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珍しい魚(平成26年2月13日) カグラザメ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0059930 更新日:2019年9月2日更新

カグラザメ(カグラザメ目カグラザメ科)

カグラザメの画像
カグラザメ

佐渡地域振興局水産庁舎撮影
全長:約4m

特徴

学名:Hexanchus griseus

  • 鰓孔は6対。
  • 臀(しり)鰭起部は背鰭基底のほぼ中央下にある。背鰭の先端は黒くない。
  • 尾柄は短く、背鰭基底と同長か、わずかに長い。

※写真の胸鰭後方の凹みは、水揚げの際に使用したロープの跡です。

カグラザメの頭部の画像
頭部

カグラザメの尾部の画像
尾部(中央部の上側が背鰭、下側が臀鰭)

採捕の状況

採捕日時:平成26年2月13日
採捕場所:佐渡両津湾(白瀬)、水深70m
漁業種類:定置網

分布

大陸棚および大陸棚斜面(水深2500mまで)。卵胎生。
鹿島灘、千葉県外海域、相模湾、駿河湾、土佐湾、宮古島近海;中国東シナ海大陸斜面域、台湾東北部・南部、西沙群島。全世界の温帯~熱帯域、地中海。
(日本産魚類検索第三版より)

その他

  • 本種は、日本海では2010年1月31日に糸魚川市大和川沖水深120mのヒラメ刺網での記録しかない(本間ほか、2012)。したがって、2014年2月13日に採捕された個体が、日本海における2番目の記録となる。
  • 採捕された個体は、国立科学博物館の筑波研究施設に搬送された。
  • なお、2014年2月28日には津軽海峡(青森県大畑沖の定置網)で全長2.7mのカグラザメが採捕された。

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