本文
【保環研】感染症情報(患者発生情報・病原体検出状況:新潟県)
【週報の概要】 令和6年第29週(令和6年7月15日~令和6年7月21日)
全数報告対象疾患
定点把握対象疾患
1位 手足口病(19.31):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、上越(31.00)、三条(27.00)、新潟市(24.81)です。
2位 新型コロナウイルス感染症(9.60):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、十日町(19.00)、糸魚川(18.00)、南魚沼(15.33)です。
3位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.09):前週に比べ低下しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、村上(9.50)、三条(7.20)、魚沼(5.00)です。
全県に警報を発令している疾病:
〇手足口病(警報基準5、終息基準2)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
○A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):村上
○手足口病(警報基準5):新潟市、新発田、新津、三条、長岡、魚沼、南魚沼、十日町、
柏崎、糸魚川、村上、上越
○ヘルパンギーナ(警報基準6):上越
○急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
定点あたり報告数とは?
定点把握疾患では、あらかじめ指定した医療機関(定点)から患者数が報告されます。
定点からの報告数の合計を、定点数で割った数が、「定点あたり報告数(人/定点)」です。
この数値により、感染症の流行状況を把握します。
疾患によって、週単位で集計するものと月単位で集計するものがあります。
今週のトピック
◆基本的な感染対策をお願いします。
○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の
徹底をお願いします。
◆新型コロナウイルス感染症に注意しましょう。(別紙1)
○定点あたりの報告数が全県で9.60と前週の5.97に比べ増加しました。
全国的にも増加しています。
○例年夏に感染拡大の傾向がみられます。基本的な感染対策の徹底と、体調不良時は療養を
優先し、多くの人が集まる会合への出席等を控えましょう。
別紙1 新型コロナウイルス感染症に注意しましょう。 [PDFファイル/212KB]
◆手足口病の警報を発令しています。(別紙2参照)
○定点当たりの報告数が全県で19.31と前週の15.82に比べ増加しました。国の示す終息基準
(定点当たり2)を下回るまで警報を継続します。
○乳幼児を中心に主に夏季に流行します。大人に感染することもあるので、子供に限らず大人も感染予防に
心がけてください。
○食事の前、遊んだ後、トイレの後、帰宅後など、普段から石けんと流水による手洗いを行いましょう。
○オムツ等の処理の際は、排泄物が周囲につかないように注意し、処理後はしっかりと手を洗いましょう。
○タオルの共用は避けましょう。
◆梅毒の届出がありました。(別紙3参照)
【新潟県感染症対策・薬務課 週報速報版】 詳細なデータをご希望の方はこちらをクリックしてください
患者報告数の時間的・地域的状況
時間的状況
地域的状況
病原体検出状況
感染症発生動向調査に基づき、医療機関から提供された検体について病原体検出を行った結果を
掲載しています。
病原体検出状況 (2020年~2024年6月) [PDFファイル/144KB]
対象疾病一覧
届出基準および届出様式は、下記のホームページをご覧下さい。
厚生労働省ホームページ:感染症法に基づく医師の届出のお願い<外部リンク>
国立感染症研究所感染症情報センター<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)