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【長岡】A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶レン菌感染症)/感染症情報
長岡保健所管内における感染症の発生状況等の情報を提供しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶レン菌感染症)とは?
主に小児の間で発生する感染症で、冬季及び春から初夏にかけて多く発生します。
鼻汁、唾液中の溶レン菌の飛散によってヒトからヒトへ感染しますが、食品を介しての経口感染もあるといわれています。
潜伏期間はおおよそ2~5日ですが、潜伏期での感染性については不明です。
症状は、突然の発熱(高熱)、咽頭痛、全身倦怠感があり、しばしば嘔吐を伴います。
通常発熱は3~5日以内に下がり、主な症状は1週間以内に軽快しますが、まれに猩紅熱に発展する場合があります。
予防としては、患者との濃厚接触をさけることが最も重要であり、うがい、手洗いなどの一般的な予防法も大切です。また、マスクを用いた咳エチケットも効果が期待できます。
発生状況(感染症発生動向調査)
管内の第16週の定点当たりの報告数は7.38と、前週の3.50から増加しています。
長岡保健所管内の定点医療機関(8医療機関)からの報告に基づくグラフです。