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【長岡】出前講座「マイ・タイムライン教室」実施状況(長岡地域振興局地域整備部・令和5年度)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0626176 更新日:2023年12月27日更新

 長岡地域振興局地域整備部では近年の激甚化・頻発化する豪雨災害に対し、学校教育を通じて家庭や地域にマイ・タイムライン※を普及し主体的な避難行動により人命を守るため、管内自治体や学校の依頼を受けて「マイ・タイムライン教室」を行っています。
 「マイ・タイムライン教室」では、座学やグループワークを通じて、災害に関する基本的な知識や安全を確保するための避難行動などを学びながら、マイ・タイムラインをつくり上げる力を身に付けることをねらいとしています。

※マイ・タイムラインとは、洪水や土砂災害のような進行型災害が発生した際に、「いつ」、「何をするか」を整理した防災計画のことで、豪雨時に住民一人一人がとる防災行動を時系列に整理し、自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです。
令和5年度 マイ・タイムライン教室実施一覧
実施日 実施校 学年
8月18日 出雲崎町立出雲崎中学校 3年生

出雲崎町立出雲崎中学校

 当日は、出雲崎町中央公民館にて、出雲崎町役場の防災部局(総務課庶務防災係)の担当職員とともに、地元の防災士の協力をいただきながら実施しました。
 同会場では午前中に出雲崎町総合防災訓練の第1部として町主体の地元地区住民を対象とした避難訓練が行われ、生徒のみなさんは、避難訓練での町役場職員等の作業協力や、警察署及び消防署の防災に関する講習の受講に引き続き、第2部としてマイ・タイムライン教室に参加していただきました。

1時間目:自分が住む地域の特徴と、ハザードマップを学ぼう

1時間目(座学)
 1時間目の座学では、出雲崎町の特徴(地形や地質、周辺を流れる河川と既往災害等)のほか、防災施設(堤防、ダム、土砂災害対策等)について紹介するとともに、災害から生き抜く方法の一つである「マイ・タイムライン」についてお話ししました。
1時間目(課題に取り組む様子)
 グループワークでは地元出雲崎町の防災士の方をアドバイザーとして御協力いただきながら、洪水・土砂災害ハザードマップを確認して、自宅と洪水浸水想定区域との位置関係や、豪雨が予想される際に、避難路を含めて安全だと思う避難場所がどこなのかなどを考えてもらいました。
 また、課題では班員等と避難をするために準備する物は何かといったことなどを話し合ってもらいました。

2時間目:警戒レベルの意味を理解し、豪雨時に得るべき情報を調べよう

2時間目(組合せゲームの様子)
 2時間目では、座学で水害・土砂災害の仕組みや土砂災害の前兆現象について知ってもらった後、警戒レベルの意味を理解してもらうために「警戒レベル組合せゲーム」を行いました。
2時間目(避難行動につながる情報の調べ方の確認)
 また、各自タブレット端末を用いて、「県河川防災情報システム」から雨量、水位情報を読み取ったり、「県土砂災害警戒情報システム」で土砂災害警戒情報を確認してもらうなど、実際に情報を検索・閲覧することで、避難行動につながる情報を取得する方法を学んでもらいました。

3時間目:マイ・タイムラインを仕上げよう

3時間目(とりまとめ作業)
 3時間目では、前半に、各班で大判表に第2部の課題を踏まえ、「避難する前の準備」と「避難時の注意点」をとりまとめて、「私たちにできること」として提案する内容を考えてもらいました。
3時間目(とりまとめ成果)
 各班でとりまとめてもらった成果です。
3時間目(成果発表)
 最後に、各班からとりまとめた成果を発表してもらい、他の班の発表内容を参考に、各自のマイ・タイムラインを補完するなどして仕上げてもらいました。おつかれさまでした。

受講した生徒の感想

 マイ・タイムライン教室を受講した生徒の感想をいくつか御紹介します。

  • 避難する前の準備がとても大切だと思った。なので、避難する前に落ち着いて行動できるように、日ごろから、避難場所や、避難経路を確認しようと思いました。
  • 授業全体を通して、避難前、避難時にできることを学び、その中から大切な事を自分達で考え、グループワークや課題を進めることができました。
  • グループワークで、避難時の注意点を確認して、災害時の行動について細かく知れたのでよかったし、マイタイムラインを通じて避難するタイミングや避難場所までくわしく分かりました。
  • 災害に備えるための準備や方法を知ることができた。だからもし災害が起きたら今回学んだことを生かせるようにしたい。また、全体を通して自分から災害の情報を集め、家族を避難時についての話をしようと思った。
  • 自分が思っているよりも災害は身近にあるので、いつでも災害に備えられるようにしたいなと思った。
  • 普段からハザードマップで避難経路や危険な場所などを確認しておくことや、災害にそなえて防災バッグを用意しておくことが大事だと思った。

 出雲崎中学校でのマイ・タイムライン教室は、午後の半日を使ってまとめて行われましたが、生徒のみなさんは集中して取り組んでいる様子が伺えました。
 今回は、出雲崎町の防災士の方のみなさまから御協力をいただくことで、円滑に進めることができましたこと、感謝いたします。

 新潟県では小学生高学年、中学生及び高校生を対象に水防災教育「新潟県マイ・タイムライン教室」の実施を支援しています。支援の活用を希望される場合は、下記の出前講座に関する案内と併せて「みずから避難で命を守ろう~新潟県マイ・タイムライン教室~」のページを御覧ください。


 新潟県長岡地域振興局地域整備部では、「みんなの土木教室」と題して、小・中・高等学校、大学など幅広い層を対象に、河川や道路、橋、水害や地震災害、なだれや土砂災害、除雪のほか、土木建設業界の職業講話など様々なテーマで県の土木施設や工事現場の見学といった校外学習の受入や、学校等へ職員が直接出向いて出前講座を行っています。
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