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10月15日(水曜日)に、柿崎小学校4年生の皆さんが地すべり資料館を訪れ、自然災害や人柱伝説について学びました。
当日は元気な挨拶からスタートし、講義についても関心を持って聞いていただきました。
はじめに、1階シアタールームにて「自然災害から命を守る」DVDを視聴しました。メモを取ったり、実際の災害の映像にさまざまな反応があったりと、熱心に鑑賞されていましたが、特に津波の映像には皆さん驚いている様子でした。
DVDを観た後は、地すべり博士(妙高砂防事務所職員)から、上越地方の大地がどのようにしてできたのかや、地すべりが発生するしくみなどについて説明を受けました。
講座の後は2班に分かれて、2種類の実験と、「人柱伝説」のDVD鑑賞を交互に行いました。
実験の1つ目・地層の堆積実験では、水中で重い物から下に沈んでいくことを学びました。2つ目の液状化実験では、地震が発生した際、地中の水が地表に出てくることで、建物が傾いたりマンホール等が地表に浮上したりする様子を確認しました。「実験を手伝ってくれる人~?」という博士の呼びかけにはたくさんの手が挙がり、実験結果についても気づいたことを口々に教えてくれました。
地すべり資料館がある猿供養寺地区に伝わる「人柱伝説」についてのアニメも、楽しんで鑑賞いただけたようでした。伝説に出てきたお坊さんのお骨が実際に発掘されたことには、皆さんとてもびっくりしていました。
続けて、液状化の起こるしくみや、土砂災害の種類、平成24年に発生した板倉区国川地区の地すべりの被害などについても、地すべり博士から解説を受けました。博士からは、「災害から身を守るために、日頃から備えておくことが大切」とのお話もありました。
また、最後は外に出て、実際に人柱となったお骨が祀られている人柱供養堂の見学も行いました。
今回の学習を通して、防災等に関する理解を深めていただけたことと思います。
館内には他にもパネルや模型、映像資料等がありますので、今度は家族や友達とも遊びに来てください。
地すべり資料館(板倉区猿供養寺)では、災害や対策工事についてのパネル展示、模型を使った実験などにより、自然災害について分かりやすく学ぶことができます。また妙高砂防事務所では、地すべり資料館を利用して、団体の方向けの防災教室を開催しています。防災意識の向上につながりますので、ぜひご予約ください。
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