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【地域の普及活動】上越農業普及指導センターの取組を紹介します
上越農業普及指導センターの取組を紹介します
水稲の規模拡大に対応した低コスト・省力化技術の取組を支援しています
今年度から上越で勤務しています、作物担当の山澤です。
上越地域では担い手経営体への農地集積が進み、春作業の集中等が課題となっており、大規模経営体を中心に直播栽培の導入が進められています。
ドローン湛水直播の実演
V溝乾田直播の実証
「直播栽培」は、育苗や田植え作業の労力軽減、作期分散による労力の分散、高温障害等のリスク分散などのメリットがあります。
普及指導センターでは、導入意向のある大規模経営体と直播栽培実証の取組や現地研修会等を行い、普及啓発を図っています。
2025年7月
山澤 秀紀
▼水稲直播栽培について
稲の種もみを直接田に播種(はしゅ)する栽培方法で、慣行栽培(移植栽培)で必要な育苗や移植の作業を省略できる。播種の仕方等により様々な方法があるが、大別すると、耕起・代かき後の水を張った水田に播種する湛水(たんすい)直播栽培と、水を張っていない状態の田に播種する乾田直播栽培がある。(農林水産省ホームページより一部抜粋)
若手女性農業者グループ「Fun farming上越」が情報発信スキルアップセミナーを開催しました!
上越地域の若手女性農業者グループ「Fun farming(ファンファーミング)上越」では、地域内外の女性農業者との交流活動や情報交換、研修などを通じて、仲間づくりや自らのスキルアップを図ることを目的に活動しています。
今回のセミナーでは、SNSを活用した情報発信を学ぶため、小千谷市で活動しているママフォトグラファーを講師に動画編集技術を学びました。はじめは動画編集アプリの使い方になかなか慣れませんでしたが、最終的には全員が動画に音楽を付けたり、文字を読み上げたりする機能を使いこなし、動画を完成させることができました!そして、作成した動画は各会員がSNSに掲載するなどしてPRに活かしています!
作成した動画を会員同士で確認している様子
上越農業普及指導センターでは、今後も女性農業者がより力を発揮できるような活動を応援していきます。
2025年2月
池田 明莉
お米の安定的な生産に向けた情報の発信
今年度より、新採用職員として上越地域の作物担当に配属となりました。中川海です。
上越農業普及指導センターでは、適期収穫を進めるため、今年から新たに、こしいぶきやコシヒカリの籾黄化率情報をメールマガジン等によりお届けしました。
籾黄化率調査の様子
近年の高温条件下では、収穫適期が積算気温による予想日より早くなる傾向があり、収穫を始める目安となる籾の黄化率の変化を、画像とともにメール等でお届けし、農業者からは、わかりやすかった等の声を頂くことができました。
今後も農業者の皆さまのお米作りに有意義な情報提供に努めていきたいと思います。
2024年11月
中川 海
上越地域の盆花生産
上越地域では、お盆時期の切り花類の栽培に取り組んでいます。
盆花の主役、アスター
おもな品目はアスター、トルコギキョウ、ケイトウ、リンドウ、ユリなどで、それらを彩りよく束ねてラッピングし、販売します。
爽やかな色合いのトルコギキョウ
彩りよく束ねた盆花
販売先は地域の農産物直売所などで、鮮度が高く、色合いの良い花束は人気商品となっています。
現在、これら草花は蕾が出てくる時期となり、生産者は仕上げ管理に余念がありません。
2024年8月
佐藤 康志