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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号109)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052640 更新日:2021年1月22日更新

最後の将軍の陣屋跡(珍風景番号109)

一橋陣屋跡の碑の画像
一橋陣屋跡の碑

 「最後の将軍」徳川慶喜をご存じでしょうか。御三卿(ごさんきょう)の一橋家(ひとつばしけ)から、1866年に将軍家を継いで江戸幕府の第15代将軍となりました。その後1867年に大政奉還し将軍職を辞したため、「最後の将軍」とも呼ばれています。
 一橋家の石高は10万石でしたが、その所領は全国各地に点在していて、一部がここ村上にもありました。1827年以降明治維新までの約40年間、荒川左岸の12か村と旧神林村中央部の5か村の計17か村・約7200石が一橋領とされ、村々を取り締まる陣屋が金屋に置かれていました。
 陣屋が設けられた当時、金屋には150軒あまりの家々が並び、市が開かれるなどたいへん賑わっていたと伝えられています。
 現在、陣屋跡には「一橋陣屋跡」の碑が建てられ、昔を偲ぶことができます。

痛々しく補修された老松の画像
痛々しく補修された老松

 石碑の後ろの松は、陣屋表門の両脇に植えられていた老松の1本だと言われています。陣屋があった当時すでに老松だったと伝えられており、そのことからすると樹齢200年以上ということになります。今は左側の松だけが残っていますが、さすがに幹が腐ってしまい、痛々しく補修されています。

石碑は転作研修センター入り口にありますの画像
石碑は転作研修センター入り口にあります

 陣屋は明治以降に取り壊され、跡地には旧金屋村役場が建てられていました。
 現在は、JAにいがた岩船の倉庫や金屋転作研修センターなどになっています。

 徳川将軍家と村上との意外なつながりがわかる珍風景でした。

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