本文
【精神保健福祉センター】「ひきこもり」について
「ひきこもり」とは、様々な要因の結果として社会参加を回避し、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態とされています(厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン(2010)」から抜粋)。
「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン(2010)」策定以降、 社会情勢や取り巻く社会環境が大きく変わる中で、現状の課題を踏まえた新たな指針として、2025年1月、厚生労働省において「ひきこもり支援ハンドブック~寄り添うための羅針盤~」がとりまとめられました。「ひきこもり状態にある人やその家族」に関わる全ての支援者が、支援にあたっての参考となるよう、支援を行う前提や基本的な考え方(価値や倫理)、支援のポイントなどが網羅的に掲載されています。また、ひきこもり支援の対象者は以下のように示され、これまでよりも幅広い考え方となっています。
ひきこもり支援における対象者とは、社会的に孤立し、孤独を感じている状態にある人や、様々な生きづらさを抱えている状態の人となります。それぞれ一人ひとりの状況は違いますが、具体的には、
★何らかの生きづらさを抱え生活上の困難を感じている状態にある、
★家族を含む他者との交流が限定的(希薄)な状態にある、
★支援を必要とする状態にある、
本人やその家族(世帯)です。また、その状態にある期間は問いません。
(厚生労働省「ひきこもり支援ハンドブック~寄り添うための羅針盤~」から抜粋)
- ひきこもり支援ハンドブック説明資料 [PDFファイル/569KB]
- ひきこもり支援ハンドブック概要版 [PDFファイル/1.34MB]
- ひきこもり支援ハンドブック全体版 [PDFファイル/5.64MB]
- 厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」はこちらからダウンロードできます<外部リンク>
ひきこもり相談窓口
ひきこもり相談ダイヤル
新潟県では、精神保健福祉センター内に「新潟県ひきこもり地域支援センター」を開設しています。
ひきこもり問題でお困りの方は下記のダイヤルにお電話ください。一緒に考えていきましょう。
ひきこもり相談ダイヤル 025-284-1001(相談専用)
- 受付時間:月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時(祝日・年末年始を除く)
- 対象者:新潟県内のひきこもりでお悩みのご本人、ご家族等
- 関係機関の方もご利用いただけます。
- 新潟市にお住まいの方は、「新潟市ひきこもり相談支援センター」をご利用ください。(電話:025-278-8585)
- 相談方法:まずは相談ダイヤルにお電話ください。
- 相談ダイヤルは、精神保健福祉センターでお受けしています。
- 相談内容に応じ、来所相談や地域での訪問相談、ほかの適切な関係機関とつながるよう支援も行います。
- ひきこもり相談ダイヤルのリーフレットはこちらをご覧ください[PDFファイル/893KB]
市町村の相談窓口
各市町村でひきこもりの相談を受け付けています。
また、ひきこもり当事者が集える場所や、家族が悩みを分かち合える場所が設置されている市町村もあります。
詳しくは、それぞれの市町村にお問合せください。
新潟市にお住まいの方は、「新潟市ひきこもり相談支援センター」<外部リンク>へご相談ください。
ひきこもりに悩むあなたへ ~ひきこもり経験者VOICE~
ひきこもり経験のある方に、回復までの道のりや今悩んでいる方に伝えたいことを語っていただきましたので、ご覧ください。
ひきこもり経験者 フリートーク会 ~あらためて『居場所』のことを語ろう~
ひきこもり状態からの回復や変化の過程には、家庭以外で安心できる集団の場への参加により社会経験を積むことが有効と言われており、いわゆる「居場所」の設置が推奨されています。
では、どんな「居場所」が求められているのでしょうか?
「居場所」のあり方に正解はありませんが、ひきこもり状態を経験したみなさんと「居場所」を主宰する立場の方に「居場所」について語っていただきましたので、ご覧ください。
あらためて『居場所』のことを語ろう [PDFファイル/1.07MB]
居場所運営支援事業
県内各地の居場所運営の活性化及び居場所を利用する方の活躍かつ交流機会の拡大を目的に居場所運営支援事業を実施しました。参加されたみなさんは、県内27の居場所を紹介した「居場所ガイド [PDFファイル/10.04MB]」を携えて会場を巡り、活発に日ごろの思いを語り、相互交流や意見交換をされていました。
期日:令和6年12月18日~19日
対象:県内の居場所の運営スタッフ及び利用者
会場:米百俵プレイス ミライエ長岡(長岡市共催)
内容:交流会 「居場所」のことを語ろう2024 in ミライエ長岡
作品展示「シエスタ展」
ひきこもりの理解のために ~ひきこもりのこと、一緒に考えましょう~
ひきこもりの問題に悩み、困っているご家族のために、ひきこもり状態の理解やご本人とのコミュニケーションのポイントをまとめた「ひきこもりの理解のために ~ひきこもりのこと、一緒に考えましょう~ 」を作成しました。
ご家族の方へ
身近な方がひきこもり状態になった時、それを受け入れるのは容易ではありません。けれども、ひきこもり状態のご本人が心から「安心・安全」と思える環境でしっかり休むことができ、理解してくれる人がそばにいれば、回復に向かうことができます。
また、ご家族だけで抱え込まず、適切な支援を受けることも大切です。ひきこもりは、「甘え」や「怠け」によってなるものでも、育て方が悪いからなるものでもありません。
まずは、ひきこもり状態について正しく理解することから始めましょう。
こちらをご覧ください。
ひきこもりの理解のために ~ひきこもりのこと、一緒に考えましょう~ [PDFファイル/9.64MB]
相談機関のみなさまへ
ご家族からひきこもりの相談があったとき、「ひきこもりの理解のために ~ひきこもりのこと、一緒に考えましょう~ 」をご家族と一緒にひもといてください。ともに理解を深め、ともに考えることで、現状からの回復に向けたヒントがみつかります。
最終ページに、相談を担当する機関や担当者名を記入してお使いください。
ひきこもりの理解のために ~ひきこもりのこと、一緒に考えましょう~ [PDFファイル/9.64MB]
ひきこもり家族交流会
同じような悩みを持つ家族が集い、体験や近況を語り合い、情報交換などを行っています。家では言えない悩みを共有することで、不安が軽減し、関わり方のヒントが見つかるかもしれません。
参加された皆さんからは「辛いのは自分だけじゃない」「元気になる話をたくさん聞かせていただいた」「先のことばかり考えて不安になっていたが、今が大事」といった感想が寄せられています。
初めての方も参加できます。また、どの回からでも参加できます。皆さんで日ごろの悩みや思いを語り合いませんか。
対象者 新潟県内(新潟市を除く)にお住まいのひきこもり当事者の家族
開催日 年2回程度(不定期)
令和6年度は、終了しました。
令和6年度の案内チラシはこちら [PDFファイル/162KB]
内容 交流会(語り合い)
場所 新潟県精神保健福祉センター
申込み・問合せ 電話:025-284-1001 ※初めての方は、事前に担当者がお話を伺います。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)