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Uターン職員インタビュー【魚沼基幹病院】
U・Iターン職員インタビュー
現在までの経歴を教えてください。
(新一郎さん)
2人ともこの魚沼の地で育ち、看護の道を志しました。一緒に栃木県の大学に進学し、静岡県の大学病院に就職。消化器内科外科を中心に整形外科、移植外科、眼科の混合病棟で3年間働きました。2015年6月より、魚沼基幹病院の救命救急センターで集中治療・集中ケアを学んでいます。
(南さん)
私は静岡の病院で脳外科、神経内科、呼吸器内科の病棟に勤務し、急性期から慢性期、終末期を看護しました。当院では産婦人科病棟に勤務しており、周産期、新生児、婦人科疾患という新しい領域で、学ぶことの多い毎日です。
初めにお勤めになった施設について、
その施設を選ばれた理由を教えてください。
(南さん)
通っていた大学の附属病院で、多くの同期が一緒に入職を決意したことがきっかけでした。初めて社会に出る不安は相当なものでしたから、友人達の存在は大きかったです。
(新一郎さん)
新人教育体制が整っていたことも決め手の1つ。敷地内のサテライトキャンパスで大学院の授業を受けることができるなど、キャリアアップに力を入れている病院でした。若手がたくさん活躍していて、とても魅力的に感じられました。
U・Iターンを考え始めたきっかけを教えてください。
(南さん)
2人とも学生時代から、「将来は地元に戻って地域医療に貢献したい」という強い考えがありました。だからこの病院ができると聞いた時は、「これだ!」と思いましたね。開院に合わせてUターンすることが私達の目標になりました。同期や親友と別れるのは寂しかったですが、結婚の時期と重なったこともあり、3年を区切りに静岡の病院を退職。Uターンして当院の開院準備に携わりました。
U・Iターンするにあたって不安だったこと、
また困ったことがあれば教えてください。
(新一郎さん)
3年間同じ病棟に勤めたので、Uターンして違う環境に身を置いた時に、自分の看護が通用するのか心配でした。ましてそこは、まだ見ぬ新病院。「戻るなら今だ」と思う一方で、今ひとつ現実味に欠けていました。子どもの頃からよく知っているこの場所に、三次救急を担う病院ができるなんて、とても想像がつかなかったんですね。建設予定の看板を見ながら、期待と不安の入り混じった感情を抱いたことを思い出します。
U・Iターン先として、
今の職場を選ばれた理由を教えてください。
(新一郎さん)
地域医療に対する想いを実現する絶好の機会だと考えたからです。高度医療・急性期医療を担う当院が、この魚沼に与える影響は計り知れないものがあると感じていました。
とは言え、様々な病院から集まったスタッフ達と病院をつくり上げていくのは、簡単ではありません。自分達で勉強会を開いたり、働きやすい仕組みづくりを考えたり、積極的なコミュニケーションを心がけました。チーム力が高まるのを実感するにつれ、開院の日を迎えることへの期待が膨らんでいきましたね。
U・Iターンをして、
一番変わったこと、良かったことを教えてください。
(南さん)
当院ではパートナーシップ制度を取り入れ、2~3人で組んで看護にあたっています。1人で受け持ちをしていた頃と比べ、安全性・効率性ともに一段と高くなり、心も体も随分楽になりました。残業も少なくなりましたよ。
家族や友人との時間が増え、他部署にも多くの仲間ができました!病棟の垣根を越えて親交を深められるのは、当院に来てからが初めてです。友人を介してさらに友達の輪が広がり、食事やイベントなどこの地ならではの楽しみをたくさんの人と味わっています。
将来の目標、夢を教えてください。
(新一郎さん)
集中治療分野は、術後患者や病棟急変患者、外来からの重症患者など広範囲が対象。様々な経験を積みながら今後の方向性を見きわめ、知識・技術を深めたいです。 プライベートではアウトドアを満喫したいですね!大阪や茨城、東京など多方面からスタッフが集まっていますが、登山、キャンプ、ウィンタースポーツなどを楽しんでいますよ。
(南さん)
将来は子育てをしながらキャリアアップしたいです。託児所も時短勤務制度もあるので、先輩方をお手本に頑張っていきたいですね。
U・Iターンを考えている皆さんへ、
メッセージをお願いします。
(新一郎さん)
将来のライフプランを視野に入れると、U・Iターンは一層価値ある判断だと思います。地方の病院にとって、他の病院での勤務経験を持つ人材はとても貴重。適度な刺激が加わり、病棟がより明るくなるのでいつでも大歓迎です。
(南さん)
職場だけでなく、地域の魅力も含めて新天地を探すのも方法の1つです。魚沼はご飯もお酒も美味しく、地域のイベントも豊富!新築アパートやお店も多く、住みやすくなっています。ぜひお待ちしています!