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えだまめ「新潟系14号」の優良種子生産に取り組んでいます

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0545073 更新日:2022年12月16日更新

 新潟県はえだまめの生産が盛んで様々な品種が栽培されていますが、その中でも香りの良い茶豆は特に人気があります。園芸研究センターでは既存の茶豆品種より早い時期に収穫できる新潟県オリジナルの茶豆品種の育種に取り組み、平成25年に「新潟系14号」を品種登録しました。

 「新潟系14号」は、 ‘新潟茶豆’の仲間として販売されています。莢が大きく香りも良く、従来の早生品種に比べてアミノ酸や糖含量が多いのが特徴で、消費者の人気は非常に高いです。また、幅広い作型に適用できることが明らかになり、今後さらに生産量の増加が見込まれます。

えだまめ​えだまめ収穫頃の莢

莢が大きい

 

 えだまめの採種栽培は、登熟期間の気温が冷涼な方が適していると考えられることから、県外の冷涼な地域に栽培を委託しています。しかし、近年は台風など気象災害の影響で、種子の品質が不安定になることが多くなっています。そのため、気象災害などのリスクを分散するため、新潟県内において「新潟系14号」の採種栽培に取り組み始めました。

畑​高冷地農業技術センターでの試験栽培の状況​

 採種栽培では莢が茶色になった後、株を引き抜いてビニールハウス内ではざ掛け乾燥します。

たちげ​えだまめで収穫する頃からさらに2,3週間経過

莢色が茶色に変化

乾燥​採取した株をビニールハウス内にはざ掛けして乾燥

 高冷地農業技術センターでは様々な栽培方法を検討しながら、「新潟系14号」の県内での種子生産拡大に向けて研究を進めていきます。

 

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