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平成30年度新潟県環境賞 受賞者の活動紹介

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0477291 更新日:2022年4月1日更新

平成30年度の新潟県環境賞を受賞された皆さんの活動を紹介しています。

新潟県環境賞 大賞:朝日の森の会

手づくり看板の画像
手づくり看板

森林環境の保全・活用と地域づくり活動

 秋葉丘陵の約8割は森林が占めていますが、人工林や広葉樹林は放置され、地域環境や景観の低下を招いています。平成19年4月29日の「みどりの日」に発足した「朝日の森の会」では、集落の裏山の森林を再生するため、新津森林公園計画地約7haを借り受け、伐採整備や植樹、下草刈りなどの森づくり活動を行っています。平成19~29年の活動参加者は4,695人、森林の伐採整備の総面積は173a、植樹の総数は1,290本となりました。明るくなった森は植樹林が育ち、春の新緑や開花に始まり、サンショウウオの産卵、カブトムシの羽化、木の実を求めるリスや、子ども老人たちでかつての賑やかさが戻っています。
 また、平成19年から市民森づくり体験会を毎年開催し、家族や地元企業が参加しています。平成22年からは地元小中学校で森の観察や植樹会などの郊外学習を行っています。テレビ・ラジオや新聞で活動が紹介されるようになり、多様な人材が47名集まっています。平成26年からは首都圏や新潟市内の企業・団体などの環境貢献活動の参加や視察を受け入れています。
今後は整備区域の拡大と植樹林の育成、森の資源を使った利用施設の整備を図ることとしています。

新潟県環境賞 地域創り部門:交通安全と花の会

ヒガンバナと多宝山の画像
ヒガンバナと多宝山

景観美化と地域コミュニティの活性化~ヒガンバナロードづくり~

 2002~2005年に周辺道路で交通死亡事故が続いたことから、安全運転を願い、2009年から新潟市西蒲区の幹線道路沿いにヒガンバナの植栽を開始しました。当初数人で開始した活動は、翌年には岩室商工会女性部、さらに新谷・油島・横曽根・西船越の自治会へと広がってきました。さらに今年からは高畑の自治会も参加し、活動範囲が年々広がっています。水害多発地帯だった同地域は、治水や道路整備が進んだ現在、逆にコミュニティ間の絆が薄まっているようにも感じられるところがあり、この活動によりコミュニティ間の親睦と交流を図るとともに、景観美化による観光振興・交通安全を目指しています。
 この活動により、参加集落間の相互交流が活発化しました。活動開始後交通事故はなく、春の桜、そして秋はヒガンバナの咲く頃には多くのカメラマンが撮影に訪れるようになっています。

新潟県環境賞 地域創り部門:長岡市立川口小学校

Eボートによる川観察会の画像
Eボートによる川観察会

守ろう育てようふるさとの川、そして森

 平成9年より、川から地域を見つめ、地域のよさを学び、ふるさとの豊かな自然を守ることを目的に、川に親しむ活動や川の環境調査、クリーン活動に取り組んでいます。春には鮎の放流や水生昆虫の観察会、夏には川遊びと生き物観察会・簗場体験、秋には地域の方々の協力を得て、ボートでの川下りを通し川の豊かさを体感しています。また、川環境を守るため、地域の方々と共にクリーン活動を実施しています。
 ほかにも、平成26年からは緑の少年団に加盟し、緑の募金活動や棚田での米作りを行っているほか、地域の方々とともに苗木を育て植林を行うことにより森の再生活動に取り組んでいます。
 これらの取組を通し、児童がふるさとの豊かな自然を学ぶとともに、地域の方々にもふるさとの自然を見直す活動が広がっています。

新潟県環境賞 環境保全部門:妙高高原ビジターセンター

妙高山オオバコ駆除登山隊とオオハンゴンソウの画像
妙高山オオバコ駆除登山隊とオオハンゴンソウ

「いもり池」における外来種駆除活動と方法の研究

 いもり池は、湖面に映る「逆さ妙高」やミズバショウの群落などによる、妙高戸隠連山国立公園で随一の景勝地ですが、周辺の第2種・第3種特別地域には特定外来生物を始めとする外来種が多く分布しており、第1種特別地域にも侵入するおそれがあります。これを防護するため外来種駆除や分布調査、啓発活動を行っています。
 平成26年からボランティアを募りながら地域参加型で、年2回実施しているオオハンゴンソウの駆除では、完全に駆除することは不可能ですが、国立公園第1種特別地域「いもり池湿原」への侵入を水際で防いでいます。また、ミズバショウ群生地の保全を目的としたヨシの刈り取りでは、湿原内の在来植物の種数が増加し、四季折々、多様な草花が咲くようになってきています。ブラックバスの駆除と啓発を兼ねた、「親子ブラックバス釣り大会」は年2~4回実施し、次世代に向けてブラックバスの生態や外来種問題を発信しています。(平成27~30年の延べ参加者333名)
 このほか地域や市役所、環境省と連携して、地域主催の外来種駆除活動や、河川清掃などの行事にもスタッフ派遣として参加しています。
 今後も在来種が生息できる環境に戻すことを目指して活動を継続していきます。

新潟県環境賞 環境教育・学習部門:自然環境見守り隊

市民参加の関川源流探検ツアーの画像
市民参加の関川源流探検ツアー

小学校の川観察のサポートやエコライフ教育を通じた環境教育活動

 上越市第二次環境基本計画に沿った市民環境プロジェクトのうち、河川保護を目的とした「豊かな清流蘇らせ隊プロジェクト」(平成20年度から26年度まで河川の現状調査などの活動を実施)と、活動内容が類似していた「きれいな水保全プロジェクト」を統合し、平成27年度に「自然環境見守り隊」を組織しました。
 上越市第二次環境基本計画の計画期間終了後も、小学校の総合学習における川観察のサポート活動(年10校程度)や、上越市環境フェアでのパネル展示、水質測定の体験会を実施しています。生き物の観察や川遊びなどを通し、自然にふれあうことで環境の保護への意識を高めています。依頼件数の増加にも耐えられるよう、新たな講師の養成にも取り組んでいます。
 今後は、川観察のサポートをメインにしながら、エコライフの学習会の実施回数も増やして行きたいです。

新潟県環境賞 エコの芽部門:社会福祉法人野の百合福祉会めぐみ野こども園

こめつぐ君、大好きの画像
こめつぐ君、大好き

日本一のコシヒカリを、子どもたちが種もみ選び・田植えから精米・クッキングまでを体験することにより、地域づくりに貢献する。

 食育活動の一環として、「日本一のコシヒカリを育てて食べる」体験を16年間続けています。園庭に作った田んぼで、種もみ選びから代掻き・田植え・稲刈り・天日干し・脱穀・もみすり・精米、更に「おにぎりパーティ」を楽しむまでの行程はすべてを子どもたちの手作業で行っています。
 平成25年に「南魚沼市コシヒカリ普及促進の条例」が制定されてからは、地域の方々とも連携を図って取組を実施してきました。この活動により、自然の恵みに感謝する心や、自然を大切にしようとする心が育ってきています。
 今後は菜園活動を充実させ、園庭の草花や生き物調べなど、子どもたちの主体性を伸ばす環境作り・活動を進めていきます。そのため、職員研修会、他園への見学や交流、地域のビオトープ等の見学を計画しています。

活動の様子や受賞者のみなさんからのメッセージについてはこちらをご覧ください。[PDFファイル/1.93MB]

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