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【地域の普及活動】村上農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494094 更新日:2025年4月17日更新

村上農業普及指導センターの取り組みを紹介します

県北の大麦種子場、計画数量確保をめざして

 村上には、県内最北端の大麦の種子場があります。面積は減少傾向にありますが、2戸の経営体で支えております。この冬は数度の寒波によって、雪に埋もれる時期もありましたが、積雪期間は短く、春を迎えました。

 

画像_雪も少なく、春とともに追肥シーズン
​雪も少なく、春とともに追肥シーズン

 

 越冬後のこれからは、大麦の生育を確認しながらの適期追肥と赤かび病防除が重要なポイントになります。

 普及指導センターでは、種子場農協と連携しながら大麦の生育状況を正確に把握し、種子の計画数量確保に向けた支援を行っていきます。

2025年4月
小野 和義

岩船米の作柄・品質の安定確保対策を検討

 令和6年12月9日に岩船農業振興協議会作物部会の作柄検討会が開催されました。

 

画像_20241209作柄検討会の様子
​作柄検討会の様子(令和6年12月9日)

 

 令和6年産米は、昨年の異常高温と少雨による著しい品質低下から回復し、概ね平年並の品質となりましたが、長草化と登熟期間の強雨による倒伏などで作柄はやや不良となりました。

 今回の検討会では、作柄・品質の状況や課題等を共有し、次年度の栽培技術対策等の検討を行いました。

 今後は、今回の検討結果を基に次年度の作柄・品質の安定確保に向けた活動を関係機関と一体的に進めていきます。

2025年1月
塚本 充広

 

中山間地域の持続可能な農業・農村の仕組みづくりを支援しています

 普及指導センターでは、管内の中山間地域を対象に営農・集落機能の維持や新たな人材の確保に向けて、関係機関と連携し「ビレッジプラン2030」の取組を支援しています。

 現在、4つの地区を選定し職員全員で分担しながら取り組んでいますが、対象地区は数集落から旧町全域まであり、地域の実情に合わせて範囲を設定しています。

 令和2年から取組を始めた「関川村金俣(せきかわむらかねまた)」は5年目を迎え、集落の若手を中心に設立した「金俣開発部」の企画による「砂金米」田植え、稲刈り体験ツアーも4年目を迎え、地域行事として定着し、交流活動は順調に進んでいます。

 今後は、地元の自主的活動が活発に行われるための、運営資金の確保や営農面での組織化を支援していきます。

 

消費者との稲刈り体験ツアー
​消費者との稲刈り体験ツアー

 

 昨年度から取組を始めた「村上市山北(むらかみしさんぽく)地区」では、担い手による横の連携強化と営農課題の共有が必要であったため、地域計画の策定と並行して、集落代表や担い手農業者等からなる「山北農業を考える集い」を設置し、協議の母体としました。

 担い手の連携を図る手段としては、今年の8月1日に「山北担い手ネットワーク」を設立しました。

 また、稲作栽培における水利の補修・改善を営農の最重要課題として、現地巡回を行い、その改善方法について協議を進めています。

 

画像②_春先に地区役員と水路を点検
​春先に地区役員と水路を点検

 

 対象地区の住民の方々が中心となった活動が展開されるよう支援しています。

2024年10月
髙橋 正弘

 

こんにゃくいもの導入に向けて

 村上農業普及指導センターでは、村上市やJA北新潟と連携して「こんにゃくいも」の導入に向けて取り組んでいます。

 

画像_こんにゃくいも植付
​こんにゃくいも植付(令和5年撮影)

 

 岩船(いわふね)地域では、「鳥獣被害を受けにくい」「水稲作業と競合せず、省力栽培が可能」「販売が比較的安定」などのことから、こんにゃくいもの導入検証を進めています。

 前々年は「豪雨」、前年は「高温・乾燥」と気象条件に恵まれませんでした。「今年度こそは」と、実証担当農業者の方は取り組みを開始しており、当センターは、関係機関と連携して支援を実施していくこととしています。

2024年7月
保苅 洋一​

 

 

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