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平成29年度新潟県環境賞 受賞者の活動紹介
平成29年度の新潟県環境賞を受賞された皆さんの活動を紹介しています。
新潟県環境賞 大賞:第二上田小学校エコクラブ
楽しいよ上田の自然
鳥のぼり
昭和37年に学校林設置、昭和39年に愛鳥モデル校の指定を受けるなどし、環境教育の取組は53年目を迎えました。野鳥に親しみ、生物の多様性の大切さを学ぶため、親子探鳥会・愛鳥検定・宝探し遠足・緑の少年団・生き物調べなどを継続して実践しています。(平成27年度 新潟県環境賞 学校等の部 受賞)
平成27年の受賞以降も、全国こどもエコクラブの活動報告(2年間で40回)、サシバやツバメの観察、第一上田小学校との学校林合同遠足、県内外の小学校との学習及び食育交流、愛鳥パンフレットの作成など新たな活動にも積極的に取り組み、様々な交流も進めています。
新潟県環境賞 地球温暖化部門:北越急行株式会社
旅客列車を利用した貨客混載輸送
貨客混載輸送概要図
北越急行では佐川急便と連携し、宅配便の輸送をトラックから旅客列車とし、CO2排出量の削減等を図る輸送方法の検討を行い、29年4月からほくほく線六日町駅~うらがわら駅間で貨客混載列車の運行を開始しました。(宅配便貨物を第3セクターの鉄道事業社が運ぶのは日本初。)これによりトラック輸送と比べCO2を削減するとともに、安定的な輸送の確保と、輸送余力の有効活用が図ることができました。
今回の取組は、他の鉄道事業者へも広がることで大きな効果が期待できると考えています。このほか、地域の公共交通を担う一員として、環境保護活動に取り組んでいます。
新潟県環境賞 地域創り部門:上越市立春日中学校
春日山城趾保全活動
土の一袋運動
以前から、「謙信公祭」後のクリーン作戦を行っていましたが、「さらに地域の役に立つ活動をしたい」という願いから、生徒会が中心となり、市教育委員会が行っている春日山城跡本丸の土砂流出防止対策「土の一袋」運動や地域の春日山城跡の清掃活動に平成22年から参加しています。さらに天守台跡の芝生化や松林の保全、植樹など除々に活動範囲を広げています。
現在は年4回程度の清掃活動でボランティアを募り、全校生徒の半数以上が参加するようになりました。これにより城跡の土砂の流出防止、緑化などに効果を上げ、地域の方からはたくさんの応援をいただき、生徒の励みにもなっています。
新潟県環境賞 環境保全部門:矢垂くらぶ
矢垂川に、昔のような、川の姿を取り戻す活動
野外研修風景
平成9年にアユが矢垂川を遡上できるように魚道を設置したことが活動の始まりです。以後定期的な環境保全活動は延べ100回に届きます。自然豊かな矢垂川を取り戻し、未来を担う子供たちに「矢垂川の本当の姿」を残すため、魚類の調査・清掃活動・稚アユやヤマメの放流をはじめ、魚道の設置と経過観察などを行ってきました。
さらに、学校の環境学習やチームエコの会場として活用するなど、川への関心を高めるとともに、休耕田の整備など里山の保全活動にも取り組んでいます。僅かな人数で始まった活動ですが、継続するにつれ地区住民の関心が高まり、他の団体との連携が生まれています。
新潟県環境賞 エコの芽部門:社会福祉法人はなみずき福祉会みしま中央保育園
みしまスマイル・エコ・プログラム エコな子、エコな親、エコな先生になろう
西山連峰登山マラソンのクリーン作戦
平成24年より環境しつけ講座を行ってきました。まずは保育士自身がエコな先生になろうと意識しながら子どもたちと一緒に取り組んでいます。中でも節電・節水・分別・リサイクル・肥料造りに力を入れ、4月5月としてきたことを必要に応じて振り返りながら継続して取り組んでいます。
行事の際は保護者からもマイ箸、マイ茶碗、エコバッグを持参していただいたり、ゴミ拾いなどを地域の皆さんと一緒に体験をしています。
毎日エコな生活をすることが当たり前となり、先のことや、相手の気持ちに目を向けられる子も増えてきました。
活動の様子や受賞者のみなさんからのメッセージについてはこちらをご覧ください。[PDFファイル/29.01MB]
過去の受賞者の紹介
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