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上の図はDVR法による出穂期予測のイメージです。赤い棒グラフが日々の発育速度(DVR値)、青い曲線はDVR値を移植後から積算したもので、この積算値が1を超えた日が出穂期として予測された日になります。
日長については、国立天文台のホームページなどから取得できます。
例えば、国立天文台のホームページ上では、緯度経度の位置情報と欲しい期間を指定することで日の出入りの長さを表示させることができます。
なお、表示された結果は推定式に入力する前に24をかけて10進法に変換する必要がありますので注意してください。
初期値の計算には、苗の葉齢として不完全葉を1葉として数えた値が使われます。
エクセルを利用した出穂期の予測値を求める方法です。
例えば、5月16日に稚苗2.3葉(本葉を1葉)の新之助を移植した場合、5月16日に苗の葉齢から求めた初期値0.2187に移植日当日のDVR値0.012を足した0.2303を入力し、翌日からは前日の値に当日のDVR値を積算していきます。
その結果、積算した値が1を超えた8月9日が出穂期として予測された日となります。
現地ほ場及び気象感応ほの結果を利用して出穂期の予測結果を検証した結果、令和5年の予測誤差はこしいぶきが3.0日、コシヒカリが1.7日、新之助が2.1日でした。
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