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【地域の普及活動】南魚沼農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494117 更新日:2023年3月13日更新

南魚沼農業普及指導センターの取り組みを紹介します

中山間地域の現状や課題を共有!

 中山間地域では人口減少や高齢化が急速に進展し、次世代の担い手確保や営農維持のための仕組みづくりが喫緊の課題となっています。

 そこで南魚沼農業普及指導センターでは、令和5年1月に「中山間を語ろう!会」を開催しました。
 南魚沼市・湯沢町の多くの方々から参加いただき、他地区における多角化の先進事例について学びました。その後の意見交換会では、地域の現状や悩み、取り組みなどについて参加者間で活発な情報交換が行われました。

中山間を語ろう!会の様子の写真
中山間を語ろう!会の様子

 今後も、地域間で連携した取り組みなど、新たな仕組みを検討していきたいと思います。

2023年3月
梅田 将実

 

ダニをもってダニを制す!~ハウスいちごでの天敵利用の取り組み~

 南魚沼地域で唯一のいちご(越後姫えちごひめ)生産者である湯沢いちご村合同会社では、県園芸研究センターの成果技術を活用し、天敵ダニを利用した重要害虫ハダニのIPM防除体系の確立に取り組んでいます。

 令和元年の冬に研究員の指導を受け、以来、防除体系や放飼時期などに試行錯誤を重ねています。
 4冬目の今年はハダニをほぼ無発生に抑え込み、摘み取り園の営業を年明けから開始予定です。目下、ハダニ密度が低いため、天敵ダニの姿は容易に発見できませんが、その働きを信じて長いひと冬を見守っていきます。

11月20日開花の様子の写真
11月20日開花の様子

<参考>新潟県 農業総合研究所 園芸研究センター 研究成果:
詳細解説 いちご促成栽培におけるミヤコカブリダニのバンカー製剤によるハダニ類のIPM 防除技術

2022年12月
加納 義高

▼総合的病害虫・雑草管理(IPM)とは

総合的病害虫・雑草管理(IPM:Integrated Pest Management)とは、予め病害虫・雑草の発生しにくい環境を整え(輪作、抵抗性品種導入、土着天敵利用等)、病害虫の発生状況に応じて、天敵(生物的防除)や粘着板(物理的防除)等の防除方法を適切に組み合わせ、環境への負荷を軽減しつつ、病害虫の発生を抑制する防除体系です。
(農林水産省ホームページより抜粋)

 

若手農業者の技術習得を支援しています

 南魚沼農業普及指導センターでは、若手農業者の技術習得による担い手育成を目的として、ニュー農業塾稲作コースを開催しています。
 育苗・中干し・穂肥・収穫と、時期ごとの重要な栽培管理技術のポイントをテーマとして、計4回の講座を実施してきました。塾生は塾長の講義を熱心に聞き、毎回質問が盛んにあがっています。

ニュー農業塾の様子の写真
ニュー農業塾の様子

 今年の稲作の締めくくりとして、作柄検討をテーマとした最終回を12月に計画しています。来年度に向けて、塾生から積極的に意見を出してほしいと思います。

2022年9月
梅田 将実

 

高品質・良食味のための土づくりを支援しています

 水稲の高品質・良食味の安定生産に欠かせない「土壌診断」と「土づくり」。生産現場では、肥料費の高騰などにより、土づくり肥料や堆肥施用を控えたくなりますが、土づくりは継続した取り組みが重要です。

 農業者が感じている、地力やほ場・地域毎の品質の良否、ほ場整備後の施肥量の判断など、「土壌」の状態を可能な範囲で数値化した土壌診断結果を基に、施肥設計を支援しています。

 また、有機質肥料や堆肥の施用など、環境保全型農業の取り組みを推進しています。

土壌診断の様子の写真
土壌診断の様子

2022年6月
中村 正明

 

 

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