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大豆「里のほほえみ」における葉焼病の被害と薬剤防除時期

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0535621 更新日:2022年12月12日更新
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ダイズ葉焼病は、細菌の一種が感染することにより発病します。
病原細菌は風雨によって飛散し、次々に大豆に感染します。
そのため、雨が多い年や台風の後に発生しやすい病害です。
新潟県の大豆の主要品種は、平成20年代の後半ころに「エンレイ」から「里のほほえみ」に替わりました。
エンレイではこの病気が問題にならなかったため、発病の進展や薬剤防除法が不明でした。

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病原菌を接種する時期を変えて、発病進展の違いを調べました。
3年間の試験のうち、令和2年の結果です。
矢印は強風雨があった日です。
7/20、8/5、8/21に病原菌を接種すると、すみやかに発病が広がります。ただし、接種時期が早いほど、速く発病が広がりました。
同様の試験を令和元年と令和3年にも行いましたが、同様の発病傾向を示しました。

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収量への影響を調査しました。
発病時期が早いほど減収しやすい傾向で、減収率は1~2割、最大3割程度になることもありました。

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適切な防除時期を明らかにするために、タイミングを変えて1回だけ防除を行いました。
3年間の試験のうち、令和3年の結果です。
矢印は強風雨があった日です。
8月上旬~8月中旬の防除により、発病抑制効果が得られていますが、最終的には発病葉率は100%に近くなりました。
8/10の強風雨の前、8/4に防除を行った場合に最も発病抑制効果が高くなりました。

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徹底防除した場合の収量を100とした時の各防除時期の収量を示しています。
発病と収量の関係が比例しませんが、この図からは8月上中旬頃の散布で減収が少ない傾向が読み取れます。
( )内は、無散布区と比較してどれくらい増収したかを、「増収率」として示したものです。
銅剤を適期に1回散布することで、最大10%くらいは増収します。

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農業総合研究所 作物研究センター

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