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7月19日(水曜日)に、豊原小学校3年生の皆さんが地すべり資料館を訪れ、自然災害や人柱伝説について学びました。
はじめに、1階シアタールームにて「自然災害から命を守る」DVDを視聴しました。映像を通じて、様々な自然災害の発生時に命を守る方法を学習し、その後、地すべり博士(妙高砂防事務所職員)が上越地方の地形の成り立ち、地すべりのしくみについて説明しました。
また、平成24年に発生した板倉区国川地区の地すべりの被害についてパネルを用いて説明しました。過去に区内で大規模な地すべりが発生していたことにびっくりした様子が見られたほか、メモを取りながら真剣に耳を傾けていました。
今月に入り、上越市、妙高市において大雨警報が発表された日があったほか、九州地方や東北地方など全国各地で水害が発生していることから、ハザードマップの重要性についても触れ、今後、避難指示が出た際は適切に行動できるよう、豪雨時の避難方法について家族と話し合ってもらえるようお願いしました。
次に、2つの班に分かれ、1班は地層のでき方実験と液状化実験を行いました。地層のでき方実験では、雨が降ると土砂が流れて重い物から沈んで地層ができること、液状化実験では、地震が発生した際、地中の水が地表に上がり、建物が傾くほか、マンホール等が地表に浮上する様子について、模型等を用いて説明しました。もう1班は地すべり資料館のある板倉区猿供養寺地区に古くから伝わる「人柱伝説」に関するアニメを見て、人柱になった僧侶と地すべり災害の被害について学んでいただきました。その後両班は交代でもう一方のプログラムを学習しました。
最後に、実際に人柱となったお骨が祀られている人柱供養堂の見学も行い、小学生の皆さんは、伝説が実際に起こった事実であることに驚いていたようでした。
館内には他にもパネルや模型や映像資料がありますので、今後、家族や友達と来館し、防災等に関する理解を深めていただけると嬉しいです。
妙高砂防事務所は、地すべり資料館(板倉区猿供養寺)を利用した、「自分の命は自分で守る」ための防災教室を開催しています。災害や対策工事についてのパネル展示、模型を使った実験などにより、自然災害について分かりやすく学ぶことができます。防災意識の向上につながりますので、ぜひご来館ください!
地すべり資料館のページはこちら!