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【地域の普及活動】新発田農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494106 更新日:2024年3月12日更新

新発田農業普及指導センターの取り組みを紹介します

農業法人の発展をめざして

 新発田地域の農業法人は、20年前の平成16年(2004年)には34法人でしたが、令和5年3月末現在で147法人にまで増加しました。

 経営規模が100haを超える法人が現れている一方、設立以来の構成員の世代交代や、人材の確保・育成に課題を抱える法人も少なくありません。

 今年度、農業法人経営発展研修会を開催し、先進事例の発表や、共通の課題に関する意見交換を行いました。

 

県内の農業法人の動向について講義の様子
​県内の農業法人の動向について講義の様子

 

悩みや解決策をお互いに共有します
​悩みや解決策をお互いに共有します

 

 普及センターでは、当日交わされた意見や参加いただいた方のアンケートを参考に、地域農業の重要な担い手である農業法人の経営発展を支援していきます。

2024年3月
田村 あやめ

 

▼農業法人について
「農業法人」とは、稲作のような土地利用型農業をはじめ、施設園芸、畜産など、農業を営む法人の総称です。組織形態としては、会社法に基づく株式会社や合名会社、農業協同組合法に基づく農事組合法人に大別されます。(農林水産省ホームページより一部抜粋)

 

黒毛和牛枝肉の品質向上と早期肥育で目指せ和牛のオリンピック!

 新発田地域は「村上牛」と「新発田牛」の二つの地域銘柄を擁する、県内でも黒毛和牛の枝肉生産が盛んな地域です。

 

画像_牛の体測
牛の体測

 

 新発田農業普及指導センターでは、枝肉の重量と品質の向上による銘柄牛のブランド力の維持・向上の取り組みと、通常より短期間で肥育する「早期肥育技術」による生産性向上を推進しています。

 今年度は枝肉品質向上のために、管内で生産される枝肉の状況を調査するとともに、黒毛和種枝肉品質向上研修会を開催しました。

 

枝肉の調査の様子
​枝肉の調査の様子

 

黒毛和牛品質向上研修会の様子
​黒毛和種枝肉品質向上研修会の様子

 

 また、「早期肥育技術」を推進するために、モデル農家を設定していく予定です。

 一方、黒毛和牛の世界では牛の外貌や枝肉の品質を競い合う、黒毛和牛のオリンピックと呼ばれる「全国和牛能力共進会」が5年ごとに開催されており、新発田管内の牛が新潟県代表牛となればブランド力向上の一助となります。次の共進会は令和9年に北海道で開催されます。

 新発田農業普及指導センターでは、この共進会の県代表になるような牛が生産されるよう、今後も管内の黒毛和牛生産者を支援していきます。

2023年12月
遠田 重伸

 

労働力一人当たり30ha時代への試行錯誤

 新発田地域では担い手経営体に毎年10ha農地受託が増加するほど、農地集積が加速度的に進む状況となりました。

 そのような中で「将来的に労働力一人当たり30haを耕作するにはどのようにしたら可能か?」と40代経営者達は新時代の農業について考えています。写真は管内では取組みが少ない「乾田直播」や「ドローンによる直播」の様子です。

 

乾田直は播種作業
乾田直は播種作業の様子

 

ドローンによる直播
ドローンによる直播の様子

 

 普及センターでは、担い手経営体やメーカーの技術確立にあたり各種データ取りや、補助事業導入への支援を行っています。

2023年9月
本間 信弘

 

さくらんぼの着果量調査をしました

 今年度から新発田地域で果樹を担当する橋本です。

 管内の聖籠町及び新発田市は県内一のおうとう(さくらんぼ)産地です。おうとうは寒冷地での栽培が適していますが、あまりに寒いのも苦手というちょっとわがままな果物で、昨今の異常気象には生産者も悩まされています。

 そのため、普及指導センターでは5月中旬に着果量調査を行い、今年は受粉がうまくいったのか、収穫は多いのか少ないのかを確認しました。今年は開花期の天候が比較的安定していたため、まずまずの着果のところが多いようです。

 6月の収穫期に入ると、直売所には「佐藤錦」を中心に様々な品種が並びます。新発田地域にいるうちに、産地以外では見ることのできない品種についても調査研究に努めたいと思っています。

1つずつ果実の数を数えます
1つずつ果実の数を数えます

2023年6月
橋本 麻衣

 

 

 

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