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平成31年4月3日 新潟県知事 定例記者会見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0123088 更新日:2019年6月29日更新

(記者会見の動画を新潟県公式YouTubeチャンネルでご覧になれます)<外部リンク>

  1. 日時 平成31年4月3日(水曜日)
  2. 場所 記者会見室
  3. 知事発表項目(10時00分~10時02分)
    • いじめ相談体制の強化について
    • 若手職員による政策提言事業について
  4. 質疑項目(10時02分~10時25分)
    • 新元号の所感と新年度の抱負について
    • 若手職員による政策提案事業について
    • いじめ相談体制の強化について
    • 松本糸魚川連絡道路について
    • NGT48について
    • 県立自然科学館の改修について
    • 塚田一郎国土交通副大臣の発言について

知事発表

いじめ相談体制の強化について

 お手元に資料が配られているかと思いますが、第1点目はですね、昨年度、いじめ対策の総点検を行いまして、順次対応策を講じてきていますけれども、今般の新学期の開始を前にして、児童・生徒からのいじめ相談体制を強化したいと、一部実施しているものもありますけれども、強化してまいりたいと思います。そこにございますように、相談窓口の機能の強化、そしてSNSでの相談を受け付けていますが、その受付時間の延長、そしてスクールカウンセラーの配置を拡充するといった内容でありますけれども、詳細につきましては、この後担当課から皆様にご説明させていただきますので、その中で確認をしていただきたいと思います。

報道資料(いじめ相談体制の強化について)[PDFファイル/80KB]

若手職員による政策提案事業について

 そして2点目ですけれども、内輪の話でもあるのですけれども、庁内の若手職員のですね、政策提案を募集してまいりたいと思っています。これは新潟県様々な課題を抱えておりますけれども、課題解決に向けて、職員の意識を高めるという意味合いも込めまして、政策提案というものを受け付けてまいりたいと思っております。グループを作っていただいて、調査、検討に取り組んでいただいて、まさに事業化、制度化できるような政策の提案をお願いしたいというふうに思っております。私からは以上です。

報道資料(若手職員による政策提案事業について)[PDFファイル/68KB]

質疑

新元号の所感と新年度の抱負について

Q 代表幹事(読売新聞)
 まず先日ですね、新しい元号が令和と定まりましたが、まず、改めてではありますけれども、知事の新元号に対するご所感をお聞かせください。関連してなのですが、新年度が始まったということで、今年度の県政トップとしての抱負をお聞かせいただきたいと思います。

A 知事
 新元号につきましては、当日もコメントを出させていただきましたけれども、新しい元号が県民の皆様に広く受け入れられて、生活の中に定着していくことを願っているところであります。新しい時代の始まりでありますので、希望に溢れた新しい時代となりますよう、県としても魅力ある新潟県づくりにですね、決意を新たに取り組んでまいりたいと、そういうふうに思っております。余談ですけれど、2日前の発表時の最初の印象からですね、結構口にするごとに「令和」という言葉をですね、馴染んでいくような。最初、ラ行で始まる言葉は何となく新鮮な、私個人の感覚かもしれませんが、非常に新鮮な感じがしたのですけれども、だんだん繰り返し繰り返し口にしているうちに、何となく馴染(なじ)んでくるような気がいたします。余談はともかくとして、今年度の抱負ということでありますけれども、建前的に申し上げれば、皆様にこれまでもお話、予算などについても、いろいろご質問いただいてお答えしてきていますけれども、今年度の予算「住んでよし、訪れてよしの新潟県」を目指していく、その第1歩を踏み出す予算というふうに位置付けて、議会でもご理解いただいて認めていただいたこの新しい予算をですね、これから実施に移していくわけで、執行の段階でも、効率的な執行ということに心がけながら成果を出していきたいというふうに思っています。今年度の抱負という意味では、予算に盛り込んだ、様々な事業、政策をしっかり着実に実施に移して、そして一つ一つ成果を出していく、結果を出していくことにこだわっていきたいと思っております。今年度は、これも繰り返し申し上げておりますが、5月のG20新潟農業大臣会合、さらには9月からの国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭、あるいはデスティネーションキャンペーン、そして年が明けますと、スキーアルペン競技のワールドカップと、本当に大きなイベントが続いてあります。新潟の魅力を発信するよい機会でもありますので、交流人口の拡大という部分もございます。しっかりと新潟の情報というものを県内外の方々に広く伝えていきたい、発信していきたいというふうに思っています。以上です。

若手職員による政策提案事業について

Q 新潟日報
 発表事案の2つ目の若手職員の政策提案について、知事改めてなぜこういうコンペと言うか、募集をしようと思ったのかもう少し具体的に。

A 知事
 これまでもですね、例えば業務改善とか対話実践報告というのはあるので、やっているのです。あるいは、大学のゼミの一環のような形でですね、大学教授とグループ一体でですね、政策形成と言いますか政策提案のような研究をしてもらうというのは、これまでもやっています。あるいは、私自身は正直その内容を詳しくわからないのですが、グループ自主研究という自己啓発という観点からですね、そういった自主研究制度などもあります。主に職員のスキルアップとか、まさに自己啓発とか、あるいは本当に身近な業務改善といったものとしてはあったわけですけれども、今回のこの政策提案はもう少しまさに課題解決に向けて柔軟な発想ができるであろう若い人たちにですね、自己研さんというよりもまさに政策の課題解決に向けて、実用性のあると言いますか、実現性のある、実現性の高い政策提案をしてもらいたい。本当にいいものであれば、まさに政策にすぐにでも取り入れていきたいと思っています。そういう意味では、実践的な政策提案という意味合いで募集するものです。

Q 新潟日報
 ちょっと意地悪な感じで質問すれば、本来ならこういうのを募らなくても組織の中で自然と政策が下から上がってこないとだめなのかなともと思うのですが。

A 知事
 それは建前ではそのとおりだと思います。しかしどのような企業でも社内の提案、改善提案とか、いろいろ組織を活性化するためにいろいろな取り組みをやるのはこれもまた常識だと思います。

Q NHK
 今のと関連してなのですが、そもそも政策提案を募るということ自体は、下から上がってきたことですか。

A 知事
 そうです。はい。

Q NHK
 いわゆるトップダウンからボトムアップという感じになるのでしょうけれども、どういった分野が、例えば何かこういうことを政策の中でこういうことを想定しているとかどういう。

A 知事
 まさに想定外のものが出ることを祈りたいですよね。例えば私も含めた幹部が、課題の認識でそんなにずれはないと思いますけれども、例えば人口減少問題というのは非常に大きなテーマでありますが、それに向けてこういうことやったらどうだとか、今まである意味で発想できなかったようなもの。あるいは仮にイメージしていても、それを具体的な政策に落とすことに必要な知識を幹部が持ち合わせていなかったようなもの。そういったところに、若い人たちの発想なり、そういう新しい時代のある意味でスキルとか知識とか技術を持っている方が、政策に落とし込んで提案していただくとかですね、そういうような、まさにもう既に一定年齢に達した幹部では思いつかないようなものが出てくることを期待したいですね。

Q NHK
 やはりこういう形をとるということは中堅から若手職員のモチベーション維持、そういったことも。

A 知事
 そうですね。究極の狙いはそういうところもあります。ただ同時に、先ほどから申し上げて実践的なまさに役に立つものを期待しているところもあります。

いじめ相談体制の強化について

Q 新潟日報
 これは既存のSNS相談の受付時間の延長とかだと思うのですが、それはやはりその各学校を通じて、児童生徒にこういう体制がありますよというのは、当然お知らせできることになっている。

A 知事
 もちろんです。ポスター等を掲示するとか聞いています。詳しくは後で、(担当部局による)発表時に聞いてください。少なくともポスターを貼ったり、何らかカードを渡したりとかそういうことをして知らしめると思います。

Q 新潟日報
 4月から環境が変わってですね、いろいろ新しい進学ですとか進級があると思うのですけれども、知事からそういう生徒さんがいらっしゃったときに、呼びかけとかはありますでしょうか。こういう体制も整っているのでとか、生活に対するアドバイスでも何でもいいのですが。いじめ相談と言うか、広く言えば自殺防止も含めてですね、呼びかけ的なものがありますでしょうか。

A 知事
 まとまった文章でコメントを出すとか、そういうことは予定しておりませんけれども、都度、こういう場でも申し上げておりますし、また教育委員会もいろいろな場面で発信されていますし、各学校の校長以下、管理にあたるメンバーも十分認識をしていると思いますので、児童・生徒にしっかりと1人で悩まずに相談して欲しいということをですね、抱え込まずに口に出す、周りにまさにSOSを出すという、そういったことを促す環境づくりをしっかり進めていきたいと思います。

Q 新潟日報
 昨年、いじめの関係で報告書が出たときに、ご自身からも「仏作って魂入れず」というような話があったと思いますが、4月体制が一通り出そろって、今後魂を入れていくためにはですね、どんなことが重要なってくるのかというのを伺えればと思います。

A 知事
 あのとき申し上げたのは、制度を作っても結局動かすのはその中にいる人たちだというところで、中にいる人たちの自覚というものが、大切だということを言いたかったわけですけれども、これだけある意味社会問題として、多くの方の目に触れ耳にするようになったいじめという問題についての認識はですね、非常に深まっていると私は思います。ですから、今回のこれはまさに手だてですけれど、手だてをこういう形でやっていく。これを運用にあたる渦中にいる人たちは、しっかりといじめ問題の深刻さなり、重要性なりを自覚してこの手だてを運用してもらいたいと、そういうふうに思います。

松本糸魚川連絡道路について

Q 新潟日報
 ちょっと話題は変わるのですが、糸魚川市で松本糸魚川。

A 知事
 はい。道路ですか。松糸道路(松本糸魚川連絡道路)。

Q 新潟日報
 国の補助事業に、新規事業に選ばれましたけれども、このことについて知事がどのように思われているかお聞かせください。

A 知事
 これは、長年にわたって地元の皆さん、その重要性、必要性を訴えてこられた事業でありますし、道路作りであります。私のところにも昨年の秋でしたでしょうか、長野県の沿線に当たる市町村と新潟県の糸魚川市をはじめお越しいただいて、この事業の重要性なり必要性を強くお話しいただいたこともございました。そういうことで私自身も就任以降、国への要望の中で、この松糸道路については常に申し上げてお願いをしてきたところでありました。今回補助事業で採択されたことは大変ありがたいと思っています。おそらく地域の方々も本当に喜んでおられると思います。

Q 新潟日報
 今回採択されたことについては、やはり地元のそういう熱意とか、そういったことが伝わったのだというふうに。

A 知事
 そうだと思います。その必要性なりを国においても、ご理解いただいたのだと思っています。今回加えて言えば、私は東京でいろいろな国への要望活動、関係者の要望活動をした際に、4つほど特に重点事項としてお話ししました。その1つ目は松糸道路であり、それから上沼道(上越魚沼地域振興快速道路)の特に十日町道路です。そして3つ目は磐越道の4車線化の要望、そして新潟県と山形県の朝日温海道路事業の促進、もう1つ言えば、大河津分水路の早期完成ということで、道路について言えば4つ常々要望してきたのですが、いずれもその重要性なり必要性を関係者にご理解いただけたと思っておりまして、今回松糸道路をはじめ、十日町道路についても直轄権限代行が認められましたし、朝日温海道路についても事業予算を増やしていただいてスピードを上げて進めていただけるようでありますし、磐越自動車道の4車線化も一部区間ではありますけれども、4車線化が始まるということで、そういう意味では新潟県の強い要望をご理解いただけたということで大変喜ばしいと思っています。

Q 新潟日報
 事業は今年度から着手ということですが、県として今後こういうふうに進めていきたいというような思いがあれば。

A 知事
 それは一言で言えば、早く完成することを目指していきたいと思いますが、もちろんいろいろな関係者もある話ですし、着々と進めていくというのが妥当な線ではないかと思います。

Q 新潟日報
 救急医療の対策とか災害対策とか期待がありますけれども、あと外国人観光客、観光客の誘致も。

A 知事
 そうですね。仰るとおりです。非常に多面的に機能を発揮すると言うか、重要性があると思っています。仰った災害については、そこは国道148号の1本しかないですし、非常に谷間で災害の影響を受けやすい道路でもありますので、早くこの松糸道路の事業化、完成というのが望まれるところだと思っています。あるいは、北陸から首都圏に入る物流の短絡ルートでもあるのですね。そういう意味では、いろいろな意味で経済・社会的効果のある道路だと思っています。

NGT48について

Q 新潟日報
 NGTグループのテレビですとかラジオですとか、冠番組がすべて終わってしまったりですとか、4月1日からJRが広告の起用を保留するというような話が出ていると思うのですけれども、新潟県としても先日の会見でも仰っていましたけれども、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の起用を保留させていただくというような話が出ていましたけれども、そういった方の中の動きを受けてその後の対応として、何か考えを変えられたことはありますか。

A 知事
 1週間前と何も変わっておりません。繰り返しになりますけれど、NGT48そのものは新潟の大切な魅力だと思っていますので、是非とも早く落ち着いた正常の状態で彼女たちが活躍できる状況になってもらいたいというふうに思っています。ただ、今の段階では県としても、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭のスペシャルサポーターとしての広告出演契約については、ちょっと状況を見極めるために保留をさせていただくという状況です。

県立自然科学館の改修について

Q 新潟日報
 一部改修を予定されていて、2月定例会の補正予算を提案したと思うのですが、地方創生の事業不採択になったということがわかっているのですが、これについては自然科学館の一部改修は、今後どのようにされるお考えですか。

A 知事
 地方創生拠点整備交付金の活用がうまく理解されなかったというのは、そこまでは私も確認していますが、その後どうしようかというところはこれから担当部局と相談していきたいと思います。

Q 新潟日報
 三条で計画していた産学官で進めるものもやはり、そういった事業が不採択になったりとか、結構事業が不採択になるようにみえるのですが。

A 知事
 その2つだけではないですか。

Q 新潟日報
 結構大きな事業が2つ。

A 知事
 そもそも募集の趣旨に合わないと言いますか、合わないわけではないのでしょうけれど、筋が本筋でなかったりとか、野心的だけれども、例えばその募集する側の方の狙いがすぐにでも実現していくようなものを優先したとか、そういう意味では募集の趣旨にうまくのせられなかったものが、その2つだったということだと思います。しょうがないと思います。トライしてみたけれども、説明しきれなかった、説得しきれなかったということで、また少し理屈を考え直してそういう国の支援が得られる仕組みがあれば挑戦していきたいなと思います。

Q 新潟日報
 実際財源は、そういった意味では大幅になくなってしまったわけですけれども、それでも予定通りの改修はしたいという思いではいらっしゃる。

A 知事
 そこはすみません。担当部局とこれから相談させてください。いろいろな財政上の問題もあると思いますので、ただ私自身もとんと行っていませんけれども、大分設備が古くなってるらしいので、何か手当しないと、せっかく子どもたちになりに自然科学をもっともっと興味関心を持ってもらいたいという趣旨で作られた施設が、中途半端に利用されていないのだとすれば、それは何か手だてを講じる必要があると思います。ただお金との兼ね合いで、どういう工夫ができるかということだと思います。

塚田一郎国土交通副大臣の発言について

 あと1点、県政とはちょっと関係がないのですが、塚田国交副大臣が北九州で総理や麻生財務大臣の思いを忖度して、道路事業化したというような発言をされて、その後、撤回、謝罪されているのですけれども、やはり国交省の副大臣という立場で、そういった発言をしたことで、利益誘導ととられるのではないかと指摘されているのですけれども、(知事は)国交省出身でもありますけれども、どのように受け止めていますか。

A 知事
 すみません。発言の事実関係を承知していないのでコメントはできませんけれども、一般的に政治家の方の演説の中での話なのかなと、そういう意味ではリップサービス的な思いがあったのかどうかということだと思います。いずれにせよ、事実関係を承知していないので、コメントは控えたいと思います。

※文中の( )内については、広報広聴課で加筆したものです。


(知事記者会見の一覧はこちら)

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