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「木質ペレット」の普及
「木質バイオマス」の活用
「バイオマス」とは、再生可能な、生物由来の有機性資源(化石燃料は除く)のことで、未利用間伐材、製材工場などから発生する樹皮や、のこ屑などのほか建設発生木材など、木材からなるバイオマスのことを「木質バイオマス」と呼びます。
木質バイオマスの活用は、脱炭素社会の実現、廃棄物発生の抑制、地球温暖化の防止などに貢献します。
特に県産材の利用は、「伐って、使って、植える」というサイクルを通して、森林の有する多面的機能を持続的に発揮させるとともに、森林資源のフル活用により山元に収益が還元され、地域の活性化につながります。
出典:木質バイオマス発電 熱利用をお考えの方へ 導入ガイドブック(一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会)
県では、バイオマスの利用拡大や高度利用の一層の促進を図ることを目的に、平成25(2013)年度から令和6(2024)年度までの12年間を計画期間とした「新潟県バイオマス推進計画」を定めています。
(農業総務課のページにリンク)
「木質ペレット」の普及
新潟県では、間伐材等の木質バイオマスの利用促進に向けて木質ペレットを普及し、森林の適正管理・利用を促すことで、循環型社会の実現に貢献することを目指しています。
間伐材等の有効な活用
一本の木は、住宅の柱などの建築資材として利用されるほか、紙の原料などとして余すことなく使うことができますが、採算がとれないために、林内に残置されているケースもあります。
間伐等により伐採された木材のうち、未利用のまま林地に残置されている丸太や枝等を有効に活用していくことは重要な課題となっています。
出典:出典:木質バイオマス発電 熱利用をお考えの方へ 導入ガイドブック(一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会)
「木質ペレット」とは
乾燥した木材を細粉し、圧力をかけて直径6~8mm、長さ5~40mmの円筒形に圧縮成形した木質燃料です。木質ペレットは、主に温泉施設等のボイラーやストーブの燃料に使われています。
出典:一般社団法人 日本木質ペレット協会ホームぺージ
新潟県では令和4年において2,866トンの木質ペレットが生産されており、全国第12位の生産量となっています。
木質ペレットストーブの普及
ペレットストーブは、事業所のほか家庭でも設置することができます。
(村上地域振興局の1階ロビー)
木質ペレットストーブの使用にあたって
燃焼性能の良いストーブを選ぶことが大切です。
木質ペレットストーブの使用にあたっては、環境省がガイドブックを作成していますので、こちらも参照してください。
木質バイオマスストーブ環境ガイドブック<外部リンク>
(環境省のページにリンク)
木質ペレットストーブ設置に対する助成制度
木質ペレットストーブの設置には、市町村によっては助成制度がありますので、こちらをご覧ください。
(令和4年度は県内11市町村で助成があります)
募集が終了している場合もありますので、詳しくは、各市町村のホームページ等により確認してください。
木質ペレットの県内取扱事業者
県内の木質ペレット取扱事業者は下記の通りです。
企業名 | 住所 | 電話番号 |
株式会社阿賀ウッド | 〒959-4501 新潟県東蒲原郡阿賀町九島229-7 |
☎0254-95-2112 |
株式会社綿半林業 | 〒957-0122 新潟県北蒲原郡聖籠町三賀288 |
☎0254-27-3477 |
株式会社カエツ工業 | 〒959-2808 新潟県胎内市東牧726-28 |
☎0254-47-2311 |
株式会社アール・ケー・イー | 〒945-0017 新潟県柏崎市荒浜1-3-17 |
☎0257-22-0020 |
高木沢企業株式会社 | 〒948-0102 新潟県十日町市山谷1403−1 |
☎025-752-5170 |
株式会社木島組 | 〒949-1223 新潟県糸魚川市大字中川原新田2285 |
☎025-555-3680 |
各地域での取組
県内各地域での木質ペレットを含めた木質バイオマス活用の取組を紹介します。
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