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【地域の普及活動】三条農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494113 更新日:2023年9月19日更新

三条農業普及指導センターの取り組みを紹介します

イネ発酵粗飼料専用品種「つきはやか」の実証と耕畜連携の取り組み

 三条市栄(さかえ)地区の農業法人において、イネ発酵粗飼料を用いた耕畜連携の取り組みが始まりました。

 イネ発酵粗飼料(以下、稲WCS)は、水稲の穂と茎葉を同時に収穫し乳酸発酵させ、家畜に供与する粗飼料(餌)になります。

 

シュレッダーモアによる刈取りの様子
シュレッダーモアによる刈取りの様子

 

乾いた穂と茎葉を梱包・ラッピングし発酵させます
乾いた穂と茎葉を梱包・ラッピングし発酵させます

 

 稲作農家にとっては収穫作業の分散につながり、畜産農家にとっては飼料費のコストが抑えられるなどのメリットがあります。

 三条農業普及指導センターでは、稲WCS専用品種「つきはやか」の直は栽培による現地試験を行い、収量及び作業性について検証しています。

 今後も、地域における耕畜連携の取り組みをすすめていきます。

2023年9月
佐久間 英美

 

これからも求められるキャベツ産地を目指して

 

 三条農業普及指導センターでは令和4年度から、三条園芸振興協議会(※三条市石上・栗林地区を中心とした野菜の生産者団体)と、JAえちご中越なんかん北営農センターと連携し、地域の代表的品目であるキャベツの出荷量予測のため、生育調査を行っています。

 その調査では、品種・定植日ごとに6か所の調査ほ場を設定し、葉に出葉順に番号を記入しながら、葉齢(何枚目の葉が出ているか)や葉の大きさ、結球開始時期等を把握し、生産面積調査の結果を勘案しながら、時期別の生育量と出荷時期などの予測を行います。

 今年度の春キャベツの出荷は5月22日からとなり、調査による出荷開始時期の予測より1日早い出荷開始となりました。

 今後も出荷予測の精度を高めるため、産地と連携した取組を継続します。

①収穫間近のキャベツほ場
収穫間近のキャベツほ場

 

② 葉齢書き込んだキャベツ
葉齢書き込んだキャベツ

2023年6月
波多 栄子

 

ぎんなん園地の低樹高化への取り組み

 弥彦村(やひこむら)ぎんなん部会では、14名がぎんなんを計2.7ha栽培しています。

 ぎんなんは枝を切る「せん定」を行わないと枝が込み、高木化し、品質が低下します。今年は寒さの厳しい2月16日にせん定指導会が開催され、多くの部会員がせん定技術の向上を図りました。
 今回は、(1)高齢となっても安全に栽培が続けられること、(2)管理を行き届かせ品質向上が図れるようにすることを目的とし、樹高は「管理できる高さ」まで切り下げることを最重点にせん定を行いました。

ぎんなんのせん定作業の様子
ぎんなんのせん定作業

2023年3月
大久保 宇啓

 

三条市駒込地区における地域活性化への支援

 今年度より三条市、JAにいがた南蒲(なんかん)とともに駒込(こまごみ)地区において、農業・農村の維持・発展を目的とした将来プラン(ビレッジプラン)づくりを支援しています。

 これまで検討を5回重ね、地区の強み弱みを洗い出し、現在、経済や活動のつながりを可視化する「地元関係図」を検討中です。
 毎回、地元の方を中心に活発な意見交換が行われ、目指す地区の将来像につながる地元関係図のブラッシュアップを図っています。

地元関係図の作成の様子
地元関係図の作成

2022年12月
大久保 宇啓

 

 

 

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