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更新日：2020年12月17日更新

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今でこそよく見聞きするようになりましたが、2017年に上越サテライトオフィスが誕生した当時は、【町家×IT企業】という組み合わせは斬新でした。町家をリノベーションした上越サテライトオフィスもさまざまなメディアで取り上げられてきました。

「サテライトオフィスを作っている際、近隣の方々も何ができるんだ？って、興味を持っていただいていました。のちに伺ったのですが、中を見たいと思っていた方も数多くいらっしゃったそうです」（笹川さん）

2019年2月、上越サテライトオフィスのある地域では、市民団体が「あわゆき道中」というイベントを開催。このイベントでは昔の防寒具「角巻」や「とんび」を着て、雪の降る中、雁木通りを散策しました。その際に、おでんの振る舞いを実施して、近隣の方々にも、サテライトオフィスを見ていただいたそうです。

「このようなイベント以外にも小学生を対象にしたプログラミング教室を開催したり、上越祭りでお神輿を担がせてもらったりもしています。地域の方々との繋がりというのは上越だからこそできるといった感じがします。東京にいるときは、仕事上のお付き合いは当然ありますが、仕事外の方や、近所付き合いはありませんでしたから。また、地元の小中学校へ出前授業として訪問させていただいています。子どもたちに対して、『あなた方が大人になる頃には世の中こういうふうに変わっているから、こんなふうに考えることができる人になった方がいいよ』って。あとは、ITで今は何ができて、今度はこういったことができるようになるといった話をし、ITに興味をもってもらうようにしています。小学六年生が10年後、大学を卒業して22歳。その時にIT関係の仕事を選んでくれたら最高ですけど、とりあえずはどんな仕事でもいいんです。我々がしていることが何かその時の彼らにつながるといいなって。それがこの上越にサテライトオフィスを作った意味合いのひとつでもあると考えています」（白石さん）

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