の受講生は17名で、その内訳は、新規就農者や法人就業者、兼業農家、地域おこし協力隊など様々です。

 6月7日に開催した講座では、当センターからイネの生理・生態や中干しの開始めやすなどの基本技術を、塾長からはベテラン農業者視点で作業目的・方法について説明しました。また、生育状況に応じて栽培管理ができるように、塾生のほ場で生育調査の演習も行いました。

 

塾長から、健康で丈夫な苗づくりの指導
塾長から、健康で丈夫な苗づくりの指導

 

中干し開始適期について、座学
中干し開始適期について、座学

 

 塾生の皆さんが早く技術習得できるよう、塾長と連携し、より分かりやすい塾の運営に努めています。

2023年7月
細金 俊明

 

 

 

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