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【長岡】手足口病/感染症情報
長岡保健所管内の感染症情報を提供しています。
管内の50週の定点当たり報告数が4.63と前週の4.00より増加しました。国の示す警報終息基準の2を超えていることから、引き続き注意が必要です。
手足口病とは?
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどによって起こる感染症で、乳幼児を中心に夏期に流行します。
感染から3~5日の潜伏期間の後に、口の粘膜及び手足に水疱性の発しんが現れます。また、発しんは肘や膝あるいは臀部に現れることもあります。なお、発症者の約1/3に軽度の発熱を伴いますが、高熱が続くことは通常はありません。
基本的には数日間のうちに自然治癒し予後は良好の疾患ですが、まれに髄膜炎、脳炎などの中枢神経系の合併症などのほか、心筋炎、急性弛緩性麻痺などを生ずることもあります。
通常は特別な治療は必要としませんが、口腔内の症状が強い場合には、疼痛のため飲食できなくなることもあるので、その際は脱水症への注意が必要です。
感染経路は、咳をしたときのしぶき(飛沫感染)や便、水疱から出る分泌物(経口感染、接触感染)で、発症してから1週間が最も感染力が強い期間ですが、回復後も2~4週間程度は便からウイルスが排泄されることがあるので注意が必要です。
予防としては手洗いの励行、排泄物への注意が基本となります。
発生状況(感染症発生動向調査)
長岡保健所管内の定点医療機関(8医療機関)からの報告に基づくグラフです。
手足口病に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>