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12月の旬 ル レクチエ

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0060388 更新日:2019年3月29日更新

西洋なし「ル レクチエ」とは

ル レクチエフランス原産の西洋なしで、明治36年に新潟に導入されました。
甘くとろけるような食感と芳醇な香りが特徴で、西洋なしの最上位品種として位置づけられており、美しいフォルム、滑らかな食感や上品な芳香から「西洋なしの貴婦人」と讃えられています。
栽培が難しく、11月下旬~12月下旬までの約1ヶ月間しか出回らないため“幻の西洋なし”とも呼ばれ、歳暮やクリスマスの贈答品として高い評価を得ています。

収穫後、40日以上の追熟期間を経て出荷

西洋なしは樹上では完熟しないため、10月中旬頃に収穫されたル レクチエは、しばらくの間ゆっくりと寝かせて、おいしく熟すのを待ちます。その間、約40日。“追熟”と呼ばれる西洋なしにとっては非常に大切なステップです。
収穫したばかりのル レクチエはフレッシュさが目立つあざやかなグリーンですが、時とともに、色合いが微妙に変化し、やがては輝くばかりのブライトイエローに変身します。

収穫直後のル レクチエの画像
収穫直後のル レクチエ

「ル レクチエ」の歴史

明治36年頃(1903年)、ジャンヌダルクゆかりの地であるフランス・オルレアン地方から苗木が持ち込まれたのが始まり。当初、ル レクチエの栽培方法が知られてていなかったため失敗続きで、衰退していました。その後、自家消費用に残していたものからそのおいしさが評判となり、高級料亭のデザートとして食べられるようになり、美食家たちの密かなブームとなりました。再び注目を集めたころで、本格的な栽培に取り組むことに。呼び名も『ロクチー』『ルルクチー』『ルレクチー』など様々でしたが、昭和58年に『ル レクチエ』に統一され、平成18年には県のフード・ブランドに選定されるなど、新潟を代表する果実として親しまれています。

ル レクチエの古木の画像
ル レクチエの古木

新潟県=西洋なし県?

お米や日本酒のイメージの強い新潟県ですが、実は西洋なしの出荷量が全国第2位(平成26農林水産省統計より)の『西洋なし県』です。
西洋なしといえば「ラ・フランス」が有名ですが、新潟県では「ル レクチエ」を中心に生産しており、全国の「ル レクチエ」の約8割が新潟県で栽培されています。
主に、新潟市、加茂市、三条市、佐渡市などで栽培されています。

県内の主要産地の画像
県内の主要産地

「ル レクチエ」の食べ頃は?

果皮が鮮やかな黄色に変わり、ヘタが黒くしわしわになって、甘い香りがしてきたらル レクチエの食べ頃です。

ル レクチエの食べ頃サイン

  1. 色 パステルイエローから完熟バナナのような色に変わる
  2. 香り ル レクチエ特有の上品で甘い香水のような芳醇な香りがしてくる
  3. じく 茶色の軸がだんだん黒くシワシワになってくる
  4. くび じくの付け根あたりが黒ずんできてシワが寄る
  5. 硬さ 手に持つとやや弾力のある感触になる

食べ頃の詳細はこちら[PDFファイル/288KB]

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