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令和7年度「新潟県優良リサイクル事業所表彰」の受賞事業所が決定しました
新潟県環境会議では、事業者の廃棄物の発生抑制、再使用及び再資源化(以下「リサイクル等」という。)に関する意識の高揚を図り、循環型社会の形成の促進を図るため、リサイクル等に積極的に取り組み、優れた効果を上げた県内の事業所を表彰しています。
このたび、令和7年度の受賞事業所が決定しましたのでお知らせします。
・報道発表
新潟県環境賞、エコ事業所、優良リサイクル事業所、環境保全ポスターコンクールの受賞者が決定しました

・募集について
【令和7年度の募集は終了しました】リサイクル等に取り組む事業所を募集します「新潟県優良リサイクル事業所表彰」
令和7年度受賞事業所
廃棄物のリサイクル等に優れた成果を上げた、受賞事業所の取組を御紹介します。(五十音順)
株式会社エコ・プロジェクト(新発田市)

●生コン残さを再利用可能にする処理材の開発・製造により、資源の循環利用に貢献しています。
同社では、農地などでも使用可能な環境に安全な無機系固化材「泥ん固」等を開発・製造しており、製品は「Made in 新潟」にも登録されています。
生コン製造工場で発生する汚泥(スラッジ)や、現場から戻ってくる余剰分の「戻りコン」等の生コン残さは、全国的にその処理が課題となっています。破砕し再生骨材にする一般的なリサイクル方法は、騒音や振動が課題となる場合があり、再利用できない場合は処分場の容量圧迫につながります。
同社が製造する「AC-096」は、高アルカリ性の生コン残さを中和し、有害な六価クロムを不溶化することで、防草土などにリサイクル可能とする製品で、2016 年には特許を取得しました。発売以降需要が伸び、特に処分場の確保が難しい離島やへき地での採用が進んでいます。県内では生コン製造事業者と協力し、防草土として国道工事に採用されました。
原材料には県内事業活動から生じた廃棄物由来のリサイクル材も活用しており、生コン残さを資源として有効活用可能にするとともに、処理材自体にもリサイクル原料を取り入れることで、廃棄物の再生利用に加え、製品ライフサイクル全体でのCO₂排出削減にも貢献しています。
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処理土を防草土に活用 国道拡幅工事 |
生コン残さ(スラッジ) |
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生コン残さを |
自社製造工場 |
AC-096 パンフレット |
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株式会社サニックス資源開発グループ 新潟工場(新潟市北区)

●廃プラスチック由来発電用燃料の製造を通じて、廃棄物のエネルギー資源への転換に貢献しています。
新潟工場は同社が全国15か所に展開する「資源開発工場」の一つであり、県内企業等から排出される廃プラスチックから発電用のフラフ燃料を製造しています。
同社では、2003 年に北海道苫小牧市にプラスチック燃料専焼発電所を創業し、「資源開発工場」で破砕・圧縮した廃プラスチックを発電用燃料として有効活用する、独自の「資源循環型発電システム」を確立し、廃プラスチックのサーマルリサイクルを通じて、廃棄物エネルギーの回収・利用に貢献しています。
特に新潟工場では、廃プラスチックの分別を徹底することで燃料の品質向上を図り、昨年度は自社工場の中で最も高い発熱量を達成しました。高品質な燃料は自社発電所だけでなく、他施設のボイラー燃料にも供給しています。さらに、分別の強化により、マテリアルリサイクルを増加させるとともに、リサイクルされない廃棄物を減少させています。
また、排出事業者に対しては、同社が提供する廃棄物一元管理システム「環境エース一元くん」の活用を提案し、業務のDX 化を支援するとともに、環境保全意識の向上にも寄与しています。
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株式会社サニックスエナジー 苫小牧発電所 |
株式会社サニックス資源開発グループ 新潟工場 |
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資源循環型社会の構築に貢献します。 |
廃棄物一元管理システム「環境エース一元くん」 |
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表彰式
表彰式は、新潟県が主催する環境イベント「にいがた環境フェスティバル 2025」の中で、新潟県環境賞等の表彰と同時に行います。
・日時 令和7年11月9日(日)午前11時から午後0時30分まで
・会場 JR新潟駅 CoCoLo新潟 1階 吹き抜け広場「ガタリウム」
お問い合わせ先
新潟県環境会議廃棄物減量化・リサイクル部会事務局
(新潟県環境局資源循環推進課内)
Tel 025-280-5160(直通)
Fax 025-280-5740
電子メール ngt030330@pref.niigata.lg.jp
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