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【地域の普及活動】巻農業普及指導センターの取組を紹介します
巻農業普及指導センターの取組を紹介します
暑さに強い水稲極早生品種栽培研修会
今年の夏も厳しい暑さが続きました。
近年の夏期の高温により稲作においても、生育に影響が見られています。この厳しい暑さの中でも、一定の等級や収量の確保するため、県では、暑さに強い新しい極早生品種を育成し、その普及に向けた栽培研修会を8月に開催しました。
雨模様のなかでの現地研修
生産者や関係機関などから多くの参加があり、新品種導入のメリット等について説明しました。
2025年9月
澤田 勝則
太く、長く、真っ直ぐな職員を目指して
4月より新採用職員として巻農業普及指導センターに配属になりました、野菜担当の窪田 龍太郎と申します。
私は現在、砂丘地で夏ねぎの早期出荷を目指し、試験実証に取り組んでおります。
近年は、高温をはじめ異常気象による農作物への影響が大きく、これらの課題解決に向けた生産者の取組に寄り添いながら、産地の更なる発展に尽力し、県民の皆様に信頼されるような職員を目指し精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
生育調査の様子
2025年6月
窪田 龍太郎
販売額1億円アップを目指して園芸産地育成を進めています
巻農業普及指導センターでは、令和元年度から6年間、JA新潟かがやきや新潟市等と一体となり、販売額1億円アップを目指す園芸産地(8品目:大玉すいか、抑制作型メロン、かんしょ、えだまめ、たまねぎ、ミニトマト、いちじく、切り花)の育成に取り組んできました。
令和6年度は、新たに園芸に取り組む農業者を増やすため、大区画水田を利用したたまねぎ栽培の導入研修会や若手農業者を集めた切り花の現地見学会を開催しました。
大区画水田でのたまねぎ導入研修会の様子
ストック切り花生産の現地見学会の様子
さらに、いちじく塾(塾生10人・9回)や切り花塾(塾生6人・8回)を開講し、新規導入者の技術習得を促しました。
また、園芸生産技術の向上や省力化や効率化を進めるため、かんしょやえだまめの新品種の特性調査、すいかの重要病害やいちじくの微小害虫の防除技術の実証を行い、様々な先進技術の導入や定着を図りました。
この6年間、目まぐるしく変化する気象や社会情勢にも影響され、目標達成が叶わない産地もありましたが、園芸農家と関係者のたゆまぬ努力により、大玉すいか、抑制作型メロン、いちじくでは当初掲げた目標販売額を達成することができました。
2025年4月
近藤 康子
日々精進
今年度から巻農業普及指導センターで、担い手育成と花き技術指導を担当している土田です。
先日、富山県砺波(となみ)市で開催された「大規模施設園芸経営体の視察研修会」に参加してきました。しばらくの間、普及から離れていたので、新鮮な気持ちで参加しました。
業務のデジタル化に対応していくには、若手職員に助けてもらうことも多い年齢になりましたが、現地指導の場面では若手職員をしっかりサポートできるよう、これからも自己研鑽に努めたいと思います。
60万本のチューリップ生産ほ場は圧巻でした
2025年1月
土田 信弘