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令和元年度新潟県環境賞 受賞者の活動紹介

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:2373231 更新日:2022年4月1日更新

第24回(令和元年度)新潟県環境賞を受賞された皆さんの活動を紹介しています。

新潟県環境賞 大賞:あてま 森と水辺の教室 ポポラ

バードサンクチュアリの画像
バードサンクチュアリ

SATOYAMA再生プロジェクト ~トキが舞う棚田を目指して~

活動の概要

 かつて日本中に生息していたトキを棚田生態系のシンボルとして、十日町の棚田にトキが舞う姿を長期的な目標に、里山の生き物が安心して暮らせる自然環境や社会環境を、持続的に保全・再生する取組を行っています。また、自然資源を活用したエコツーリズム等を通して、地域の産業と連携した持続可能な環境保全型産業を推進するとともに、観光で訪れた人々に地域の自然や文化、歴史を体感してもらい、共に里山の環境を守っていく交流型の環境保全を進めています。
・1996年(平成8年)に里山環境の保全に関する調査・研究を開始。
・放棄水田を大規模ビオトープ「バードサンクチュアリ」や田んぼとして再生し、再生総面積は約20haとなりました。里山環境の再生により、トノサマガエルやアカハライモリ、メダカ、ゲンゴロウなど絶滅危惧種が保全されるだけでなく、カエルやドジョウなどトキの餌となる生物の増加や、トンボの種類の増加、ホタルの生息数の増加がみられています。
・平成25年からは、「いきもの調べ」、「稲作体験」、「里山ランチ」を組み合わせた体験イベント「田っぽビオトープ大作戦」を継続しています。
・平成27年から、首都圏の学習塾・教育機関の環境学習旅行を誘致し、環境保全を担う人材の育成を図っています。また、地域教育機関の出前授業も行っています。
・平成28年からは、地域の酒蔵・麹屋と連携し、放棄水田を再生し育てた酒米で日本酒や酒粕、米麹を製造する取組を開始しました。平成30年には「大人の平日サロン~発酵サロン~」を開設し、製造した発酵食材を使って、自然に関心のない方々にも里山再生の普及啓発に努めています。
 今後は、放置森林の再生・有効利用を目的とした木育の推進など、活動の拡張・推進を図るとともに、体験プログラムを通じ地域社会とのネットワークを強化していきたいと考えています。

受賞者コメント

 月1回の頻度で実施している「田っぽビオトープ大作戦」は、お客様のリピート率が高く、子供達の成長ぶりを感じる事ができ、いつも元気をもらっています。また、イベント参加者の立場からインターンとして運営をサポートする人材や地域ボランティアが構築される等運営体制も整備されてきました。トキが舞うような里山の風景を夢見て、明るく楽しく元気よく活動を継続していきたいと思います。出逢い!友情!!感謝!!!

1雑草の手入れの画像 2.稲刈りの画像

3.集合写真の画像 4.オリジナル日本酒づくりの画像

5.水沢伝統芸能保存会の画像

6.発酵サロンの画像

7.いきものランキングの画像 8.田っぽビオトープ大作戦概要の画像

  1. 雑草の手入れ
  2. 稲刈り
  3. 集合写真
  4. オリジナル日本酒づくり
  5. 水沢伝統芸能保存会
  6. 発酵サロン
  7. いきものランキング
  8. 田っぽビオトープ大作戦概要

新潟県環境賞 地球温暖化部門:見附市立 田井小学校

セロテープの巻芯回収を行い、集めた巻芯を回収ボックスに入れる子どもたちの画像
セロテープの巻芯回収を行い、集めた巻芯を回収ボックスに入れる子どもたち

未来の自然を守る子どもたちの活動

活動の概要

 「EWS TAI!(ECO WELLNESS SCHOOL TAI)」を合言葉に、「エコで健幸な学校」を目指し、地域の未来を守る活動に取り組んでいます。
・子どもたちと職員の「チーム田井」が、各種朝会での全校への呼びかけやポスターの掲示を行い、電気使用量を前年比9%削減しました。また、裏紙や古封筒の再利用で、新年度の学校封筒注文「0」を実現しました。
・子どもたちによるEWS隊が、ペットボトル等のキャップ、テープやトイレットペーパーの巻芯、ティッシュボックスなどの回収を全校に呼びかけました。回収したペットボトルのキャップ約30,000個は地域の勤労家庭支援施設へ贈呈し、巻芯などは再生利用業者などに渡しています。この取組は、10年以上継続して行っています。
・校地内の「みつばの森」は、地域と学校の宝です。子どもたちは、地域住民とともに、森に住む生き物や植物を観察し、また、保護者とともに樹木の手入れ、除草、植樹などの環境整備に取り組んでいます。この取組は6年間継続しており、子どもたちは活動を通して、森林への愛着と地域の自然を大切にしようとする心情を育むことができています。

受賞者コメント

 私たち田井小学校の子どもたちが、地域の皆さんや学校の先生方と頑張った「EWS TAI」を認めていただき嬉しいです。私たちは田井の町が大好きです。この地域がいつまでも自然豊かな地域であってほしいなぁと思っています。これからも、皆さんと一緒に田井の町の環境を守る取組を頑張ります。

EWS(ECO WELLNESS SCHOOL)特別委員会作成のECO活動を呼び掛けるポスターの画像 2.以前から田井小学校に掲示されているエコ活動を呼びかけるポスターの画像 3.EWSを呼び掛ける臨時のコーナー(児童玄関)の画像

4.地域の施設ふぁみりあ(見附市勤労者家庭支援施設)の施設長さんに回収したエコキャップを贈呈する式の様子の画像 5.地域の皆さんと「みつばの森」を整備する様子の画像

  1. EWS(ECO WELLNESS SCHOOL)特別委員会作成のECO活動を呼び掛けるポスター
  2. 以前から田井小学校に掲示されているエコ活動を呼びかけるポスター
  3. EWSを呼び掛ける臨時のコーナー(児童玄関)
  4. 地域の施設ふぁみりあ(見附市勤労者家庭支援施設)の施設長さんに回収したエコキャップを贈呈する式の様子
  5. 地域の皆さんと「みつばの森」を整備する様子

 

新潟県環境賞 地域創り部門:与板町ほたるを守る会

千体川河川清掃(河川ゴミ除去)の画像
千体川河川清掃(河川ゴミ除去)

河川の環境整備でホタルが飛舞するまちづくり

活動の概要

  与板地域市街を流れる千体川で、河川清掃によりホタルが舞う環境の維持に取り組むとともに、ホタルを通じた交流事業や環境保全のための普及啓発事業を行っています。
・河川周辺のごみ収集や護岸堤防の草刈り等のボランティア活動は、平成6年から継続しています。
・会員が地域の小学校や高校、近隣のホタルの名所等に出向いて「ほたる講座」を開講し、ホタルの生態や環境保全の必要性を説明しています。
・ゲンジボタルの活動が活発になる6月中旬頃には、例年「ホタル観賞まつり」を開催し、与板小学校の児童によるホタルの生態や習性の発表の後、ホタルの鑑賞を楽しんでもらっています。
・街中で鑑賞できる与板のホタルを大人にも知ってもらうため、地元のバー及び老舗茶屋と共同でホタルをイメージしたオリジナルカクテルを提供し、与板の知名度アップを進めています。
 継続した活動により、川の水質が向上し、毎年見ることのできるホタルの数が増えるとともに、子どもたちに環境意識の高まりがみられています。「ホタル観賞まつり」は恒例行事として定着し、地域内外の交流にもつながっています。

受賞者コメント

 与板の夏の風物詩である「ホタル」を後世に伝えたいという想いで、ホタルが生息する千体川の清掃を行っています。与板地域の行政、教育、商業の各機関からこの大切さに共感を持っていただき、与板の自然環境維持につながっています。これからも与板地域ぐるみで与板のホタル及び自然環境を守って行きます。

1.与板ホタル写真(千体川)の画像 2.ホタル及びカワニナを観察する生徒の画像

3.与板小3年河川清掃の画像 4.与板小4年ホタルの夕べ学習発表会の画像

  1. 与板ホタル写真(千体川)
  2. ホタル及びカワニナを観察する生徒
  3. 与板小3年河川清掃
  4. 与板小4年ホタルの夕べ学習発表会

新潟県環境賞 環境教育・学習部門:五泉市立 村松小学校

トゲソの棲む川での画像
トゲソの棲む川で

守ろう ふるさと五泉の水環境

活動の概要

 地域の水環境や、地域に生息する絶滅危惧種「トゲソ」(イバラトミヨ)を通してESD教育を推進しています。また、「わたしたちにできること」を地域に広げる活動を行っています。
・平成21年度から、4年生の総合的学習において、トゲソの生息地域の訪問やパックテストによる水質調査、汚れた水の浄化実験を交えながら、地元のNPO団体「五泉トゲソの会」と連携して五泉の水環境とトゲソの学習を行っています。また、学校の近くにある滝谷川で、水生生物を指標とした河川の水質調査を続けています。
・平成27年度には、子どもたちが手作りのチラシを地域のスーパーで配布し、家庭でできる水を汚さない取組を呼びかけました。
・学校周辺や城跡公園、滝谷川周辺の清掃活動や、ゴーヤーのグリーンカーテンづくりなどにも取り組んでいます。
 トゲソや地域の水環境の学習を通して、地域の自然環境の素晴らしさに気づき、地域の環境を大切にしようとする意欲が向上しています。また、児童が率先して環境活動に取り組むことにより、地域住民にも環境保護の大切さが広がっています。

受賞者コメント

 環境学習として、このトゲソを中心とした学習に続き、サケの人工孵化や稚魚の放流など、川から地域を見つめ、自分たちにできることを考え実践につなげています。ふるさと村松に愛着と誇りをもつ子どもたちになってほしいと願っています。

1.滝谷川で水生生物調査(1)の画像 2.滝谷川で水生生物調査(2)の画像

3.水の循環の画像 4.水の浄化実験の画像

5.トゲソの里を訪問の画像

  1. 滝谷川で水生生物調査(1)
  2. 滝谷川で水生生物調査(2)
  3. 水の循環
  4. 水の浄化実験
  5. トゲソの里を訪問

新潟県環境賞 エコの芽部門:社会福祉法人浄英会 恵和こども園

みんなで育てたアゲハ蝶の羽化の画像
みんなで育てたアゲハ蝶の羽化

KEIWA eco クラブ ~みんなが地球の守り人~

活動の概要

 子どもたちの未来を見据え、持続可能な社会を目指した教育保育を行っています。
・昭和57年から継続して、自然に触れる保育と資源の循環を園活動に取り入れており、発達年齢に合わせたごみの分別や、子どもたちによるクリーン作戦を行ってきました。
・平成13年から野外保育を実践し、子どもたちは自然の不思議さや楽しさに気づくようになりました。また、平成16年から、緑化活動を通した環境教育や、「ふるさと探検隊」として地域の自然環境保全を体験する活動に取り組んでいます。平成21年には、アルミ缶を回収し、その収益で苗木を植える活動を開始しました。
・平成22年からはエコキャップ運動、平成28年からは資源ごみ回収にも取り組んでいます。
・園では、平成16年にISO14001認証を取得し、平成21年からは新潟県エコ事業所に登録認定されています。長岡市ノーマイカーデーへの参加も続けています。
 これまでの活動により、園庭の自然環境が充実し、四季の変化が感じられる豊かな体験活動ができるようになりました。また、取組を通じてより良い教育保育が充実し、家庭にも波及効果が出ています。

受賞者コメント

 昭和57年創立以来、自分たちにできることは何かを考え、時代の変化に合わせて保育の中に環境教育を展開してきました。今年のテーマは「見つけよう!」です。恵和の子どもたちは四季の変化が感じられる園庭で、発達年齢に合わせた遊びを通して自然の循環を体験し、こころ動く感動を共有しています。園外へも「恵和ふるさと探検隊」として出かけ、気づき発見したことを保護者・地域に発信しています。これからも、思いやりと人々が支え合う社会の中で、この地球に生きる子どもたちを保護者・地域と共に守り、育てることを目指していきたいと思います。

1.「雨つぶを集めてみよう!」の画像 2.「恵和ふるさと探検隊!」の画像

3.「紙を使い切ろう!」の画像 4.「循環~森のドアづくり~」の画像 5.「親子の野外教室」の画像

  1. 「雨つぶを集めてみよう!」
  2. 「恵和ふるさと探検隊!」
  3. 「紙を使い切ろう!」
  4. 「循環~森のドアづくり~」
  5. 「親子の野外教室」

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