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【長岡】つつが虫病に注意しましょう

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0053256 更新日:2025年6月6日更新

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つつが虫病が県内で発生しています。
県内では、春~初夏や秋~初冬に発生し、特に5~7月、10~11月に多く発生します。
河川、山林、草地でレジャーや農作業を行う際は、ツツガムシに刺されないように十分気をつけてください。

つつが虫病について

 つつが虫病は、病原体オリエンチア・ツツガムシ(旧名リケッチア・ツツガムシ)を保有した「ダニの幼虫」に刺されて起こる病気です。
 この「ダニの幼虫」の名をツツガムシといいます。ツツガムシは野山、草むら、河原などに広く分布し、ツツガムシが活動する春から初夏、秋から初冬にかけて発生が多くなる傾向にあります。
 山菜取りなど野山での活動だけでなく、農作業や河川周辺、草むらでの除草作業などでツツガムシに刺されることがあります。
 なお、つつが虫病は人から人へは感染しません。

つつが虫病の症状

  • 刺された局所に特有の刺口(かい瘍)を生じる
  • リンパ節が腫れる(特に刺口局部近くのものが多い)
  • 39度以上の高熱
  • 皮膚の発疹

などが見られます。
特に、「刺し口」「発熱」「発疹」は主要3徴候とよばれ、およそ90%以上の患者にみられます。また、患者の多くは倦怠感、頭痛を伴います。

なお、ツツガムシに刺されてから発病するまでに5~14日の潜伏期間があります。そのため、山林や草地に立ち入ってから1~2週間くらいで高熱が出てくるなど、上記の症状があったら直ちに医師の診察を受ける必要があります。
その際、これらの場所に立ち入ったことを医師に伝えることが、診断のうえで重要となります。

ツツガムシの刺口長岡赤十字病院 皮膚科 伊藤 薫 部長(当時) から提供の画像
ツツガムシの刺口:長岡赤十字病院 皮膚科 伊藤 薫 部長(当時)から提供

         皮膚の発疹長岡赤十字病院 皮膚科 伊藤 薫 部長(当時) から提供の画像
皮膚の発疹:長岡赤十字病院 皮膚科 伊藤 薫 部長(当時)から提供

つつが虫病の予防対策

河川、山林、草地に立ち入る際は、

  • 肌を出さないようにする(長袖、長ズボン、長靴、手袋などを着用する)
  • 衣類を草むらに置いたり、草むらで休息や用便をしない
  • 防虫スプレー等を使用する

などの対策が有効です。
 なお、これらの場所に立ち入った後は、入浴して体にダニが付着していないかチェックしましょう。

つつが虫病届出状況

 
2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
長岡管内(※1) 1 0 1 0 0

2

0 3 0 1
新潟県 6 3 9 7 1 7 7 4 6 4
全国 422 505 447 456 404 538 544 492 444 353

※1:長岡保健所管内の医療機関からの報告数

医師の届出について

 つつが虫病は感染症法上の四類感染症に位置付けられ、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出ることが義務付けられています。

 つつが虫病の届出基準について(厚生労働省)<外部リンク>

その他のダニ媒介性疾患

つつが虫病の他にも、日本紅斑熱、ライム病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などはダニに刺されることで感染・発症します。
いずれもダニに刺されないことが重要ですので、つつが虫病の場合と同じように予防対策を行って下さい。

関連リンク

国立感染症研究所感染症情報センター:ツツガムシ病<外部リンク>

新潟県感染症対策・薬務課:つつが虫病に注意しましょう

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