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【地域の普及活動】上越農業普及指導センターの取り組みを紹介します
上越農業普及指導センターの取り組みを紹介します
上越の絶品ナス「上越丸えんぴつナス」
上越市には、旧東頸城(きゅうひがしくびき)地域の山あいで、80年以上前から栽培されてきたすごくおいしいナスがあります。
収穫前の上越丸えんぴつナス
ぷっくりとした丸さに少し先端がとがっているのが特徴で、あくが少なく、果肉がとろけるような食感で、煮ても焼いても揚げてもおいしいナスです。
この上越地域在来のナスを守ろうと、平成26年に農業者3人で上越丸えんぴつナス研究会をつくって、種の保存と広く知ってもらうことを目的に活動しています。
もうすぐ栽培がスタートします。3月に種を播いて、収穫は7月上旬くらいからで、主にJAえちご上越の農産物直売所で販売されます。
直売所で販売される様子
昨年は何度か全国放送のテレビ番組で紹介されて知名度も上昇中です。
普及センターでは、今後も整枝や草勢管理の改善等安定生産に向けた支援を継続していきます。
2024年3月
串橋 直
4Hクラブ「ひかり」の活動を支援しています
4Hクラブ「ひかり」は、上越地域の若手農業者などが集まり活動するグループです。現在男女25名が在籍し、クラブ員同士の交流や栽培技術の情報交換などを行っています。
令和5年度は、地域課題の一つである田植え時期の作業省力化について、ドローンを用いた水稲の散播実証をプロジェクト活動に位置付け実証を行いました。上越農業普及指導センターでは、クラブ員の知識向上や技術習得を図り、ドローン散播に関する基本技術や調査方法の指導などを通して活動を支援しています。
ドローン散播当日の様子
実証ほ場の収穫も終わり、今後は成績検討に向けた支援を引き続き行い、次年度以降の活動に役立てていきます。
2023年12月
川又 美祐
▼4Hクラブ(農業青年クラブ)とは
若い農業者が中心となり、農業経営をしていくうえでの身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っている組織です。
4Hとは、農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨き、科学的に物を考えることのできる頭(Head)の訓練をし、誠実で友情に富む心(Heart)を培い、楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進するという、同クラブの4つの信条の頭文字を総称したものです。(農林水産省ホームページより一部抜粋)
トルコギキョウが出荷されました
パイプハウスの中でトルコギキョウが美しく咲き始めています。
収穫間近のトルコギキョウ
これは上越市でお盆向けのお供え物として栽培しており、このほかにアスターやケイトウ、ユリなども栽培されています。
お盆の時期になると一斉に収穫が始まり、赤、桃、白、青、黄色の配色を考えながら束ねていき、きれいにラッピングしたものを商品にします。
花束は農産物直売所等で販売されますが、鮮度の高い花束が比較的安価で求められるとあって、地域の方から大変好評をいただいており、販売開始から半日ほどで商品はすっかり売れてしまうとのこと。
栽培された皆さんが花の出来映えの良さを話しながら、手際よく束ねていました。
お盆花束の組花作業
2023年9月
佐藤 康志
今年もニュー農業塾水稲コース開催
上越農業普及指導センターでは、「ニュー農業塾」の名称で地域の先進農家を塾長に迎え、地域の若手農業者を対象に水稲の栽培技術研修を開催しております。
本年は6回の開催を予定し、4月20日に第1回を開催しました。当日は若手農業者13人が参加し、イネの育苗と耕耘・代かき、田植えまでのほ場管理についての研修を行いました。
参加者からは、具体的な育苗資材名や代かき方法などについての質問が出され、活発に塾長・普及指導員との意見交換が行われました。
露地プール育苗の研修
2023年6月
金高 正典