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【地域の普及活動】南魚沼農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494117 更新日:2024年3月12日更新

南魚沼農業普及指導センターの取り組みを紹介します

農福連携の取組拡大

 南魚沼地域では、これまで農福連携を進めるため、試験的に水稲育苗箱洗浄やすいかのマット洗浄に取り組んでいましたが、取組の拡大に向け、令和5年度に農業普及指導センター、市町、JA及び福祉事業所で連携体制を作りました。

 この連携体制ができたことにより、JAが主体となり新たな取組事例が増加しました。具体的な作業は、生産者からすいか栽培で使用したマットをJAが回収し、福祉施設の作業所に持ち込み実施しています。この方法は福祉事業所から「作業所内で従事でき、利用者の移動負担が少なく取り組みやすい」と好評です。

 

すいかマット洗浄の様子
すいかマット洗浄の様子

 

 すいかマット洗浄の委託希望者は多いので、今後も連携体制を活用して取組の拡大を支援していきます。

 

※農福連携とは
 障害者が農業分野での活躍を通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組。障害者の就労や生きがい等の場の創出となるだけでなく、農業就業人口の減少や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながるもの。

2024年3月
髙橋 弘幸

 

中山間地域の維持・発展を支援しています

 中山間地域では担い手の減少や高齢化が進む現状を受け、持続可能な営農や集落機能の維持・発展に向けた取り組みが必要になってきています。県では、関係機関と連携し、ビレッジプラン2030として、地域住民を主体とした地域の将来プランづくりと実践、組織体制の整備などを支援しています。

 南魚沼地域は、5地区で活動しており、南魚沼市後山(うしろやま)地区は取り組みを始めて3年目となります。今年度、南魚沼普及指導センターでは、農事組合法人を中心に農地を守っている後山地区の継続的な営農体制の構築に向けて、経営力強化を中心とした人材の受け入れ体制の整備について、次の話し合いを支援しています。

(1)新たな人材を雇用できる収益力の確保
 ・水稲栽培技術の改善指導
 ・コスト低減指導
 ・多様な事業に取り組める株式会社への組織変更に向けた支援

(2)就業環境の改善
 ・ほ場管理システムの導入支援
 ・就業規則整備の支援

 

組織変更の先進事例を学んだ研修視察
​組織変更の先進事例を学んだ研修視察の様子

 

 農事組合法人では、先進事例視察研修や専門家を交えての打合せを実施し、経営力強化のための体制整備を進め、就業希望者の受け入れと育成・定着に向けた素地を作っていく予定です。

2023年12月
松浦 弘子

 

高品質米生産に向けて活動中

 南魚沼農業普及指導センターの二階堂です。今年度、新採用で南魚沼に配属となり、作物担当として主に稲作の栽培指導や情報発信を行っています。

 写真は、害虫の発生状況を調査するために、水田内で網振りを行っているところです。

 

病害虫発生実態調査の様子
病害虫発生実態調査の様子

 

 暑い中の調査で大変ですが、農業者や関係機関と協力して取り組んでいます。

 気象変動や脱炭素社会に対応しながら、安心して高品質米生産に取り組んでいただけるよう、調査や指導に取り組んでいきます。

2023年9月
二階堂 茉音

 

令和5年度の園芸参入塾(すいかコース)スタート

 南魚沼地域では、普及センターとJAみなみ魚沼が連携し、八色西瓜の新規導入者向けの「園芸参入塾(すいかコース)」を開催しています。今年度は4月20日にスタートし、約10人が参加しています。

 塾のコンセプトは、「新規導入者の皆さんに失敗させない」こと。八色西瓜生産組合の上村組合長・八木副組合長を講師に、大事な作業ごとに半日実習します。実際に作業しながらコツを習うので、技術習得が早く、歴代の参加者の皆さんは、順調に作付面積を拡大しています。

実習重視のすいか塾
実習重視のすいか塾

2023年6月
近藤 康子

 

 

 

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