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【地域の普及活動】新発田農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494106 更新日:2023年9月19日更新

新発田農業普及指導センターの取り組みを紹介します

労働力一人当たり30ha時代への試行錯誤

 新発田地域では担い手経営体に毎年10ha農地受託が増加するほど、農地集積が加速度的に進む状況となりました。

 そのような中で「将来的に労働力一人当たり30haを耕作するにはどのようにしたら可能か?」と40代経営者達は新時代の農業について考えています。写真は管内では取組みが少ない「乾田直播」や「ドローンによる直播」の様子です。

 

乾田直は播種作業
乾田直は播種作業の様子

 

ドローンによる直播
ドローンによる直播の様子

 

 普及センターでは、担い手経営体やメーカーの技術確立にあたり各種データ取りや、補助事業導入への支援を行っています。

2023年9月
本間 信弘

 

さくらんぼの着果量調査をしました

 今年度から新発田地域で果樹を担当する橋本です。

 管内の聖籠町及び新発田市は県内一のおうとう(さくらんぼ)産地です。おうとうは寒冷地での栽培が適していますが、あまりに寒いのも苦手というちょっとわがままな果物で、昨今の異常気象には生産者も悩まされています。

 そのため、普及指導センターでは5月中旬に着果量調査を行い、今年は受粉がうまくいったのか、収穫は多いのか少ないのかを確認しました。今年は開花期の天候が比較的安定していたため、まずまずの着果のところが多いようです。

 6月の収穫期に入ると、直売所には「佐藤錦」を中心に様々な品種が並びます。新発田地域にいるうちに、産地以外では見ることのできない品種についても調査研究に努めたいと思っています。

1つずつ果実の数を数えます
1つずつ果実の数を数えます

2023年6月
橋本 麻衣

 

農村文化の伝承活動

 阿賀野市分田(ぶんだ)地域に古くから伝わる「ほうき」に着目して、地域で製造技術を有する なりわいの匠 の技術と製品を継承するために、新発田農業普及指導センターでは、「なりわいの匠 技能伝承研修会~ほうきづくり体験~」を令和5年1月18日に開催しました。

 当日は、平成20年に県からなりわいの匠として認定を受けた阿賀野市の佐藤マスさんを講師に、近隣の消費者や若手女性農業者、農村地域生活アドバイザーなど30人集まり、作り方を学びながら世界に一つだけのマイほうきを作り上げました。

 現在、ほうきづくりの技能は、地域の若手女性農業者にも受け継がれ、実習補助ができるほど、ほうきづくりの技術研鑽を積まれています。また、研修会を共催した北蒲原(きたかんばら)農村地域生活アドバイザー連絡会では、今後、ほうき草の栽培からほうき製造までのプロジェクト活動を行う予定です。

原料のホウキモロコシの写真
原料のホウキモロコシは3メートルにも成長

みごぼうきの写真
手始めに、みごぼうき

座敷帚の写真
目指すは、座敷帚

 今後も新発田農業普及指導センターでは、地域の伝統技術を継承する「なりわいの匠」の掘り起こしや活躍の場づくりへの支援を行っていきます。

2023年3月
伊藤 和美

 

小麦の生育順調

 阿賀野市笹神地区で、10月中旬に令和5年産の小麦(ゆきちから)25haがは種されました。令和4年産より約10ha面積が増え、管内では最も小麦の作付けが多い地区となっています。

 令和4年産は、穂数不足の影響で作柄は不良でした。そこで、新発田農業普及指導センターでは「秋期追肥」を重点的に指導し、小麦生産者の皆さんが10月下旬までにそれを実践したことで、早期から良質な茎が確保され、現在は順調に生育しています。

 県産小麦は実需者、消費者からも注目されています。今後も越冬後の管理等、生産者に技術情報を提供するなど、実需者、消費者の期待に応えられる小麦の生産を支援します。

順調に生育する「ゆきちから」の写真
順調に生育する「ゆきちから」

2022年12月
小池 利幸

 

 

 

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