【新津】早出川ダム最新情報　～今日の早出川ダム（平成29年6月16日）

印刷文字を大きくして印刷ページ番号：0055116 更新日：2019年3月29日更新

こんにちは、早出川ダム管理所（新津地域整備部　ダム管理課）です。
早出川ダムでは洪水調節、特定かんがい用水などの安全･安心はもとよりダムによる地域振興を目指しています。

早出川ダムとダム周辺の最新情報を随時お伝えしていきます。

これからも「早出川ダム最新情報」へのアクセスを宜しくお願いします。

ダム堤体より上流を望む（平成29年6月16日撮影）の画像
ダム堤体より上流を望む（平成29年6月16日撮影）

ダム堤体より下流を望む（平成29年6月16日撮影）の画像
ダム堤体より下流を望む（平成29年6月16日撮影）

早出川ダム流況・気象情報

　今日の早出川ダムの状況（9時現在）

天気　雨
貯水位　EL．165.12m
流入量　4.12立方メートル/s
放流量　4.21立方メートル/s
気温　16.1℃
水温　15.8℃
気圧　988.4hpa
雨量（換算・24時間累計）　0mm
積雪　0cm

表の解説

早出川ダムでは、色々な気象用観測機器があり、上表のデータは全てダム地点での観測数値です。

天気　ダム管理所から見る天気。
貯水位　ダム貯水池の水位。（数値は標高を表している。新潟県庁の地盤の標高はEL3.6m）
流入量　貯水池に流れ込んでくる河川水の量のこと。流入量を直接測定することは出来ないので、貯水位や放流量等から計算して算出している。
放流量　発電やゲート等の操作によりダムから下流に放流する河川水の量。
気温　ダム構内の百葉箱にある気温計による測定値。
水温　ダム貯水池の水面下50cmでの水温。
気圧　ダム構内の百葉箱にある気圧計による測定値。（単位のhPaは「ヘクトパスカル」と読む。地球上の海抜面の大気圧を平均した標準大気圧は1013hPa）
雨量　ダム管理所屋上にある雨量計による測定値。
積雪　ダム構内にある超音波式積雪計の測定値。

コンジットゲート（常用洪水吐）の動作点検実施

左岸下流から見たダム（平成29年6月14日撮影）の画像
左岸下流から見たダム（平成29年6月14日撮影）

　6月14日にコンジットゲート（常用洪水吐）の動作点検を実施しました。この点検は年に一度洪水期前に毎年行います。
洪水期を前にダムの各設備に不具合がないか点検しているうちの一つです。
　コンジットゲートは左の写真の中央の赤い連絡橋で結ばれた左右のゲートです。
　ダムの水を下流に流すための設備の中でも、流す水の量を調節しながら流すゲートです。ですから、通常の洪水調節にはこのゲートを使っています。
　点検の結果、異常はありませんでした。

点検中の様子（平成29年6月14日撮影）の画像
点検中の様子（平成29年6月14日撮影）

　1門のゲートの大きさは幅3.2メートル、高さ4.0メートルで、重さが17.2トンもあります。
このように重いゲートをセンチメートル単位で精確に動かすための設備の点検は欠かせない作業です。
　コンジットゲートは、ほぼ一年中使っているので、15年間で開閉した回数は14000回以上です。ちなみに、点検の時にしか動かしたことのないクレストゲート（堤頂部のゲート）は同じく15年間で600回程度です。

コンジットゲート1号全開（平成29年6月14日撮影）の画像
コンジットゲート1号全開（平成29年6月14日撮影）