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【地域の普及活動】村上農業普及指導センターの取り組みを紹介します
村上農業普及指導センターの取り組みを紹介します
岩船地域女性交流研修会を開催しました
令和6年1月15日に「岩船(いわふね)地域女性交流研修会」を開催し、こんにゃくとみその加工実習と情報交換を行いました。参加者は、女性農業者13名、岩船農村地域生活アドバイザー(以下「アドバイザー」と言う。)7名、村上農業普及指導センターを含む関係機関団体7名で、総勢27名となりました。
講師はアドバイザーが務め、3グループに分かれて実習しました。みそづくり、こんにゃくづくりともに地域や家ごとで独自の技術がありますが、今回はレジェンドアドバイザーが作成したレシピを基に行いました。レシピでは表現できない技術は講師が分かりやすく説明し、要所要所で全員が集まって「コツ」を確認しました。
こんにゃくづくりの様子
みそづくりの様子
昼食は、アドバイザー役員が作った郷土料理を堪能しました。そこでも「秘伝」が話題となり「コツ」を聞く方々で賑わいました。参加者は和気あいあいと会話を重ね、充実した研修会となりました。
色々な年代の女性農業者の交流が図られたことで、加工技術の伝承はもとより、農村女性の活動の場が広がり、更なる活性化につながっていくことが期待されます。
2024年2月
鈴木 信
▼農村地域生活アドバイザーについて
農村地域において、自ら農業経営に取り組むとともに、農村女性の経営参画、社会参画、担い手の育成等の促進に意欲を持って貢献できる農業者を「農村地域生活アドバイザー」として県知事が認定し、農村女性の経営・社会参画の促進や農村女性活動の推進、及び農村地域の活性化を図っています。
村上地域の野菜生産発展に向けて
今年度より新採用で野菜担当として村上地域に配属になりました。遠山です。
村上地域では岩船米が有名ですが、野菜生産にも力を入れています。
普及センターでは生育調査やほ場巡回で野菜の生育状況を調べ、農家の方にフィードバックすることで栽培管理に生かしてもらっています。
ねぎの生育調査の様子
村上地域の野菜生産の発展のため日々現場で野菜について学び、県民の皆様の力になれるよう精進していきます。
2023年11月
遠山 駿斗
ユリ切り花産地の拡大に向けて
村上農業普及指導センターでは、JAにいがた岩船と連携して「ユリ切り花」の生産拡大に取り組んでいます。
JAにいがた岩船のユリ切り花は高品質な切り花として県内でも有数の産地となっており、産地のブランド維持・拡大に向けて切り花品質の維持向上や品種選定等、生産者・関係機関一体となって取り組んでいます。
ユリ切り花現地研修会
2023年8月
小田 正之
放し飼い鶏の卵が絶品です
村上市(旧山北町)の養鶏農家「株式会社オークリッチ」では、放し飼いの鶏による卵生産を行い、インターネット通販や自動販売機による販売、飲食施設と連携した販路拡大など、6次産業化にも熱心に取り組んでいます。令和5年5月には地域の寄り合い拠点を目指した軽食施設「海辺のテーブルエッグ」をオープンします。
地域との関わりを大切にするこの養鶏農家に対し、普及センターではおいしい卵3種類を楽しめるバラエティーコースの商品設定や、個別商品ごとのリーフレットを提案するなど、販売力向上に向けた支援を行っています。
伸び伸びと育つ鶏を育てる生産者
直売所兼軽食施設
2023年5月
荒木 創