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小児・AYA世代のがんへの妊孕性温存療法(新潟県がん・生殖医療ネットワーク)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0441217 更新日:2021年4月1日更新

AYA世代とは

 AYA(Adolescent and Young Adult)世代とは、主に、思春期(15歳~)から30歳代までの世代を指しています。
 AYA世代では、学校生活や就職、就労、結婚、妊娠、子育てなど、生活環境や社会環境が劇的に変化する時期であることが多く、がん患者さんやその家族の方が抱える悩みにも特有のものがあります。

がん治療と妊孕性温存療法

 一部のがん治療は、卵巣や精巣などに対する毒性を引き起こすため、この影響により、将来子どもを持つことが困難になることがあります。
 これまでのがん治療は、病気を克服することが最大のゴールであり、がん治療に伴い将来子どもを持つことについては目をつぶらざるを得ないこともありました。
 しかし最近では、生殖補助医療技術(*)の進歩により精子や卵子などの凍結保存などが広く普及してきています。これらの進歩やデータの蓄積によって、一定の制限があるものの、がん治療後の妊孕性を温存するための治療も試みられるようになってきています。

(*)生殖補助医療技術:体の中での受精が困難になった患者さんに対して、卵子や精子を体外に取り出し、体外で受精させる技術

新潟県がん・生殖ネットワークの仕組み

 県では、がん治療医と生殖医療医を結びつけ、将来、子どもを持つことを希望するがん患者さんに対して、妊孕性(にんようせい)(*)温存に関する適切な情報を提供することを目的として「新潟県がん・生殖医療ネットワーク」を設立しました。
 がんの診断後、その治療が始まるまでに、妊孕性に関する情報提供や、妊孕性温存治療を行う施設についての情報を提供していきます。

(*)妊孕性(にんようせい):妊娠するための能力
 このネットワークは、主にがんの治療医と生殖医療を行う産婦人科医によるネットワークです。ネットワークで行う主な事業は、以下の2つです。

 1. 妊孕性温存療法(卵子・受精卵・精子凍結等)が行える新潟県内の施設と実施情報を公表し、これからがん治療を受ける方に妊孕性を温存するための情報を提供すること
 2. がんの診断から治療開始までの短い時間に、スムーズに妊孕性温存療法実施施設へ紹介できるようにすること

 

※県内のがん診療連携拠点病院等については、下記URLをご覧ください。

    がん診療連携拠点病院等について - 新潟県ホームページ

がん患者のみなさまへ

 これからがん治療を受ける方で、将来、子どもを持つことを希望する方は、できるだけ早くその旨を、がん主治医へお伝えください。しかし年齢やがんの種類や進行度等により、妊孕性温存療法を行えない場合もあります。

 がんに関する一般的な情報や、療養に関することにつきましては、下記URLよりご確認ください。

 がんの療養等に関する情報 - 新潟県ホームページ

 

 また、県では、小児・AYA 世代のがん患者等の妊孕性温存療法治療費助成事業を実施しております。詳細は、下記URLよりご確認ください。

 妊孕性(にんようせい)温存治療費助成について - 新潟県ホームページ

医療従事者のみなさまへ

 将来子どもを持つことを希望する患者さんがいらっしゃいましたら、がんの治療開始前に、妊孕性温存療法実施施設へご紹介ください。紹介状の様式を以下よりダウンロードできますので、ご利用ください。

 

紹介連携フロー [PDFファイル/293KB]

診療情報提供書(Excel) [Excelファイル/84KB]

診療情報提供書(Word) [Wordファイル/31KB]

原疾患主治医同意書 [Wordファイル/14KB]

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