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9月の旬 れんこん
新潟産の特徴
「あなが開いていて先の見通しが良い」とお祝い料理には、欠かせません。
肥沃な土の中で栽培される新潟の「れんこん」は、堀りとった後に直ちに箱詰め・出荷を行うため新鮮で、歯ざわり抜群です。
レンコン畑
主な産地の紹介
主な産地は長岡市、五泉市です。
栽培種は、中国から日本に伝来し、県内では明治14~15年頃から、新潟市近郊で販売用として栽培されはじめました。
県内の主な産地
栽培・収穫の様子
新潟県では、トンネル栽培、普通栽培がおこなわれ、7月中旬頃から翌年の5月頃まで収穫されています。
そのため、夏のあっさりした酢の物から秋冬の煮物や天ぷらまで季節を越えいろいろな料理の食材として、長期間県産の新鮮なれんこんをお求めいただけます。
れんこんの収穫は、写真のように行われ、栽培の中で最も労力がかかります。傷を付けないように注意しながら、掘り上げていきます。
おいしい食べ方
しゃきっとした歯ごたえが持ち味で、これを生かし煮物、天ぷら、サラダなど、料理の和洋を問わず利用できます。
ポイント
- ゆでる際に、酢を加えると粘りが消え、しゃきっとして歯ごたえが引き立ちます。
- 空気にふれると褐変し、他の材料も変色させるので、切ったらすぐに水に浸すことが大切です。
知っていますか?ミニ知識
古い歴史をもつハス
日本でのハスの歴史は古く、仏教の伝来とともに観賞用花バスと食用バスが日本の各地で栽培されました。食用バスは記録に残っている書物では鎌倉時代までさかのぼります。以前、千葉県の青泥層から古代の丸木船とももに3粒のハスの実が発見され、そのうちの1粒をまいたところ芽が出てきて、二千年の時を越えてみごとな花を咲かせたことが大きなニュースとなっていました。