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【南魚沼】南魚沼地域の景観に配慮した防護柵の整備に関するマスタープラン

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052338 更新日:2006年7月31日更新

7.形状・色彩に関する配慮事項

(1)防護柵形式(車両用防護柵、歩行者自転車用防護柵)

  1. 車両用防護柵は、たわみ性防護柵(ガードレール、パイプ、ケーブル)を基本とする。(防護柵の設置基準P41参照)また、歩車道境界に設置する場合は歩行者が直接触れることに対する配慮(ボルト・ナット等の突起を抑制するなど)を行うことを基本とする。なお、以下の場合において「パイプ形式」または「ケーブル形式」等、透過性の高いものにすることを基本とする。
    河川、湖沼、山並など外部景観に広がりがあり、周辺への眺望を確保する必要がある場合(ガイドラインP30参照)
  2. 歩行者自転車用防護柵(橋りょう、高架に設置されるものを除く)は以下の理由により「横ビーム式」を基本とする。
    • 「縦格子式」に比べ、透過性が高く周辺眺望を阻害しにくいため。
    • レリーフの設置、文字や絵を描くなど付加的装飾を避けるため(ガイドラインP29参照)

(2)色彩

 ガイドラインによる色彩に関する基本的考え方(ガイドラインP35~37参照)や、これまでに述べた防護柵形式の考え方から本プランにおける防護柵の色彩についてまとめると、次の表のとおりとなる。

表-1 「区域別防護柵の色彩」
色彩 市街地・住宅地 田園 河川・湖沼等 山並・樹林地等
ダークブラウン 基本色 基本色 基本色 基本色
(こげ茶色)
10YR2.0/1.0程度
グレーベージュ 基本色では周辺環境と調和せず、重たい印象となる場合 基本色では周辺環境と調和せず、重たい印象となる場合 基本色では周辺環境と調和せず、重たい印象となる場合 ×  
(薄灰茶色)
10YR6.0/1.0程度
ダークグレー     ×   ×  
(濃灰色)
10YR3.0/0.2程度
オフホワイト   ×     ×  
(乳白色)
10YR8.5/0.5程度

色彩の記号はマンセル値(※3)を示す。◎:基本 ○:検討を要する場合 △:やむを得ない場合 ×:適用外

※3「マンセル値」

  • マンセル値は、色を「色相明度/彩度」で表記したもので、色を表現する値として一般に使われる。(例えば、マンセル値10YR8.5/0.5とは、色相が10YR、明度が8.5、彩度が0.5であることを示す)。
  • 色相とは色味を示し、R(赤)YR(黄赤)Y(黄)GY(黄緑)G(緑)BG(青緑)B(青)PB(青紫)P(紫)RP(赤紫)の10色相の頭文字と、その変化を表す0から10までの数字の組み合わせで表示する。
  • 明度は、色の明るさを0から10の値で示したもので、数値が10に近いほど、明るい色であることを示す。
  • 彩度は、色の鮮やかさを示し、無彩色を彩度0として、数値が増えるほど鮮やかな色であることを示す。

 ただし、アルミ製、ステンレス製、メッキ製防護柵については、素材の特性を考慮し、塗装は行わないことを基本とするが、特に景観に配慮すべきと判断される箇所については、表-1で基本とした塗装色に近い色彩で塗装するなど、周辺・景観に配慮することとする。

(3)視線誘導方法

 今まで防護柵の色彩は防護柵による視線誘導を副次的機能として確保するため、白を標準としていたが(防護柵の設置基準・同解説平成10年11月P43参照)、視線誘導については視線誘導標や反射シートの取付、高視認性路面表示など複合的な対策を取ることにより視線誘導機能を確保することを基本とする。(ガイドラインP45参照)なお、各対策の実施にあたっては、以下の点に留意することとする。

防護柵に反射シートを取り付けた写真

  1. 防護柵支柱への反射シート取付
    路肩部は堆砂や雑草の繁茂があるため、出来る限り支柱の上部に取り付ける。反射シートは、反射率の高いものを採用する。
  2. 高屈折率ガラスビーズなどを使用した高視認性路面表示

線形誘導標(矢羽根)の設置写真

c)線形誘導標(矢羽根)の設置にあたっては、道路状況を運転者に対してはっきりと・わかりやすく示し、かつ景観に配慮するために、多種類のものを乱雑に設置しないよう、同一種類のものを整然と配置することとする。

(4)防護柵以外の施設

  1. 本マスタープランでは防護柵についてのみを対象としたが、防護柵以外の道路付属物、道路構造物、道路占用物件等についても、表-1の区分により色彩を統一し、景観の調和を図ることが望ましい。
  2. 規制標識等公安委員会管理施設については、一定の基準で設置されているものであるが、景観の調和にも十分配慮することが望ましい。

その他

a)防護柵を新設・更新する際は、原則として本マスタープランに基づくものとするが、地域の景観と調和しないと判断された場合、防護柵の連続性も充分考慮した上で異なる防護柵を選定してもよい。選定に当たっては、「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン(平成16年3月)」の趣旨を充分踏まえることとする。

南魚沼防護柵マスタープランエリア図

南魚沼防護柵マスタープランエリアの画像

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