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【地域の普及活動】糸魚川農業普及指導センターの取り組みを紹介します
糸魚川農業普及指導センターの取り組みを紹介します
地域の魅力や情報を発信しています
糸魚川農業普及指導センターでは、にいがた農業ナビや新潟県農林水産部Facebookを活用して地域の情報を発信しています。
取材している様子
糸魚川産にいがた地鶏「翠鶏(みどり)」
写真は、糸魚川地域の障がい者就労支援施設「ワークセンターにしうみ」で飼育されている、糸魚川産にいがた地鶏「翠鶏(みどり)」について取材している様子です。
取材を通して、地域の魅力をより深く知ることができるとともに、地域で活躍する素敵な人々と新たな関わりを持つことができています。
今後も糸魚川の魅力を発信していけるように取り組んでいきます。
2025年5月
武江 真哉
トップブランドなす「越の丸茄子(こしのまるなす)」の担い手の確保・育成
糸魚川の特産「越の丸茄子」は、主に東京豊洲市場を中心に出荷され、首都圏のホテルや料亭などで高級食材として扱われるトップブランドなすです。
最高級ブランド「越の丸茄子」
最近では、インバウンドで賑わう金沢の市場でも取引量が伸びています。そんな市場評価の高い「越の丸茄子」ですが、年々高齢化により、作り手が減り、需要に応えられるだけの生産量の確保に厳しさが増しています。
普及指導センターでは、このブランドなすの産地を維持し続けるため、様々な支援を行っています。そのうちの一つが、栽培のスペシャリストである地元JAの丸茄子部会長を塾長として栽培技術を学ぶ「丸なすミニ農業塾」の開催です。
「越の丸茄子ミニ塾」で塾長からの手ほどきの様子
今年度は5名の塾生が参加し、一年を通して丸なすの栽培を実践的に学びました。塾生である加藤さんは、令和5年12月に丸なすの中心的産地である高倉(たかくら)地区に地域おこし協力隊員として移住してきました。この春からは、地区内の生産者からハウスと養液コンテナシステムを借り、本格的に丸なす栽培を開始する予定で、産地の期待が高まっています。
雪深い当地農村において、これまで先人たちが都会への出稼ぎに代わる収入源として並々ならぬ努力のもとに築いてきたトップブランド「越の丸茄子」を未来へ繋いでいくため、普及指導センターでは、関係機関と連携しながら担い手の掘り起こしや技術の継承に向け引き続き支援していきます。
2025年3月
岸田 賢一
日本なし「新碧」の産地をつくるため、みんなで汗を流しています!
糸魚川地域では、昨年度より新潟県オリジナル日本なし品種「新碧(しんみどり)」の産地育成に向けた活動を行っています。モデル園に植えつけた5本の苗木から、今年は果実を約20個収穫することができました。
新潟県オリジナル日本なし 新碧(しんみどり)
10月からは園地拡大のため、排水を良くするための暗きょの設置と棚を建てる工事を行っています。
土木工事の様子
糸魚川は川沿いに農地が広がる地形のため、畑の下に巨石がゴロゴロと埋まっていて、掘り出すのに一苦労。作業に参加した当センターの新人は涙目でした。
巨石掘り出し作業の様子
糸魚川を新たな日本なし産地にすることを目指して、関係者一丸となり頑張っています。
2024年12月
渡邊 嘉顕
「住み続けたい今井地区」を目指して
県が進めているビレッジプラン2030の取組の一環として、7月16日に糸魚川市今井(いまい)地区で、地域の魅力を再発見し、地域活性化方策につなげることを目的とした「地域資源の活かし方を知る研修会」を開催しました。
当日は住民等多くの方が参加しました。
潤沢な農業用水の分水口を見学
水神様の謂れを学習
今後は、地区のお米の販売などに地区の方々と一緒になって取組み、「住んで良し・訪れて良し」の今井地区となるよう、精一杯支援していきます。
2024年9月
小関 幹夫