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専門・認定看護師インタビュー【三条総合病院】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0619542 更新日:2022年4月1日更新

専門・認定看護師インタビュー

タイトル

現在までの経歴を教えてください。

加茂暁星高校の衛生看護科で学び、厚生連の中央看護専門学校に進学しました。卒業後は、系列病院の中から三条総合病院を選び、入職しました。高校生の頃から何度か実習に来ていたので、私にとって当院は身近な存在。以来ずっとこの病院でキャリアを積み、内科外来、内科病棟、障害者病棟を経験しました。
認定看護師を目指そうと思ったのは、看護師になって15年経った頃だったと思います。2009年に認定審査に合格し、2012年から専従で感染管理に従事しています。

現在の認定看護師としての仕事内容を教えてください。

組織横断的に活動しています。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の4職種で感染対策チームを構成し、サーベイランス、週1回のICTラウンド、ASTラウンド、職員への教育、コンサルテーション、院内感染対策マニュアルの整備などを行います。
地域連携にも力を入れていて、現在は県央地域の病院と情報交換をしています。ますます在宅医療と介護の連携が推進される中、感染リスクを最小限に抑えるために、今後は近隣の福祉施設も含めて対策を講じる必要が増していくと考えています。

資格取得を目指されたきっかけを教えてください。

めぐり合わせでしょうか。勤務交代をするたびに、院内感染対策委員会       職場                                             のリンクナースを担当していました。知識不足を補おうと参加した研修会                                                      を機に、その興味深さに目覚めました。感染管理って、必ず結果が見え                                                るんです。例えば、手指消毒剤の使用徹底を周知→使用量の増加が認                                                    められる→菌の発生率が低下する。そんな風に変化が数値に表れ、感染                                                                                      を遮断できることに、リアルな達成感を覚えました。ちょうどその頃、                     当時の看護部長や師長に背中を押され、感染管理の認定看護師を目指                                   すことを決めました。

資格取得までの流れ、経緯を教えてください。

感染管理の知識はほぼゼロ。認定看護師なんて夢のまた夢…。そんな状態から受験勉強をスタートしました。参考書で必死に勉強したことを思い出します。
私の通った研修学校は1年間のカリキュラム。4月に入学し、5月まで通信教育。6月~11月の通学期間は講義、演習、試験、実習。1月に修了試験を受け、3月に卒業式です。通学の6ヶ月間は学校のある東京で生活しましたが、病院には長期出張扱いとし、給与も賞与も通常通り支給いただきました。通学以外の期間も、勤務中に研修課題に取り組む時間をいただくなど、たくさんの協力のおかげで資格を取得できました。

資格取得に際して、大変だったことを教えてください。

課題や試験が多く、今までにないくらい勉強しました。試験前は、気づいたら朝!なんてことも。集中力と記憶力の低下が身に染みましたが、仲間の存在が支えとなりました。一緒に学んだ期間は短いけれど、私にとってはとてもとても大切な仲間。看護学校時代もそうでしたが、それ以上に、共感し合い、励まし合って、深い絆を築くことができました。同窓には主任・師長クラスの人も多く、自分には経験のない「管理者」の視点からの意見は大変貴重で、とても参考になりました。

資格取得前と後で、一番変わったと思うこと、良かったことを教えてください。

一番変わったのは、視点です。「(1)Bird eyes(2)現場を見る視点     職場                                                (3)微生物を見る視点の3つを大切に活動して欲しい。」研修学校で、                                                    専任教員から言われた言葉です。こうして活動していると、この3つの                                                       視点がなければ感染管理は成り立たないことを実感します。
感染管理上の問題が生じた際には、組織から対応を一任されることも                                                   あります。責任は重いですが、認定看護師として認知されていることを                                                   実感し、普段以上に意欲が増す瞬間でもあります。

将来のキャリアプラン、目標を教えてください。

当院の感染対策の質を底上げしたいです。当院では「職員みんなで取り組む感染対策」を感染対策のあるべき姿として掲げ、職種を越えた教育を地道に続けています。大きな目標ですが、有事の際には誰もが対応できるレベルを目指したいです。
この資格を通じてたくさんの人と出会い、学びを得ています。これからも出会いを大切に、活動を続けていきたいです。新潟では「感染管理ネットワーク新潟」という感染管理認定看護師および感染制御実践看護師で構成する会があり、年4回の定例会の他、日常的にもメールで情報交換をしています。現在40数名の認定看護師が所属していますが、今後さらに大きな会へと成長していくものと思います。

認定看護師を目指されている皆さんへ、メッセージをお願いします。

看護師として多様な経験を積むことは大切です。やりがいも十分にあると思います。ですが、認定看護師としての活動には、得意分野を究め、一層大きな使命感や達成感を味わえる魅力があります。
2020年からは特定行為研修を組み込んだ認定看護師教育課程が始まります。認定看護師はさらにその専門性の高さが認められる「特定認定看護師」へとステップアップします。得意を活かして活躍したい方は、ぜひチャレンジしてください!

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