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【地域の普及活動】上越農業普及指導センターの取り組みを紹介します
上越農業普及指導センターの取り組みを紹介します
中山間地域の農業・農村の維持・発展に向けたワークショップを支援しています
上越東農林事務所の管内は美しい棚田の広がる自然豊かな中山間地です。しかしながら、高齢化や人口減少が進み、農地・農村の維持する上で多くの課題が山積しており、その対応は待ったなしの状況となっています。
そのような状況のなかで、現在、関係機関・団体が連携して、地域農業者自らが課題を明確にし、その対応策を考えるワークショップ(全員参加型の話し合い)の取り組みを支援しています。ワークショップは旧町村を単位として、これまで3~4回開催してきました。
牧区(旧 牧村)では県のビレッジプラン2030に取り組み、農業だけでなく他産業等も含めて地域としての将来プランの作成と実践を目指しています。
浦川原(うらがわら)区(旧 浦川原村)では大学と連携し、フューチャー・デザイン手法(参加者に「将来世代になりきってもらい、30年後の仮想将来世代から見て妥当な対策を議論するもの」)を取り入れたワークショップを行うなど、各地域に最適な手法を模索しながら話し合いを進めています。
まずは将来プランの作成に向け、引き続き地域や営農の維持・発展に向けた取り組みを支援していきます。
ファシリテーターは普及指導員が務めています
フューチャー・デザイン手法によるワークショップ
2023年3月
丸山 一成(上越東農林事務所)
収穫が終わり、1年の振り返り
今年度から作物担当に新規採用となりました松本です。
作物の収穫もようやく終わり、これから作柄検討の時期に入ります。上越地域の水稲は、品種によって天候の影響を大きく受けた1年となりました。
私にとって学ぶことが多い1年でありましたが、上越で作付けされている多くの品種に携わり、品種特性の理解を深めることが出来ました。
今年の経験を次年度に活かし、地域に貢献できるよう励んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
病害虫防除の準備の様子
2022年12月
松本 圭介
異常気象に負けないおいしい新之助生産のために
上越地域では県のブランド米「新之助」が約370ヘクタール栽培されています。
上越農業普及指導センターでは、異常気象が常態化する中でも高品質な新之助を安定的に生産するため、「上越地域新之助情報便」として生育速報を計7回提供するとともに、今後の管理対策と県農業総合研究所の最新技術を学ぶ「新之助栽培管理研修会」を7月14日に開催しました。
新之助の収穫まであとわずか。今年もおいしい上越地域産の新之助にご期待ください。
上越地域新之助情報便
新之助栽培管理研修会
2022年9月
横川 和俊
2年目に向けて
採用2年目になりました園芸担当の川又です。
上越地域はえだまめ栽培が盛んな地域で、令和4年度はJAえちご上越管内54ヘクタールで栽培が行われます。
昨年は分からなかった、は種時期の留意点や巡回指導で見るべきポイントが分かるようになり、できることが1つずつ増えていると感じられます。
今後も巡回指導や生育調査などを通して、知識と経験を増やし、地域に還元できるよう頑張りたいと思います。
かん水はムラなく適量を心掛けます
2022年6月
川又 美祐