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11月21日(木曜日)に、板倉中学校1年生の皆さんが地すべり資料館を訪れ、自然災害について学びました。
はじめに、地すべり博士(妙高砂防事務所職員)が自然災害に関する講義を行いました。上越地方ではなぜ地すべりが多いのか?ということについて、上越地方の地質の特徴や地すべりの仕組みの観点から説明をした後、地すべりを含む3つの土砂災害について解説しました。
また、災害の警戒レベルやハザードマップについても説明しました。板倉中学校周辺の洪水ハザードマップも見ていただき、「日頃から親御さんと避難について話し合ってください」との博士の言葉には頷く様子が見られました。
講義の最後には、上越地方で過去に起こった災害の事例を紹介しました。実際の被害の写真などを見ていく中で、「早めの避難」の大切さについて意識してもらえたことと思います。
講義の後は、質疑応答を行いました。事前に生徒の皆さんからいただいた質問には地すべり資料館に関するものが多く、当日は資料館の運営主体についてや、資料館がいつどういった思いで設立されたのかといったことについて、博士から回答しました。
また、講義の内容に関して「雪と地すべりには関係があるのか」といった疑問や、以前地すべり資料館に訪れたことのある方から「人柱供養堂に祀られている人骨について」の話題も挙がるなど、短い時間ながらさまざまな質問をしていただきました。
今回の学習では紹介できませんでしたが、館内には他にもパネルや模型、映像資料などがあります。ぜひまた来館いただき、自然災害についての知識を深めていってください。
妙高砂防事務所は、地すべり資料館(板倉区猿供養寺)を利用した、「自分の命は自分で守る」ための防災教室を開催しています。災害や対策工事についてのパネル展示、模型を使った実験などにより、自然災害について分かりやすく学ぶことができますので、ぜひご来館ください。
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