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9月11日(月曜日)に、板倉小学校4年生の皆さんが地すべり資料館を訪れ、地すべり災害について学びました。
昨年度に引き続き2回目の来館ということで、今年度は少し発展的な内容を学習していただきました。全体を通して少し難しい内容もありましたが、皆さん積極的に学習してくれました。
はじめに、地すべり博士(妙高砂防事務所職員)から「上越地方の地質の成り立ち」と「地すべりのしくみ」について説明しました。博士から「地球はいつできたかな?」と質問すると、「去年習った!!」と思い出してもらえたようです。(地球は46億年前にできました。)
上越地方は地層が新しく十分に固まっていないため、日本一の地すべり地帯となっていることを説明しました。皆さん難しい顔をしてメモをとりながら学んでくれました。
次に、1階シアタールームでは「自然災害から命を守る」DVDを視聴しました。映像では様々な自然災害から命を守る方法について、博士と地すべりくん(地すべり資料館マスコットキャラクター)が説明しています。地震や洪水、土砂災害の実際の映像を多用しており、恐いと感じる部分もあったかと思いますが、皆さん真剣に視聴してくれました。
次に、海の中で地層がどのようにできるか、模型を用いて実験しました。実験はとても人気です!重さの異なるビーズと石を筒の中に入れ、「どうなってるかな?」との博士からの質問に「層になってる!」と発言してくれました。雨が降ると土砂が流れて重い物から沈んで地層ができることを分かったもらえたことと思います。
また、地すべり対策工事についても説明しました。難しい内容ですが、イラストで説明しているため、イメージを膨らませて、分かっていただけたかな。
最後に、地元板倉区の国川で発生した大規模な地すべり災害について説明しました。皆さんが生まれる少し前に起こった災害なので、皆さんからは「聞いたことある」「知らない」と色々な声があがりました。当時の写真やニュース映像、対策工事の様子を見ていただき、皆さんとても真剣に学習してくれました。
館内には他にもパネルや模型、映像資料もありますので、またのご来館をお待ちしています!
自然災害は地球の営みの一つであり、個人で防ぐことはできません。過去の災害から発生しやすい場所や条件を学び、災害発生場所に居合わせた場合でも命を守ることができるよう、本日の来館で学習したことを役立てていただけると嬉しいです。
妙高砂防事務所は、地すべり資料館(板倉区猿供養寺)を利用した、「自分の命は自分で守る」ための防災教室を開催しています。災害や対策工事についてのパネル展示、模型を使った実験などにより、自然災害について分かりやすく学ぶことができます。防災意識の向上につながりますので、ぜひご来館ください!
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