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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号104)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052737 更新日:2021年1月22日更新

子連れの狛犬(珍風景番号104)

社殿に向かって右側・阿(あ)の狛犬  じゃれつく子犬の頭を優しくなでているようですの画像
社殿に向かって右側・阿(あ)の狛犬 じゃれつく子犬の頭を優しくなでているようです。

 村上市三之町の藤基神社(ふじもとじんじゃ)は、江戸時代中期から明治維新まで村上藩を治めていた内藤家の藩祖・内藤信成(ないとうのぶなり)侯を祀っていて、市民からは「藤基さま」と親しまれています。
 神社といえば狛犬がつきものですが、藤基神社には境内の3か所に狛犬が設置されていて、全部合わせると8匹もいます。
 あれ?狛犬は阿吽(あうん)のペアなので、3か所なら全部で6匹のはず。計算が合いませんよね。
 実は、社殿前の両脇にいる狛犬は、それぞれ可愛い子犬を連れているのです。宮司さんのお話では、子連れの狛犬はかっての江戸の町ではよく見られたもので、藤基神社が江戸の村上藩邸内から分霊された名残ではないか、また、家族で子どもを大切に育てるという村上の人々の思いも込められているのではないかとのこと。小さな子犬たちは親犬に大切に守られ、安心しきっているようです。

社殿に向かって左側・吽(うん)の狛犬  子犬を胸の下に抱きかかえて守っているようですの画像
社殿に向かって左側・吽(うん)の狛犬 子犬を胸の下に抱きかかえて守っているようです。

 犬はお産が軽いことから安産の象徴とされていて、今でも妊婦さんは、妊娠5か月目の最初の戌(いぬ)の日を選んで腹帯(ふくたい)を着けて、安産を祈る風習があります。
 愛情たっぷりに子犬を可愛がっている親犬と親犬に守られ甘えている子犬達。みなさんも藤基さまにお参りすると、仲睦まじい狛犬の親子のように家庭円満になれるかも。

投げる前に横のお賽銭箱に10円入れてくださいねの画像
投げる前に横のお賽銭箱に10円入れてくださいね。

藤基神社の社殿と両脇の狛犬の画像
藤基神社の社殿と両脇の狛犬

社殿の前には「運試し輪投げ」もあって、5つ投げて一つでも入ると良いことがあるとか。

町中で見つけた、ちょっと微笑ましい珍風景でした。

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