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【地域の普及活動】十日町農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494118 更新日:2023年7月14日更新

十日町農業普及指導センターの取り組みを紹介します

ベテラン農業者のノウハウを次世代へ

 農業者の高齢化や異常気象による水稲品質低下等が問題となる中、産地のブランド維持・強化に向け、新規就農者の早期技術習得が必要です。

 このため、当センターでは、毎年、新規就農者等を対象に農業塾を開講しています。

 今年度の受講生は17名で、その内訳は、新規就農者や法人就業者、兼業農家、地域おこし協力隊など様々です。

 6月7日に開催した講座では、当センターからイネの生理・生態や中干しの開始めやすなどの基本技術を、塾長からはベテラン農業者視点で作業目的・方法について説明しました。また、生育状況に応じて栽培管理ができるように、塾生のほ場で生育調査の演習も行いました。

 

塾長から、健康で丈夫な苗づくりの指導
塾長から、健康で丈夫な苗づくりの指導

 

中干し開始適期について、座学
中干し開始適期について、座学

 

 塾生の皆さんが早く技術習得できるよう、塾長と連携し、より分かりやすい塾の運営に努めています。

2023年7月
細金 俊明

 

ねぎ塾が始まりました!

 十日町地域では、県の園芸基本戦略に基づき、令和元年からねぎの1億円産地育成を目指し、関係機関が一体となって取り組んでいます。

 十日町農業普及指導センターでは、新規生産者や栽培経験が浅い栽培者の技術向上を目的に、令和元年からねぎ塾を開講しています。今年は3月15日に第1回を開催し、育苗管理について学びました。

土詰め・は種の実践作業の様子の写真
土詰め・は種の実践作業の様子

塾長・塾生紹介の様子の写真
塾長・塾生紹介の様子

 熱量の高い塾長2名の指導のもと実践的なコツを学べるため、毎回、ねぎ塾の参加者は30名以上になる大盛況です。
 この勢いに乗って、令和元年は生産者13名、栽培面積3.9haから、令和4年には生産者41名、栽培面積8.6haまで拡大しました。

 引き続き、ねぎ産地の取り組みを支援していきます。

2023年4月
田村 道代

 

「津南の雪下にんじん」生育は順調です

 津南町は、初冬から春にかけて3カ月以上深い雪の下で栽培されるにんじんを「津南の雪下にんじん」としてGI(ジーアイ:地理的表示)による特定農産物に登録し、特産品に位置付けています。雪下にんじんは、雪の下で冬を越し、3月下旬から畑の除雪を行いながら収穫します。雪の下で過ごしたにんじんは甘く、特有の臭みが抜け、子供達にも人気です。

 十日町農業普及指導センターでは、11月15日と12月9日の2回、津南雪下にんじん協議会の皆さんと一緒に、雪下になる前のにんじんを掘り取り、サイズや品質を調査しました。その結果、生育は順調でした。
 この調査結果により、収穫時のサイズや出荷量が予測できるため、津南雪下にんじん協議会は、このデータを販売計画の作成に役立てます。

生育調査のために掘り取りの様子
生育調査のために掘り取り

生育調査の様子の写真
生育調査の様子

 十日町農業普及指導センターでは、今後も津南雪下にんじん協議会の皆さんと一緒に産地の課題解決を進めていきます。

※地理的表示(GI:Geographical Indication)とは、農林水産物・食品等の名称で、その名称から当該産品の産地を特定でき、産品の品質等の確立した特性が当該産地と結びつているということを特定できる名称の表示を言います。

2023年1月
金子 由加莉

 

やっぱり「中干し」は重要ですね

 適期中干しの重要性を広く知ってもらうため、展示ほを設置しました。
 中干しとは、稲の生育が大きくなりすぎないように、田植え後30日頃に田んぼの水を抜いて土を乾かす作業のことで、実施する時期がとても重要です。

 展示ほでは、中干しの開始時期を適期及び遅れて実施した2枚の田んぼを設置し、稲の生育を比べました。

適期中干しを始めた区(6月27日)の写真
適期中干しを始めた区(6月27日)

遅れて中干しを始めた区(7月2日)の写真
遅れて中干しを始めた区(7月2日)

 中干しが遅れた田んぼは稲がバッタリ倒れましたが、適期に実施した田んぼは遅れた田んぼより稲の長さが2年連続で短くなり、稲の倒れ方が少なくなりました。

中干しが遅れた田んぼは稲がバッタリ倒れた様子
中干しが遅れた田んぼ

2022年10月
野本 明

 

 

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