Uターン職員インタビュー【とやの中央病院】

U・Iターン職員インタビュー 

現在までの経歴を教えてください。

新潟の看護学校を卒業後、系列の病院で1年間血液内科勤務を経験しました。その後神奈川県内の病院で呼吸器内科勤務を3年、東京都内の病院で脳疾患の回復期病棟勤務を2年経験しました。
新潟にUターンし、2015年10月からとやの中央病院で働いて、もう少しで丸2年経過するところです。

初めにお勤めになった施設について、
その施設を選ばれた理由を教えてください。

実習先としてお世話になったことがきっかけです。希望の病棟に配属され、毎日イキイキと仕事をしていました。
ところが次第に「他の病院ってどうなんだろう？」と思い始めて…。実は私、佐渡島の出身なんです。地元に総合病院は1つ。実習先も就職先も、患者として受診するのも同じ病院。看護学校時代の友人もほとんど同じ病院に就職し、他の病院のことを知る機会がありませんでした。「若いうちに最先端の医療を学ぶんだ！」そんな強い気持ちで関東に出ることを決意しました。

U・Iターンを考え始めたきっかけを教えてください。

もともと、いずれ新潟に戻るつもりではいましたが、リーダーやプリセプターを経験したことで、関東である程度納得できる仕事ができたという満足感が湧いたのだと思います。
戻って来てほしいという家族の想いも感じていました。地震など災害が起こるたび、遠く離れた私を心配する家族の姿が頭をよぎりました。結婚について考える時期に入っていたことも、大きなきっかけの1つだったと思います。

U・Iターンするにあたって不安だったこと、
また困ったことがあれば教えてください。

関東に比べて病院の数が少なく、自分に合う職場が見つかるのか不安でした。病院見学の際には、カルテや薬剤など看護師が触れる物品について詳しく聞きましたね。抵抗感なく働けそうな職場を探す上で重要だと思っていたので。他にも積極的に質問し、1回の見学で多くの情報を得るようにしました。
車の運転も不安でした。関東で運転しなかったのはもちろん、佐渡は一車線道路ばかりで車線変更なんて無縁（笑）。Uターン後、慣れるまでは病院から徒歩圏内のアパートで暮らしました。

U・Iターン先として、
今の職場を選ばれた理由を教えてください。

2交替制で、急性期以外を希望しました。看護師を志した頃からターミナル期に興味があったので、療養看護を担う当院は特に魅力的でした。
4つ位病院を見学しましたが、当院では部長が全ての病棟を回り、丁寧に説明してくれたことが印象に残っています。職員も気持ち良く挨拶してくれ、院内が明るい雰囲気でした。病室が整理整頓されていたこともポイントの1つ。患者さんが過ごしやすいよう気を配っているのがよくわかりました。

U・Iターンをして、
一番変わったこと、良かったことを教えてください。

実家の近くにいる安心感を得たこと。そして気軽に友人と会ってリフレッシュできることです。以前は年に2～3度しか佐渡に帰れませんでしたが、今は月に1度は帰省しています。
夜勤の数が決まっているところも良いですね。当院では面接の際に、夜勤の希望数を確認します。自分の生活に合わせた勤務ができるのは嬉しいですよね。他にも部長・師長が何かと気にかけてくれ、妊娠中の看護師も安心して働いていますよ！

将来の目標、夢を教えてください。

家庭と仕事を両立すること。今年の4月に結婚したばかりなのですが、今のところ順調に両立できていると思います。
仕事の面で言うと、まずは今与えられている役割を全うすることですね。そろそろ私も職場では中堅どころ。プリセプターも任せていただいているので、しっかり責任を果たしていきたいと思います。そして常に学習を続け、一層頼られる存在になりたいですね。ターミナル期の看護に関する知識をさらに深めたいです。

U・Iターンを考えている皆さんへ、
メッセージをお願いします。

大きく環境が変わるUターン・Iターン。不安や迷いはあると思います。ですが、今まで知らなかったやり方や考え方と出会うことは、たくさんの学びにつながります。また、新たな人との出会いが、看護師としての自分を大きく成長させてくれますよ。
…なんて言っている私も、かつては地元を好んでいないところがありました。ですが一度離れたことで、その良さがよくわかるようになりました！勇気を出してUターン・Iターンを実現してください！