ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 健康・福祉 > 健康・医療 > 看護のお仕事ステーション > 専門・認定看護師インタビュー【新潟市民病院】

本文

専門・認定看護師インタビュー【新潟市民病院】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0619541 更新日:2022年4月1日更新

専門・認定看護師インタビュー

タイトル

現在までの経歴を教えてください。

専門学校を卒業し、新潟市民病院に入職しました。それ以来ずっと当院で働き続けています。成人病棟、小児科を経験し、新生児科に配属されてしばらくした頃、認定看護師を目指そうと決断しました。
約半年間職場を離れて研修を受け、2010年に資格を取得しました。現在はNICUに所属する他、講師依頼を受けるなど、院内外で様々な役割を担っています。

現在の認定看護師としての仕事内容を教えてください。

新生児にとって良いことは何かを考えながら、ケアを行う毎日です。赤ちゃんとご家族が退院後も不安なく生活できるよう、現場で実践すると共に、指導や相談対応を行っています。
現場以外では、新生児蘇生法のインストラクターとして活動する他、訪問看護師を対象とする研修の講師として、NICUを退院したこどものケアに関する実技指導も行っています。また、認定看護師を目指す皆さんの臨地実習施設として、実習生の受け入れ・指導も行っています。

資格取得を目指されたきっかけを教えてください。

出生後の新生児をケアするうちに、「より良いケアを追究したい」という思い    職場                                          が強くなりました。ところが当時の私には、当院以外の現場について知る                                               機会がほとんどありません。他の病院を経験して入職したスタッフから、私                                              が実践したことのないケアについて話を聞いたりするうちに、自分が新しい                                                  情報を求めていることを実感しました。専門誌などで情報を探すだけでなく、                                                 研修を通じてたくさんの知識と経験を得ることで、より良いケアができるので                                                はないかと考えました。

資格取得までの流れ、経緯を教えてください。

資格について検討してはいたものの、タイミングが合わず何度か断念。ところがある時、神奈川県の大学に新生児集中ケア認定看護師教育課程が新設されることを知りました。「今度こそは」と、1期生としての参加を決意しました。
学校の近くに生活拠点を移し、月曜から土曜まで通学。本来7ヶ月の研修を6ヶ月で修了できるよう履修計画を立てたので、20時位まで講義を受け、レポートと闘う毎日が始まりました。

資格取得に際して、大変だったことを教えてください。

大変なこともありましたが、研修生みんなと一つになれば乗り越えられました。仲間との時間はとても充実したものでしたね。普段は文献でしか触れられないような著名な講師陣から、直接講義を受けられること。それらを研修生と共に振り返り、現場に戻ったら何を取り入れたいかを協議できること。とにかく楽しかったです。
当院のスタッフたちの応援も力になりました。半年間欠員が出るようなものですから、本来、現場にとっては一大事。それでも快く送り出してくれたことに感謝しています。

資格取得前と後で、一番変わったと思うこと、良かったことを教えてください。

新生児看護に対して同じ思いを持つ仲間と出会えたことです。共に学んだ   職場                                            研修生たちはもちろん、実習指導を行った後輩との縁も続いています。現                                                   場で抱いた疑問や最新情報を全国の仲間と共有できることは、本当に心強                                                  いです。県内でも認定看護師が増え、情報交換や研修など、施設の垣根を                                                   越えて交流できるようになりました。新潟県における新生児看護の未来に大                                                きな影響をもたらすものと思い、大切に活動しています。

将来のキャリアプラン、目標を教えてください。

赤ちゃんとご家族が安心して生活できるよう、今後も様々な形で支援させていただきたいと思っています。
医学の進歩と共に、かつては助からなかった新生児も多く助けられるようになりました。一方で、NICUを退院後、在宅で医療行為を必要とする新生児も少なくありません。こどもたちが自宅でサポートを受けやすい環境が整うよう、新潟県では小児在宅療養支援の研修を開催しています。私も訪問看護師を対象に研修講師をしていますが、これからもさらなる取り組みを続けます。

認定看護師を目指されている皆さんへ、メッセージをお願いします。

認定看護師は厳しい世界ですが、自分のやりたいことを見つめ直す良い機会でもあります。そして、同じ志を抱く仲間との出会いは、一生の宝物です。悩んでいるならぜひチャレンジしてみてください。新しい世界が広がり、「やってきて良かった」と思える日が来ると思います。
少子化が進む今、尊い命と向き合うお母さんたちも不安を抱えています。1日も早く、元気な赤ちゃんとご自宅で充実した生活を送っていただけるよう、共に頑張っていきましょう!

●新潟市民病院の採用情報はこちら!

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ