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【地域の普及活動】佐渡農業普及指導センターの取り組みを紹介します
佐渡農業普及指導センターの取り組みを紹介します
新穂地区の法人間連携を支援しています
佐渡市新穂地区では、農作業の効率化やコスト低減を図るため、地区内の稲作を中心とした法人による「新穂地区農業法人連携協議会」を設立しました。
法人間の農作業受委託(ドローン防除等)、機械の共同購入、農地の交換等の検討に向け、令和4年度はアンケート調査等の結果をもとに各法人の実態と意向の把握を行いました。
今後は研修会等を通じて法人間の親交を深めつつ、具体的な連携検討の促進を図っていきます。
連携に向けた検討のようす
2023年7月
松澤 清二郎
専門家と連携した経営課題解決支援
佐渡農業普及指導センターでは、意欲のある農業者が各々の創意工夫による農業経営を展開できるよう、社会保険労務士や中小企業診断士など専門家と連携し、経営課題解決の取組を伴走型で支援しています。
専門家に相談した農業法人は、就業規則の見直しや販売力強化などの取組を進めていますが、専門家からのアドバイスにより改善内容が具体化したり、新たな気づきを得られるなど、その支援に大変満足しており、今後も専門家からのサポートを受けたいと考えています。
農業法人と次年度経営計画の検討の様子
2023年4月
三浦 明広
集落の未来のために!全戸参加の「農事組合法人 琴浦」設立
佐渡市小木(おぎ)地区にある琴浦(ことうら)集落は、園芸生産が盛んな地域ですが、近年、高齢化や担い手不足、人口減少が顕在化してきています。そのため、集落の有志の方々により、令和4年から地域農業や集落機能の維持のための話し合いを行ってきました。
佐渡農業普及指導センターでは関係機関とともに、この話し合いに参加し、アンケート調査をはじめ、各種提案等の支援活動を行いました。
これらの活動の結果、このたび琴浦集落の全戸(集落外も含む)を構成員とした法人化が実現し、「農事組合法人 琴浦」が設立されました。
法人設立総会
今後は、法人を核とした話し合いを継続し、法人の経営安定や地域コミュニティ維持へ向け、必要な支援を行っていきたいと考えています。
2023年1月
本間 博樹
佐渡米ステップアップ講座を開催しています
佐渡農業普及指導センターと佐渡市、JA佐渡、JA羽茂が連携して、水稲の初心者向け研修「佐渡米ステップアップ講座」を開催しています。水稲の基本栽培技術や、生育診断の方法、管理ポイントなどを内容として、年3回を予定しています。
写真は6月に開催した講座の様子です。受講者からは「講座の内容が分かりやすい」、「座学と実習がセットで理解を深められた」といった好評の声をいただいています。
6月に開催した講座の様子
2022年10月
土田 優斗