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【長岡】RSウイルス感染症/感染症情報

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0053263 更新日:2019年9月19日更新

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長岡保健所管内における感染症の発生状況等の情報を提供しています。

管内の37週の定点当たりの報告数が5.00と前週の4.75より増加しました。児童福祉施設での集団発生も見られていることから、注意が必要です。

RSウイルス感染症とは?

 RSウイルスによって起こる感染症で、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼすべての小児が感染するといわれています。軽いかぜ様症状から重症な細気管支炎や肺炎などの下気道疾患に至るまで様々な症状を起こしますが、乳幼児期において非常に重要な疾患で、初感染においては30%程度が下気道炎をおこし、1~3%が重症化し入院治療が必要となります。特に生後数週間~数カ月間の時期においては母体からの移行抗体が存在するにもかかわらず、重篤な症状を引き起こします。また、低出生体重児や心肺系に基礎疾患があったり、免疫不全が存在する場合にも重症化のリスクが高いといわれています。なお、RSウイルスに感染しても終生免疫は獲得されないため、どの年齢でも再感染は起こりますが、一般的には年長児以降では重症化はしません。
 潜伏期間は2~8日(通常4~6日)で、感染者のくしゃみ、咳で生じた飛沫の吸い込み(飛沫感染)、あるいは飛沫が鼻、口や目に接触(接触感染)することで感染します。飛沫感染予防にはマスクの着用が、接触感染予防には手洗いが有効です。
 ウイルスは、通常、3~8日間排出されますが、乳児や免疫力が低下した人ではより長期(4週間程度)に排泄される可能性があります。
 治療は基本的には対症療法が中心ですが、早産児や慢性呼吸器疾患を有するハイリスクな乳幼児には、重症のRSウイルス疾患を予防するためにパリビズマブPalivizumab(抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体)という薬を使用する場合があります。
 なお、RSウイルスワクチンは、開発への努力は続けられていますが、依然として研究中であり実用化には至っていません。

発生状況(感染症発生動向調査)

グラフ
長岡保健所管内の定点医療機関(8医療機関)からの報告に基づくグラフです。

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