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【地域の普及活動】十日町農業普及指導センターの取り組みを紹介します
十日町農業普及指導センターの取り組みを紹介します
川手地区の集落機能及び農業の維持に向けて魅力発信!
十日町農業普及指導センターでは、集落機能及び農業の維持に向け、十日町市川手(かわて)地区が策定した将来プランの実践活動を支援しています。
川手地域づくり協議会が主体となり、(1)地区の魅力発信、(2)美人林直売所の活性化、(3)川手産米の収量・品質・食味向上などに取り組んでおり、担当普及員として稲作指導の他、先進地視察や今後の体制づくりに向けた話合いのフォローなどをしてきました。
川手地区作柄検討会の様子
今年の2月には、地区の魅力発信の一環として川手地区を紹介するHPが公開されましたので、是非、チェックしてみてください。
川手地区公式HP
(https://matsunoyama-kawate.com/<外部リンク>)
2025年3月
永井 翔大
農業女性リーダーの育成に向けて
普及指導センターは、女性農業者の活動を支援しています。その一環として、11月12日には農業女性リーダーの育成に向けた「女性農業者視察研修会」を開催し、小千谷地域の食育活動で活躍する女性を視察しました。また同日、スマート農業機器の体験研修も行いました。
女性農業者視察研修会でのドローン体験研修の様子
参加者は、普段は触れることの少ないドローンの操作を実際に体験し、楽しみながらスマート農業機器の理解を深めていました。
2024年12月
椛澤 桃子
ユリ切り花産地の維持に向けて
今年度採用された花き担当の斎藤 季実果です。
十日町地域では、ユリ切り花の生産が盛んに行われており、津南町(つなんまち)では「雪美人(ゆきびじん)」、十日町市では「雪華美(ゆきはなび)」というブランドで出荷され、市場から高い評価を得ています。
高品質なユリ切り花の生産を続けていくため、現在、農業者の協力を得ながら、生産コストを抑えるための新技術の導入実証を行っています。
生育調査の様子
先輩や農業者の方々から日々学び、一日でも早く地域の農業の発展に貢献できる普及指導員になれるよう、精進していきます。
2024年9月
斎藤 季実果
▼普及指導員とは
農業者の皆さんに直接接して、農業技術の指導を行ったり、経営の相談に応じたり、農業に関する情報を提供したりすることを専門としている県の職員です。
十日町市松之山川手地区で花ハス栽培が始まりました
新潟県では、令和2年度からビレッジプラン2030に取り組んでいます。これは、中山間地域において複数集落からなる地区を対象に、人口の取り戻し活動を視野に入れながら、集落機能及び営農体制の維持に向け、将来プランの策定とその実践を支援する活動です。
当普及センターでは、この活動を管内5地区で取り組み、川手地区は取組5年目になります。活動3年目には活動母体となる川手地域づくり協議会も設立されました。その川手地区では、将来プランの実践に向け、新たに花ハスの栽培が始まりました。去る5月17日には、川手地区住民と関係者で花ハス用の種レンコンの掘り取りを行った後、休耕田5か所に種レンコンを植えました。
種レンコンの掘り取りをする様子
植え付け作業をする様子
来年の7月から8月には花ハスを収穫し、市場や地区の直売所での出荷・販売を予定しています。
普及センターでは、引き続き、関係機関とともに、魅力あふれる中山間地域を次の世代へとつないでいく取組の支援を行っていきます。
2024年6月
中村 正安