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はじめてのクレジットカード

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0399873 更新日:2021年8月2日更新

正しく使おう!クレジットカード

相談事例

 半年前、成人して初めてクレジットカードを作った。手元に現金がなくても買い物できるので、ずっと欲しかった高級ブランドのバックを購入したり、ATMでキャッシングしてお金を借りたりした。

 今月、カード会社から支払い督促の書面が届き、滞納していることに気づいた。カード会社からの毎月の請求明細を確認せず、金融機関口座への入金を忘れていたため、残高不足で引き落としができなかったことがわかった。

レシートとカードがたくさんつまった長財布  

  クレジットカードは、手持ちの現金がなくても後払いで買い物ができ、とても便利です。近年、進むキャッシュレス化の動きにあわせ、成人したら、1枚は持つようになると思われますが、その使い方や管理方法によってはトラブルになることもあります。クレジットの正しい知識を身につけ、上手に利用しましょう。

「クレジット(credit)」は「信用」

 クレジットカード(契約)は、クレジット会社が利用者を「信用」して代金を立て替え、利用者がその会社に代金を後払い(返済)するシステムです。そのため、クレジット会社はカードを発行する際には、利用代金を支払える安定した収入があるかなどの審査を行うので、申込書は正確に記入する必要があります。また、カードが発行されたら、カードを利用するためのルールが書かれた「会員規約」はしっかり読み、いつでも確認できるよう保管しましょう。

クレジットカードを利用すること

 クレジットカードを利用することは「借金をして買い物をする」ということです。自分がどのぐらいの金額を借りている状況なのか、返済していけるのかを常に意識して利用する必要があります。

クレジットカード支払のメリット・デメリット

メリット デメリット

○欲しい商品等を欲しいときに買うことができる

○現金を持ち歩かないため、簡単で安全に支払いができる

ポイントを貯めて、商品等に交換できる

○手元の現金が減らないため、利用した金額を把握しにくい

支払いしきれない買い物をしてしまう

○カードの管理が悪いと不正利用される恐れがある

 

 注意が必要な「手数料」

  クレジット払いには「一括払い/ボーナス一括払い」「分割払い」「リボルビング払い」があります。一括以外の支払いには、「手数料」が加算されて支払うことになります。1回に支払う金額を少なくしようと、分割払いやリボルビング払いを選ぶと、支払回数が増えるほど手数料を多く支払うことになり、結果、総支払額に大きな差が生じます

 特に、リボルビング払いは毎月の支払額を一定金額に設定するため、無計画に買い物を繰り返すと、借入残高の増加に気づきにくくなります。また、1回の支払額の中に占める手数料金額が多くなるため、借入残高がなかなか減らず、いつ返済が終了するのかわからなくなるケースもあります。

 契約当初の設定をリボルビング払いに選択していたなど、実際の請求時まで気づかずにトラブルとなる事例もあるため、カード申込の時点でも内容をよく確認してから申し込みましょう。

カード利用の注意点

 カードの管理者は、「名義人」本人です。「知人に頼まれて、カードを作るのに名前を貸した」「友人から、後で代金を返すから、カード払いで立て替えしてほしいと頼まれた」など、自分で利用していない支払いであっても、すべて「名義人」である自分あてに請求が届きます。友人等から代金をもらえなかった、などのトラブル防止のためにも注意が必要です。

○必ずカード裏面に署名する

 万一、紛失や盗難でカードを悪用された場合に、署名がないと本人の過失と見なされ補償してもらえない場合があります。

○カードの厳重管理

 他人へカードを貸すことや、暗証番号やセキュリティコードを教えること、誕生日などの推測しやすい番号を暗証番号にすることなどは絶対にやめましょう。また、インターネット利用時にカード情報が盗まれることもあるため、フィッシングサイトなどの不審なサイトにカード情報を入力しないよう気をつけましょう。 

○利用明細のこまめな確認 

 利用明細をこまめに確認することで、万一の不正利用があった場合も早く気づけます。また、使いすぎを防ぐためにも確認を心がけましょう。

うっかり延滞に要注意!

引き落とし日を忘れない

 口座の残高不足で、引き落としができずに支払いが遅れる状況が続くなど、「延滞」を放置したり繰り返したりすると、「指定信用情報機関」に滞納の情報が登録されます。いわゆる「ブラックリストに載る」という状態であり、そのために、クレジットカードが作れなくなったり、将来車や住宅のローンを組めないおそれなどもあります。

 毎月の支払期日を守るために、引き落とし日前の口座残高確認をしっかり行い、万一引き落としに間に合わなかった場合も、、クレジット会社に連絡して指示を仰ぐなど、「延滞を放置」しないようにしましょう。

 

【参考リンク】 ※若者向けのマンガ連載でクレジットの正しい使い方を紹介しています。

一般社団法人日本クレジット協会HP 「FIND NEW LIFE MAGAZINE forクレジット」 https://www.j-credit.or.jp/customer/find-new-life-magazine/index.html<外部リンク>

 

 「心配だな」と思ったら、最寄りの消費生活センター 消費者ホットライン「188(いやや)」に相談しましょう。

 

新潟版188イラスト

 

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ

【業務内容】

商品の購入・サービス利用に伴うトラブルや悪質商法の被害でお困りの方の苦情相談、消費生活に関する疑問・相談などについて、専門の相談員が情報提供や解決のためのお手伝いをしています。


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また、毎月第4水曜日(祝日の場合は翌日)は事案調査・検討日のため、相談受付は行っておりません。


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Tel 025-281-5516(事務室)
Fax 025-281-5517

※持ち込み食材の放射性物質検査の受付は令和2年3月31日をもって終了しました。

 

 

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