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【地域の普及活動】三条農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494113 更新日:2024年3月12日更新

三条農業普及指導センターの取り組みを紹介します

「弥彦むすめ」の栽培が始まっています

 「弥彦(やひこ)むすめ」は、新潟県産えだまめの先陣を切って出荷される、弥彦村(やひこむら)の特産品のえだまめです。今年も2月初めから順次、は種、育苗作業が始まりました。

 

綺麗に芽が出揃いました
​綺麗に芽が出揃いました

 

 最も早く出荷されるハウス栽培では3月上旬に定植が行われ、その後、露地の2重トンネル栽培、1重トンネル栽培に続きます。あまり知られていませんが、トンネル栽培の植付け作業は、トンネル内に人が入り、腹ばいのような状態で後ろに下がりながら手作業で定植する大変な作業です。

 

このトンネル内に人が入って定植します
​このトンネル内に人が入って定植します

 

 「弥彦むすめ」は寒暖の激しい冬から春の気候の中での栽培になることより、普及センターではJA営農指導員とともに、ほ場巡回による生育の確認や、温度や施肥管理等の指導を行っています。

 このように大切に育てられた「弥彦むすめ」は5月初旬から出荷が始まります。ぜひご賞味ください。

 ※トンネル栽培:畦に防寒用のビニールをトンネル状にかけて栽培する方法

2024年2月
赤澤 光

 

果樹産地の取り組みを支援しています

 令和5年度から新採用で果樹担当になりました金子です。

 担当する三条市・加茂市(かもし)は、信濃川中流域の肥沃土壌を利用して美味しい、なしやぶどう、もも等を生産している果樹産地で、果樹栽培の経験豊かなベテランから若手まで生産者がそろっています。

 

実証ほの収穫をしている様子
​実証ほの収穫をしている様子

 

 三条農業普及指導センターでは、加茂市山島(やまじま)地区の果樹若手研究会と連携し、新潟県育成の日本なし新品種「新碧(しんみどり)」について、高品質果実生産に向けた栽培管理の実証を行っています。

 

日本なし「新碧(しんみどり)」
​日本なし「新碧(しんみどり)

 

 今後も果樹産地の取り組み支援を継続していきます。

2023年12月
金子 実可

 

イネ発酵粗飼料専用品種「つきはやか」の実証と耕畜連携の取り組み

 三条市栄(さかえ)地区の農業法人において、イネ発酵粗飼料を用いた耕畜連携の取り組みが始まりました。

 イネ発酵粗飼料(以下、稲WCS)は、水稲の穂と茎葉を同時に収穫し乳酸発酵させ、家畜に供与する粗飼料(餌)になります。

 

シュレッダーモアによる刈取りの様子
シュレッダーモアによる刈取りの様子

 

乾いた穂と茎葉を梱包・ラッピングし発酵させます
乾いた穂と茎葉を梱包・ラッピングし発酵させます

 

 稲作農家にとっては収穫作業の分散につながり、畜産農家にとっては飼料費のコストが抑えられるなどのメリットがあります。

 三条農業普及指導センターでは、稲WCS専用品種「つきはやか」の直は栽培による現地試験を行い、収量及び作業性について検証しています。

 今後も、地域における耕畜連携の取り組みをすすめていきます。

2023年9月
佐久間 英美

 

これからも求められるキャベツ産地を目指して

 三条農業普及指導センターでは令和4年度から、三条園芸振興協議会(※三条市石上・栗林地区を中心とした野菜の生産者団体)と、JAえちご中越なんかん北営農センターと連携し、地域の代表的品目であるキャベツの出荷量予測のため、生育調査を行っています。

 その調査では、品種・定植日ごとに6か所の調査ほ場を設定し、葉に出葉順に番号を記入しながら、葉齢(何枚目の葉が出ているか)や葉の大きさ、結球開始時期等を把握し、生産面積調査の結果を勘案しながら、時期別の生育量と出荷時期などの予測を行います。

 今年度の春キャベツの出荷は5月22日からとなり、調査による出荷開始時期の予測より1日早い出荷開始となりました。

 今後も出荷予測の精度を高めるため、産地と連携した取組を継続します。

①収穫間近のキャベツほ場
収穫間近のキャベツほ場

 

② 葉齢書き込んだキャベツ
葉齢書き込んだキャベツ

2023年6月
波多 栄子

 

 

 

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