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佐渡地域
佐渡地域の農業の概要
佐渡島においては、平成20年から朱鷺(トキ)の放鳥が開始されました。佐渡市では、平成19年から人と朱鷺が共生する島づくりを目指した農業を推進しており、平成23年には世界農業遺産(GIAHS(ジアス))の認定を受け、その生物多様性を保全する取組が評価されております。また、佐渡沖を流れる対馬海流の影響で、冬は本土(越後)よりも1~2度気温が高く積雪がほとんど無い気象条件もあって、おけさ柿をはじめとした果樹の栽培が全島的に盛んです。
項目 | 平成22年 | 平成27年 |
---|---|---|
農業経営体数 [単位:経営体] |
5,436 |
4,404 |
経営耕地面積 [単位:a] |
866,448 | 794,188 |
資料:農林業センサス
注:1a(アール)=100m2(立法メートル)
主な農産物
おけさ柿
旬な時期:10月から11月
主な産地:島内全域
「おけさ柿」とは、新潟県で生産される渋柿のブランド名であり、品種は刀根早生(とねわせ)と平核無(ひらたねなし)の2つです。渋抜きは、炭酸ガスとアルコールで行い、「おけさ柿」特有の風味と食感が得られるよう研究されています。
ル レクチエ
旬な時期:12月
主な産地:金井地区、畑野地区、羽茂地区
一度食べれば忘れられない甘みとなめらかな食感、そして鼻に抜ける芳醇な香りが特徴です。
乳製品
主な産地:島内全域
佐渡は畜産業が盛んな地域であり、地域内における農業産出額では、米、果実に次ぐ金額を畜産物が占めています。酪農の分野では、佐渡島内には2つの乳業メーカーがあり、島内の酪農家が生産した新鮮な生乳を原材料に、牛乳、乳製品を製造しています。