本文
【保環研】感染症情報(患者発生情報・病原体検出状況:新潟県)
【週報の概要】 令和5年第47週(令和5年11月20日~令和5年11月26日)
全数報告対象疾患
定点把握対象疾患
1位 インフルエンザ(30.31):前週に比べ増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、佐渡(72.67)、新発田(50.00)、上越(38.88)です。
2位 感染性胃腸炎(4.25):前週に比べ減少しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、上越(18.00)、糸魚川(17.50)、魚沼(10.50)です。
3位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(3.67):前週と比べて増加しました。
定点あたりの報告数が多い保健所管内は、上越(11.60)、三条(9.60)、長岡(4.50)です。
全県に警報を発令している疾病:
○インフルエンザ(警報基準30)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
〇インフルエンザ(警報基準30):新発田(50.00)、三条(33.38)、南魚沼(30.00)、佐渡(72.67)、上越(38.88)
〇咽頭結膜熱(警報基準3):新潟市(4.25)
〇A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条(9.60)、上越(11.60)
定点あたり報告数とは?
定点把握疾患では、あらかじめ指定した医療機関(定点)から患者数が報告されます。
定点からの報告数の合計を、定点数で割った数が、「定点あたり報告数(人/定点)」です。
この数値により、感染症の流行状況を把握します。
疾患によって、週単位で集計するものと月単位で集計するものがあります。
今週のトピック
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で3.09です。(別紙1参照)
○今週の定点当たり報告数は、前週の2.16に比べ、1.43倍に増加しました。
○新型コロナウイルス感染症入院サーベイランス※において、県内13の基幹定点医療機関から
定点当たりの報告数は2.08(実数27例)と前週の1.38(実数18例)に比べ増加しました。
※新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスとは、新型コロナウイルス感染症の入院患者の
発生動向や重症化の傾向を経時的に把握することを目的に令和5年9月25日から開始されたものです。
別紙1 新型コロナウイルス感染症について [PDFファイル/644KB]
医療機関等情報支援システム(G-MIS)データによる入院者数等は下記ホームページをご覧ください。
新潟県ホームページ:【新型コロナウイルス感染症について】
◆基本的な感染対策をお願いします。
○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など
基本的な感染対策の徹底をお願いします。
◆インフルエンザの定点当たりの報告数が国の示す警報基準を超えました。(別紙2参照)
○定点当たりの報告数が全県で30.31と前週の19.78に比べ増加しました。
国の示す警報基準(定点当たり30)を超えました。
○複数の保健所管内で注意報基準を超え、学校や児童福祉施設における集団発生も報告
されており、十分な注意が必要です。
○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
○やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など
基本的な感染対策の徹底をお願いします。
別紙2 インフルエンザについて(警報発令) [PDFファイル/170KB]
◆梅毒の届出がありました。(別紙3)
【新潟県感染症対策・薬務課 週報速報版】 詳細なデータをご希望の方はこちらをクリックしてください
患者報告数の時間的・地域的状況
時間的状況
地域的状況
病原体検出状況
感染症発生動向調査に基づき、医療機関から提供された検体について病原体検出を行った結果を掲載しています。
病原体検出状況(2019年~2023年9月) [PDFファイル/166KB]
対象疾病一覧
届出基準および届出様式は、下記のホームページをご覧下さい。
厚生労働省ホームページ:感染症法に基づく医師の届出のお願い<外部リンク>
国立感染症研究所感染症情報センター<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)