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【保環研】感染症情報(患者発生情報:新潟県)
【週報の概要】 令和7年第48週(令和7年11月24日~令和7年11月30日)
全数報告対象疾患

定点把握対象疾患
1位 インフルエンザ(57.84):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、三条(75.40)、新発田(74.50)、糸魚川(70.00)です。
2位 新型コロナウイルス感染症(4.49):前週に比べ減少しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、南魚沼(9.67)、十日町(9.67)、長岡(8.33)です。
3位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.27):前週に比べ減少しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、三条(15.00)、長岡(5.25)、村上(5.00)です。
全県に警報を発令している疾病: インフルエンザ
定点あたり報告数とは?
定点把握疾患では、あらかじめ指定した医療機関(定点)から患者数が報告されます。
定点からの報告数の合計を、定点数で割った数が、「定点あたり報告数(人/定点)」です。
この数値により状況を把握します。
疾患によって、週単位で集計するものと、月単位で集計するものがあります。
今週のトピック
◆県内全域にインフルエンザの警報を発令しています。(別紙1参照)
○県内では定点当たりの報告数が全県で57.84と前週の51.45に比べて増加しました。全国的に
も警報基準を超えている都道府県が増加しています。
○学校や児童福祉施設での集団発生が多い状況です。
○国においては、インフルエンザ流行にかかる注意喚起を行っています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00877.html<外部リンク>
○感染予防のため、手洗い、マスクの着用を含む咳エチケット、室内での換気の実施など、基
本的な感染対策の徹底をお願いします。
○発熱や咳などの症状がある場合は外出を控えましょう。やむを得ず外出が必要な場合はマス
クを着用するとともに、人混みを避けましょう。
○重症化予防の観点からインフルエンザワクチン接種は有効とされています。
別紙1 インフルエンザに注意しましょう [PDFファイル/140KB]
◆今年度の新型コロナワクチンの定期接種が始まっています。(別紙2参照)
○新型コロナによって重症化する割合は、65歳以上の年代で高いため、この年代の方などを対
象とした定期接種が10月から実施されています。
○感染者で多く検出されているNB.1.8.1(ニンバス株)にも効果が期待されることが報告され
ています。
○新型コロナワクチンの接種を検討されている方は、以下のホームページを参考にしてくださ
い。
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kanyaku/coronavaccine.html
別紙2 新型コロナワクチンの定期接種について [PDFファイル/1.61MB]
◆百日咳に注意しましょう。(別紙3参照)
○今週の報告件数(保健所受理件数)は12件(前週24件)となっています。
○百日咳は、百日咳菌という病原菌によって起こされる感染症です。
○患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原菌によって感染します(飛沫感染)。
○飛沫感染予防のため、手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。
※有効な予防法は予防接種であり予防接種法に基づく定期接種が乳幼児期に行われています。ワクチン未接種もしくは3回接種が完了していない6か月未満の乳児で重症化しやすいことから、接種可能となる生後2か月を迎えたら速やかに5種混合ワクチンを接種できるよう早めの接種予約について医療機関と相談してください。
【新潟県感染症対策・薬務課 週報速報版】 詳細なデータをご希望の方はこちらをクリックしてください
患者報告数の時間的・地域的状況
時間的状況
地域的状況
病原体検出状況
【保環研】感染症情報:病原体検出状況 を ご覧ください。
対象疾病一覧
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