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令和2年度新潟県環境賞 受賞者の活動紹介

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:2373221 更新日:2022年4月1日更新

第25回(令和2年度)新潟県環境賞を受賞された皆さんの活動を紹介しています。

新潟県環境賞 大賞:新潟市立真砂小学校

海岸清掃
海岸清掃

大好き新潟-見つめよう真砂の自然・守ろう自然環境

活動の概要

  真砂地域の特徴として誇れるものとして、美しい海と砂浜があり、学校の校舎からは日本海や佐渡を望むことができます。海辺の地域の素晴らしさを再発見するとともに、厳しい自然から生活を守る手立てや環境を脅かすごみの影響について学び、環境を守りながら自然と共存することを目標として、保護者や地域ボランティアの方々と一緒に活動しています。
・25年目を迎えた学校行事の海岸清掃は今年は感染症予防の為、4年生のみで行いました。ごみを拾うだけでなく、ごみの種類や量についても統計をとったり、外国語のラベルのごみを見付けたことから、逆に真砂で捨てたごみもはるか遠い外国に流れ着くのではないかということにも気付きました。海洋マイクロプラスチックについても学んだことで、全世界的な環境問題についても考えることができました。また、海の水質調査も行いました。
・本年は、海辺を訪れる人たちに向けて、海の環境を守る呼びかけをポスターで行いました。同時にポスターを見た人からの感想や意見を集める意見ボックスも地域の施設「夕焼けこばり」に設置しました。
・砂防林についての学習も何年も続けています。これからの未来も海と共存して生活するために、砂防林を守る活動をしているボランティアの方々と一緒に、学区の「松海の森」で活動しました。松に絡みついたツタを取り除いたり、親しみがもてる森にするために遊歩道を整備したりしました。
・長年続けてきた海岸清掃や砂防林での体験学習を単発的なものに終わらせず、これらの活動を軸に、週2時間の総合的な学習の時間において、身近にある海を通して環境について学び考え、それをまとめたり、発表したりして、教科横断的な学びを一年を通じて行っています。

受賞者コメント

 感染症対策でいろいろな学習活動や行事が中止になったり、延期になったりした中、長年続けてきた学校行事の海岸清掃を、たとえ4年生だけでも海開き前に行うことができたのは、非常に意味深い事だったと思います。地域のアイデンティティーを再確認すると同時に、地域とともに地域に根差した課題に取り組むことにより、未来につながる資質・能力を育てていきたいと思います。

01_海岸清掃 02_海の汚れの原因調査

03_砂防林に親しむ 04_砂防林を守る活動(1)

05_砂防林を守る活動(2)  06_調査をまとめ啓発活動(1)

07_調査をまとめ啓発活動(2)  08_調査をまとめ啓発活動(3)

09_調査をまとめ啓発活動(4)

  1. 海岸清掃
  2. 海の汚れの原因調査
  3. 砂防林に親しむ
  4. 砂防林を守る活動(1)
  5. 砂防林を守る活動(2)
  6. 調査をまとめ啓発活動(1)
  7. 調査をまとめ啓発活動(2)
  8. 調査をまとめ啓発活動(3)
  9. 調査をまとめ啓発活動(4)

新潟県環境賞 地球温暖化部門:三条市立大島中学校

校区内ゴミ拾いウォーク
校区内ゴミ拾いウォーク

地域とともにつくる私たちの未来、地域の未来

活動の概要

 平成29年度から、SDGsの視点を取り入れたエネルギー・環境教育を実施しています。
・学校内のSDGsを考え、校内での節水・節電・食品ロスへの啓発活動などの省エネルギーに向けた取組を地域と協力して全校生徒で実施
・市民生活にかかるエネルギーとエネルギーの供給量を学習する取組として、地域不要日用品販売・エコキャップ・アルミ缶回収運動・シュレッダーゴミで紙薪づくり・使用済み割り箸で割り箸炭づくり体験などの実施
・農村地帯の特色を生かし、農作物の育成を通して食とエネルギーの関係を考える取組の実施(ゴーヤグリーンカーテンの作成・エコクッキングなど)
・地域の防災の現状を学び、防災時における発電を考えることで、エネルギーの重要性についての正しい知識と理解を促し、行動力を高める学習
・コロナ禍での持続可能な開発目標SDGsの実現についての学習
これらの活動により、学校がリサイクル、リデュース活動に取り組んでいることを情報発信し、家庭、地域からの協力も得ることができました。今後は家庭、地域との連携と協働した活動を行っていくこととしています。

受賞者コメント

 中学校を中心とした取組でしたが,今年度はコミュニティスクールの中学校区内の2つの小学校も“三条おおじま学園”としてSDGsの精神に賛同いただき学園としての事業となり,まずペットボトルキャップ回収運動から協働展開しています。そのようなムーブメントを興すことも出来職員一同大変喜んでおります。

01_エコクッキング 02_ゴーヤの苗植え 03_校長による全校エネルギー授業  04_廃油キャンドル作り

  1. エコクッキング
  2. ゴーヤの苗植え
  3. 校長による全校エネルギー授業
  4. 廃油キャンドル作り

 

新潟県環境賞 地域創り部門:特定非営利活動法人にいがた里山研究会

五十嵐川生きもの調査
五十嵐川生きもの調査

地域の里山フィールドでの自然環境体験学習

活動の概要

  市民に多様な切り口による自然環境体験学習の機会を提供し、地域の自然を理解し楽しんでもらうとともに、地域の環境に関心を持ち、健全で豊かな自然環境の在り方を考えるきっかけを作るため活動しています。
・2011年の創立以来、毎年ほぼ月1回のペースで里山自然観察会、川の生き物調査、炭焼き体験と野外料理など多様な自然環境体験学習会を企画し実施しています。当会事業への市民参加は、延べ数千人に上り、地域に一定の関心の広がりが感じられ、環境啓発活動として根付いてきているように思われます。
・五十嵐川の生き物調査、田川の身近な水環境調査の長期にわたる調査データは地域の自然環境情報として貴重であり、地元の学校の総合学習での貴重な資料となっています。
・ホタルの生息環境の改善や生態に関する啓発活動なども毎年行っています。ホタルの観察会に参加された方の意識の変化を少しずつ感じられるようになってきています。
・昨年、五十嵐川に遊水地が竣工し、新たな自然環境フィールドとしても注目されていることから、今後この新しい湿地環境にどのように動植物が進出してくるのか注意深く観察、調査していく予定です。

受賞者コメント

 当会の前身、三条ホタルの会が新潟県環境賞を受賞したのが2000年でした。その後、その活動を新たに設立したNPO法人にいがた里山研究会に引き継ぎ、この度、同じ環境賞を受賞させて頂いたことは大いに励みになります。今後も地域の自然の豊かさや大切さを知って学んで楽しんで頂くお手伝いができればと思っています。

01_春の自然観察会 02_炭焼き&野外料理

03_里山ナイトウォーク 04_新通川雑魚釣り大会

  1. 春の自然観察会
  2. 炭焼き&野外料理
  3. 里山ナイトウォーク
  4. 新通川雑魚釣り大会

新潟県環境賞 地域創り部門:特定非営利活動法人かみえちご山里ファン倶楽部

棚田学校の様子

棚田学校の様子

桑取谷の里山環境の魅力を守り伝える

活動の概要

  上越市の西部中山間地域(桑取地区、谷浜地区、中ノ俣地区、正善寺地区)、通称「桑取谷」と呼ばれる地域で、里山・里海の地域文化を育むことを目的に活動を行っています。
・里山に受け継がれてきた暮らしの知恵や文化、技術が失われることに危機感を感じ、その技術などの調査、記録を行いました。その記録を基に、地域資源をいかし、地域の魅力を伝える事業として、年間を通して米作りを学ぶ「棚田学校」の開催やワラ細工体験、子ども向けの自然体験などを行っています。
・「棚田学校」では、高齢化により維持管理が難しくなり、かつ、荒廃により土砂崩れの危険性がある棚田を中心に、当団体が市街地から参加者を募って米作りを行うと同時に地域の人々とのふれあいや文化・技術を伝承しながら棚田の保全を行っています。
・上越市から「地球環境学校」と「くわどり市民の森」の管理を受託し、里山の暮らしと自然との関わりを学ぶプログラムの提供や自然観察会などを実施しています。どちらも平成14年より運営を開始し、「地球環境学校」では、上越市内の小中学校を中心に子ども会や個人など様々な利用者が学んでいます。「くわどり市民の森」では年間約20回の観察会などのイベントを実施し、水源の森の普及啓発活動や里山文化の発信を行っています。

受賞者コメント

 これからもこの地域に残る里山の魅力を発信することに力を入れ、この地域に興味を持って一緒に活動を行っていってくれる人達が増えていくように努めていきます。また、地域の子ども達に郷土への愛着を持ってもらうための教育にも力を入れていきたいです。

01_角間の棚田(中ノ俣地区)で棚田学校を実施  02_森林整備体験(くわどり市民の森)

03_水源の森でのトレッキング(くわどり市民の森)  04_地域住民から里山文化について話を聞く

05_田植え体験(地球環境学校)

  1. 角間の棚田(中ノ俣地区)で棚田学校を実施
  2. 森林整備体験(くわどり市民の森)
  3. 水源の森でのトレッキング(くわどり市民の森)
  4. 地域住民から里山文化について話を聞く
  5. 田植え体験(地球環境学校)

新潟県環境賞 環境保全部門:特定非営利活動法人木と遊ぶ研究所

大人の木工講座

大人の木工講座

森を守る・森で学ぶ・森を活かす活動

活動の概要

 会員や森林保全と環境保護を願う市民に対して、ボランティア活動、森林に関する調査・研究・啓蒙活動等に関する事業を行い、森林及び環境保全に寄与することを目的として森林ボランティア活動や木工・環境活動、地域材を生かす活動を行っています。
・森林ボランティア活動として、手を入れなくなったスギ人工林の整備(H14~18)や雑木林の整備(H14~現在)を行い、メンバーの技能や知識を活かした活動を展開しています。
・木工・環境教育活動では、木工業者や建具店などから出る端材を有効利用し、その材から木や森ひいては環境問題について学ぶ木工教室を継続して実施しています。
・市民が木に触れ、木に親しみ、自然や環境を考えるきっかけとなる場作りを行ってきました。小学校や町内会行事等への出前木工講座、および環境フェアへの出店など、学校や地域の要望に応えた活動を展開し、現在年10回程度の出前木工講座を行っています。

受賞者コメント

 「木の端材から森林・環境へ」と思いを巡らせ、考え、行動する環境保全活動を続けてきました。20年以上の活動を通じて、多くの市民が森林や木工に親しみ身近な環境について考える機会が増えてきたな、とうれしく思います。今後も森の手入れや出前木工講座などを通じて、子どもから大人まで楽しみながら学べる場作りを継続していきたいと考えています。

01_ふれあいの森散策道の整備 02_夏休みの「木工お助け隊」

03_上越市みどりのフェスティバル 04_謙信キッズプロジェクト木の楽校

05_謙信キッズプロジェクトものづくりの講座  06_ふるさと上越・妙高の木育推進モデル事業

  1. ふれあいの森散策道の整備
  2. 夏休みの「木工お助け隊」
  3. 上越市みどりのフェスティバル
  4. 謙信キッズプロジェクト木の楽校
  5. 謙信キッズプロジェクトものづくりの講座
  6. ふるさと上越・妙高の木育推進モデル事業

新潟県環境賞 エコの芽部門:どろんこ会グループ

田んぼを移動する子どもたち
田んぼを移動する子どもたち

美味しい!お米を日本中の子どもたちに~南魚沼の原風景を守る~

活動の概要

  「子どもたちに新潟県の美味しいコシヒカリを食べさせたい」「子どもたちに本物の食育体験の機会を作る」ことを目的として、日本の主食であるお米の美味しさと、そのお米がどうやって作られているか、生産から収穫までの労働を園児たちにもっと知ってほしいと考え、創業当時の平成10年から南魚沼で子どもたちの田植え・稲刈り体験、自然体験活動を実施しています。
・令和元年度は1,200人以上の園児たちや保護者、職員が南魚沼を訪れ、田植え・稲刈り体験活動を行いました。汗と泥にまみれながら、自分たちの手で稲を植える「本物の体験」を大切にしています。
・首都圏から毎年定期的に多くの園児や大人が南魚沼に足を運ぶ機会となり、地元の宿に宿泊し、どろんこになった園児たちが宿から田んぼまでを歩く姿は地元の風物詩となっています。
南魚沼での田植え、稲刈り体験活動から、さらに地域に貢献したいと南魚沼どろんこ保育園を開園して4年目となりました。南魚沼の農業と南魚沼の人を繋ぐ計画は未来へと繋がっていきます。

受賞者コメント

 南魚沼の大自然、南魚沼の人情に魅せられて気が付けば新潟が・・・南魚沼が・・・大好きになっていました。その思いからの活動を知って頂きたく応募した活動が受賞したことを大変、光栄に思います。これからも私たちは南魚沼の人情あふれる人々とその風景を大切に活動していきます。ありがとうございました。

01_初めて稲の苗にふれた田植え体験 02_本物の鎌を使って稲刈り体験

03_子どもたちのライスセンター見学 04_宿でのヌカ釜ご飯の体験 

  1. 初めて稲の苗にふれた田植え体験
  2. 本物の鎌を使って稲刈り体験
  3. 子どもたちのライスセンター見学
  4. 宿でのヌカ釜ご飯の体験

過去の受賞者の紹介

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