ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

【地域の普及活動】三条農業普及指導センターの取組を紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494113 更新日:2025年7月10日更新

三条農業普及指導センターの取組を紹介します

農業経営を支援します

 4月に転入してきました高橋 一裕と申します。

 専門項目は作物担当(水稲・麦・大豆)なのですが、年齢も結構いっていますので、普及企画や経営体の育成、農村地域生活アドバイザー、農業教育機関との連携など幅広く業務を担当します。

 本業である作物の栽培指導以外にも、農業者の方からの「経営計画を作ってみたい」、「経営を法人化したい」といった経営相談や、最近では農業法人の新規雇用や従業員の育成など様々な相談を受ける機会(写真)も多く、農業経営アドバイザーの資格が役立っています。

 

農業法人と経営相談
​農業法人と経営相談

2025年7月
高橋 一裕

農業法人等の組織的連携を支援しています

 三条農業普及指導センター管内では、中山間地域だけではなく平地の農業法人等においても後継者、担い手不足が大きな課題となっています。また、今後個人農業者の高齢化の進展によるリタイアが増加し、農業法人等の担い手への農地の流動化が急速に進むことが想定さています。

 そこで、普及指導センターでは、法人等の経営体質強化に向けて、燕(つばめ)地区の3組織に法人間連携を働きかけ、資材等の共同購入を契機とした組織の設立を、関係機関・団体と連携して支援した結果、令和6年10月に、新たな連携組織が設立されました。今後は法人間の調整により、機械、施設などの相互補完、一部作業の共同化等により経営の強化が図られ、従業員等の雇用による担い手、後継者の確保が期待されます。

 

画像_法人間連携検討会
​法人間連携検討会の様子

 普及指導センターは、地域農業の維持・発展を図るため、管内の法人等の組織的連携と、担い手の育成を支援していきます。

​2025年2月
柴田 宏志

 

若手農業者の活動を支援しています

 どろんこ塾は、県央地区の若手の生産者や農業に携わる方が集う4Hクラブ(農業青年クラブ)で、現在、12人の会員で構成されています。若手のコミュニティであることを重視しており、若手ならではの柔軟な発想と活力を活かし、にぎやかに活動を行っています。主に、月に1回の定例会のほか、どろんこ塾で管理する畑の作業、農業における課題解決を目指すプロジェクト活動、地域イベントへの参加活動などを行っています。

 

画像_どろんこ塾定例会の様子
​定例会の様子

 

 特に本年はイベント参加を意欲的に行っており、クラブ員の生産する農産物の販売は好評で、主催者や地域から必要な存在として認知されています。

 普及センターでは、若い生産者の交流による技術研鑽のため、今後も会の活動をより活発に行えるよう支援し、地域農業の担い手の育成に取り組んでいきます。


※4Hクラブ(農業青年クラブ)とは
4Hクラブは、農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hand)、科学的に物事をとらえることのできる頭(Head)、誠実で友情にとむ心(Heart)、楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)、これら4つのHを信条として掲げ、20~30代の若い農業者を中心に、プロジェクト活動、仲間づくりや地域交流などに取り組んでいる組織です。

2024年11月
森谷 太樹​

 

水稲直は栽培普及の取組

 稲作経営では、担い手の規模拡大に伴う労力不足や、近年の高温等異常気象による品質低下が課題となっています。

 水稲乾田直は栽培*​の導入は、育苗や田植え作業の労力軽減、作期分散による高温障害等のリスク分散、大豆・麦との輪作体系が組みやすいなどのメリットがあります。

 普及指導センターでは、今年度乾田直は栽培の実証ほを設け、技術の検証をしているところです。これまで2回の現地研修会を開催し、管内の農業法人などに情報提供しており、今後実証成績の検討を行い、技術の普及に努めていきたいと考えています。

 

画像_水稲乾田直は栽培現地研修会の様子(7月23日)
​水稲乾田直は栽培現地研修会の様子(7月23日)

 

*​水稲乾田直播栽培とは
   畑状態の水田に種子を播き、苗立ちした後に水を入れる直は栽培の方法

2024年8月
長谷川 茂太​​

 

 

地域の普及活動へ戻る

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ