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夏が近づき、暑い日も多くなってきました。
令和5年8月は、主にたき火、電気機器・電気装置を出火原因とする火災が急増し、平成23年以降、最多の出火件数を記録しました。これは、猛暑、乾燥といった気象条件で、たき火など屋外での火の使用による火災や電気火災が起きやすい状況であったことが、火災多発の要因の1つであったと考えられます。
今年も三条市で4月としては観測史上最も高い最高気温32.5℃を観測したほか、気象庁によると6~8月の平均気温の見通しは全国的に「高い見込み」となっているため、気象条件を考慮した火災予防が必要になります。
★夏には必需品のエアコン、扇風機など、「電気機器」から、火災となることがあります。
ご家庭の電気機器は大丈夫でしょうか?
○エアコンの事故
・使用中のエアコンを接続していた延長コード付近から出火し、住宅が全焼
・エアコン洗浄により洗浄液が機器内部に侵入してトラッキング現象が発生し、発煙・発火
👉エアコンは消費電力が大きいため、延長コードを接続すると、定格消費電力を超え、火災が発生するおそれがあります。
👉十分な知識を持たずにエアコン内部の洗浄を行うと、破損や発火などに至るおそれがあります。
👉電源プラグやコードの異常発熱や変色、焦げくさいにおい等、不具合がある場合、すぐに使用を中止して電源プラグを抜き、購入店またはメーカー窓口に相談してください。
○扇風機の事故
・長年使用していた扇風機のモーター部品が劣化しており、スパークが発生したことにより発火
・スイッチを入れたものの動かなかったため、放置していたところ発火
👉製造から長期間経過した扇風機は、経年劣化によって火災等の事故につながるおそれがあります。
異音、異臭、不規則な運転等、異常が見られた場合、事故につながるおそれがあるため、ただちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜いて適切に廃棄してください。
○リチウムイオン電池の事故
・リチウムイオン電池を内蔵した携帯用扇風機を一般ごみと一緒に捨てたところ、ごみ収集車やごみ処理場で発火
・転倒した際に、ポケットに入れていたスマートフォンが発熱・発火し、火傷を負った。
👉スマートフォン、モバイルバッテリー、携帯用扇風機などには、リチウムイオン電池が内蔵されているものが多く存在しますが、リチウムイオン電池は、熱や衝撃に弱く、発熱や発火などの事故につながるケースがあります。
不要になったリチウムイオン電池やその使用製品が、ご家庭から出る場合は、お住まいの市区町村のごみ捨てルールに従って処分しましょう。
★屋外での火の取扱いから、火災につながるケースが多発しています。
以下のことを守って火災の発生を防ぎましょう!
👉ごみの野外焼却は行わない。
👉乾燥、強風時は、たき火や枯草焼きなどは行わない。
👉たばこは、指定された場所で喫煙し、吸い殻は必ず消し、適切に処分する。
👉キャンプや花火などの火を扱う際には、近くに水を用意し、火の側から離れない。