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胎内川ダムの建設記録
昭和41年、42年と2年連続した集中豪雨に見舞われ、出水によって流域に大きな被害が発生したことから河川改修はダムと併用する方針に変更され昭和42年から実施に向けた調査を開始しました。なお、国土交通省補助ダムでは利水と治水の多目的ダム建設計画が多いなか、加治川治水ダムと胎内川ダムは大規模な治水専用ダムとしては全国で初めて計画されました。事業は、昭和42から43年の実施調査に引き続き、昭和44年度から建設工事に着手、工事用道路の建設に入りました。ダム本体工事は、昭和46年度から開始して昭和47年度からコンクリートの打設し始めて昭和50年度には終了し、11月22日に竣工式を挙行しました。昭和51年度には、原石山、土捨場などダム周辺の環境整備を行って全事業は終了しました。
昭和46年4月胎内川開発事務所開所式
昭和46年6月掘削前のダムサイト
昭和47年9月ダムサイト掘削中
昭和47年10月コンクリート初打設
昭和48年6月濁水処理場、骨材プラント、原石山全景
昭和48年6月掘削中の原石山
昭和48年9月定礎式
昭和49年5月残雪のダムサイト
夜間作業中のダムサイト
昭和49年10月20万立方メートル打設記念
昭和49年10月主放流管据付中のダム
昭和50年9月湛水直前のダム背面
昭和50年11月竣工式
昭和51年11月湛水試験が終了、ダム水位標高303メートル
年度 | 主な実施内容 |
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昭和42年度 | 水理調査、航空写真測量、地質調査 |
昭和43年度 | ダム地点の地質調査、工事用道路測量 |
昭和44年度 | ダム地点の地質調査、地形測量及び工事用道路、営繕宿舎など工事 |
昭和45年度 | 工事用道路工事及び原石山候補地の地質調査、現場事務所新築工事 |
昭和46年度 | 7月本体工事契約、本体掘削工事、仮設備工事、原石山掘削工事、12月仮排水ずい道を完了 |
昭和47年度 | 本体掘削工事、仮設備工事、原石山掘削工事、本体コンクリートの一部3400立方メートルを打設 |
昭和48年度 | 本体掘削工事、仮設備工事、原石山掘削工事、7月本体コンクリート河床部の打設開始、9月定礎式、コンクリート累計打設量9万立方メートル |
昭和49年度 | コンクリート打設6月累計打設量10万立方メートル、10月累計打設量17万立方メートル、主放流設備の据付、警報局舎、水位観測所工事に着手 |
昭和50年度 | コンクリート累計打設量8月28万立方メートル、堤外仮排水路の閉塞、管理設備工事、表面取水設備工事、余水吐ゲート設備工事、10月にほぼ完成 |
昭和51年度 | 最終年度は、原石山、土捨場などダム周辺環境整備工事、貯水池の管理変更、10月湛水試験開始、ダム挙動調査、正式な管理体制を確立 |
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